ラグビーと言えば全天候型のスポーツです。雨の中でも雪の中でも、真夏の暑い中でも試合があります。以前も、大雨の中で競技場へ行ったときに試合をやっていたくらいですから(http://blog.goo.ne.jp/full-count/e/a2eccc11186c516a33de2f3ff8031f4e)。それでも雷雨となれば危険なため、中止になることがあるそうです。
試合会場の到着した時には雨と霧。「この中で本当に試合やるの?」という感じでした。野球でしたら完全に中止です。昨日の阪神甲子園球場は興業のためとはいえ、普通でしたら中止です。でも、「ラグビーでしたら試合をやっているかも?」と近づいてみますと案の定、試合中でした。
三年生にとっては、高校ラグビーの最後になる大会です。その思いはどのスポーツでも同じですし、いい天気の下で、思いっきりやってもらいたいです。
その思いが天に通じたのか、(私的に)注目の第二試合開始前には雨も小降りになり、霧も晴れて、ちょうどいいコンディションとなりました。
中信合同チームのキックオフで試合が始まった直後のプレーでケガ人が出て、風雲急を告げる波乱の幕開けでした。
そして、試合再開となると、文字どおり雨と霧と風で視界不良。しかし、試合は続けられており、何も見えないところで主審の笛の音。「何、何、何?」「どうもトライされたみたい」という感じ。その後のコンバージョンキックも決められたようで0-7。
プレー再開後、本当に何も見えない、はるか遠いところで主審の笛。再び「何、何、何?」「どうもトライしたみたい」という感じでしたので、一応フィールドへ向けて拍手。さらにゴールも決まったようでしたので、再びフィールドへ向けて拍手。これで7-7の同点に追いつきます。
しかし、喜んでいたのもつかの間。再び攻め込まれている様子で、霧の億のかすかに見える黒い塊がゴールラインを割ったところで主審の笛の音。三度「何、何、何?」「どうもトライされたみたい」。その後のコンバージョンキックも決められたようで7-14。
ここでいったん試合が中断。5分後の状況で再開の判断とのことです。これは、嫌な予感がしてきます。
野球の場合には、試合が規定のイニングを終了していれば正式試合として認められ(公認野球規則では試合成立の規定を5回。大会の規定等により5回でない場合もあり得ます)、片方のチームがリードした状態なら「ゲーム」、同点で終了した場合は「タイゲーム」を宣告し、試合を終了させます。
ラグビーではよく分かりません。時間なのか、前半終了時なのか。5分後では判断がつかず、次は約12分後の12時ちょうどに判断するとの連絡です。ちなみに嫌な予感というのは、このままズルズルと判断を伸ばし、1時間くらいたってから「中止です」というものでしたが、12時になって「試合中止」となりました。
試合は10月17日(火曜日)に岡谷工業高第二グラウンドで第二試合、第三試合が行われる予定です。
なお、第二試合については、0-0の試合最初から開始するそうです。
■第一試合
下伊那農業高 7-62 飯田高
(前半0-26、後半7-36)
■第二試合
北信合同 - 中信合同
(前半 -、後半 -)
■第三試合
伊那北高 - 飯田OIDE長姫高
(前半 -、後半 -)