先週(2020年7月25日)のテレビ朝日系「クレヨンしんちゃん」で放送された、「父ちゃんがテレワークだゾ」の巻。
テレワークで、ウェブ会議を自宅で行うことになる野原ひろし(しんのすけのお父さん)ですが、幼稚園から帰ってきたしんのすけが、自分もウェブ会議に参加したく、邪魔をするという、よくある「あるある」の話ですが、話の中では、新型コロナウイルスが理由で・・・というものは出てきませんでしたが、ついにまさか、クレヨンしんちゃんにテレワークという時事ネタを持ってくるとは思いませんでした。
おそらく、「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」ではテレワークネタは出てこないでしょう。出てくるとすれば、「ドラえもん」「名探偵コナン」くらいでしょうか。ちなみに、コナンとしんちゃんでは連載開始当初は今でいわれる「ガラケー(=ガラパゴス携帯:早い話が、普通の携帯電話)」でしたが、いつの間にか「スマートフォン」を使用し、社会環境変化を取り込んでいます。
さて、私もテレワークを2回やっていますが、いつの間にか、そのシステムは形骸化されてしまい、今までどおりに会社へ出勤という形態に戻ってしまっています。通勤も自家用車であり、渋滞はほとんどないため、新型コロナウイルスへの感染というリスク自体は少ないのですが、時間の効率化や「邪魔が入らない」などでは、職種にもよりますがテレワークは業務の効率化にもつながると思っています。
さてさて、しんのすけのお父さん、野原ひろし、35歳。東京霞が関にある双葉商事の営業第2課係長を務め、35歳にして埼玉県春日部市に一戸建ての家を持ち、専業主婦の妻、長男、長女を養っている一家の大黒柱です。
(映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」での、リアル調のひろし)
2014年には「アニメファンが選ぶ理想の家族キャラ調査2014」で「もっともお父さんにしたいキャラクター」の1位になりました。現実的には難しいところはありそうですが、ひろしのお父さんとしての生き方や人間観などが支持されています。確かに、自分の周りを見渡しても、仕事もプライベートも充実させている人はいないようにも思えます。
「働き方改革」とか、今回の新型コロナウイルス感染症に伴う、「新しい生活様式」とか、いろいろとありますが、実態は何も変わらず、旧来型の長時間労働は当たり前のように続いていますし、一部では「接待を伴う飲食」も続いているようです。「クレヨンしんちゃん」の連載が始まった1990年の日本はバブル真っ盛りで、ひろしは残業が多く、約1ヵ月の長期出張(大阪)や「接待ゴルフ」という場面など、会社への帰属意識は強いものでした。
でも、いつの間にか、仕事と家庭のバランスを取るようになり、ときには仕事よりも家庭を大事にするような場面も多くなってきています。
私自身、会社生活も片手で指折り数えられるような年齢になっており、今年からは自分の業務よりも後進育成を兼てサポート業務を多めにしてきています。そんな中で目立つのが、なかなか業務がスケジュールどおりに進んでいないこと、確かに面倒だと思うことや難しいこともあると思います。仕事では、後回しにすることで手遅れになり、周囲にも迷惑をかけることもあります。嫌な仕事から片付けるのが原則だと思います。
■嫌なことはさっさと終わらせちまった方がいいんだぜ
これは、ひろしが歯医者に行くのを嫌がるしんのすけを説得するためのセリフです。後回しにしてもいいことは何ひとつありません。今やっても、後でやっても、結局やらないといけないことに変わりはないのです。嫌なことはさっさと終わらせるに限ります。でも、嫌なことを後回しにしてもいいのは小学生くらいまででしょうから。
■誰でも最初はそうさ。そうやって一人前になっていくんだよ。誰かにグチでも聞いてもらってクヨクヨしないことだね
失敗ばかりで上司に叱られ、落ち込む新人OLに、ひろしがアドバイスしたときのセリフです。若いうちは失敗をして当たり前ですし、失敗を重ねて成長すればいいです。私の会社は、まだ1人や2人の失敗で事業が傾くことはないでしょうし、周りもフォローしてくれます。怒られているうちがまだマシです。歳とってくると怒られることはなくなってしまいますしね。また、誰かに頼ってストレスをため込まないようにしませんとね。
■仕事ってのは楽(らく)じゃないけど、楽(たの)しいこともあるんだ
緊張する新人社員に対してのひろしのセリフです。世の中には緊張する場面に遭遇することがあります。避けてしまえば、その場では楽かもしれません。しかし、楽なほうばかりを選んでいると達成感はなくなります。面倒なことが解決できたときには、その仕事が楽しいと思えるはずです。
ひろしは常に明るく前向きに物事に取り組みます。家族からは「情けない父ちゃん」とはいわれていますし、自覚もしています。でも、まずは、等身大の自分を受け入れ、「ここぞ」との場面では、心の強さも持っています。
最近は、自衛の意味もあって、自主的外出自粛自制中の自称自由人の自分は自家で自省することもあります。ひろしになる必要はないと思いますが、ひろしのような仕事も家庭も大事にする生き方でありたいですね。
新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、日々新型コロナウイルスと戦っている医療関係など、私たちの命と生活を守るために働いてくださっている関係者の方々に、心からの敬意と感謝いたします。
どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
また、このたびの豪雨による未曾有の被害が報じられ、お亡くなりになられた方々には心からお悔やみ申し上げますとともに、被災された多くの皆様に心からお見舞い申し上げます。
どうか一日も早い復興と皆様の日常が1日にでも早く取り戻せますように、心からお祈り申し上げます。
私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。