皮肉やあてこすり、叱責、誹謗中傷、心ない言葉、など・・・。
インターネットなどでいろいろと問題になっており、誰の周りでも目にすることが多かれ少なかれあります。私も、このブログにおいて「誰かを傷つけたり」「誰かを不愉快にさせたり」していないだろうかと、自分なりに気を付けていますが、もしも、そのようなことがありましたら、申し訳ございません。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、各自治体が感染された方やその家族、または医療や介護の現場の最前線で働く関係者など社会生活を支えるため日々奮闘している多くの関係者やそのご家族に対する差別・偏見やいじめなどをしないでと呼びかけてきています。
福岡県では、「新型コロナによる偏見や差別。福岡からなくしていきましょう」、鳥取県米子市では、「新型コロナウイルスに関する人権侵害を防ぐ、3つの宣言」、千葉県松戸市が「人権尊重緊急宣言」など、発表しています。
2020年7月末まで感染者が報告されていなかった岩手県では、最初の感染者への非難もあったとして、達増拓也知事が7月29日にTwitterで、「感染者を誹謗中傷、デマ、差別などから守るためには、鬼になる必要もありです」と述べています。
人権は、いかなる場合でも尊重されるべき基本的な権利であり、このような差別や偏見は決して許されるものではありません。また、感染のリスクは誰にでもあります。一部、不逞の方もいますが、なった人に責任はないと考えます。
■感染は誰にでも起こる可能性があり、感染者は非難される対象ではなく、守られるべき存在です。もしも、「自分が感染したら」と考えた時、ほかの人からされたら嫌だと思うことは、ほかの人にもしないという気持ちを持ちたいです。
■感染された方だけでなく、その職場、家族などへの誹謗中傷や差別的な行為があれば、熱があっても隠すようになってしまい、具合が悪くても、元気なふりをするようになり、感染の表面化を遅らせ、感染拡大防止の妨げになってしまいます。もしかすると、回りまわって自分が感染してしまう可能性だってあります。
■感染していないにもかかわらず感染だという噂を流され、本人のみならず、家族や勤務先などへの風評被害を生まないために、誤った情報や不確かな情報をむやみに拡散しないようにしましょう。
ほとんどの場合、できることといったら、ただ「ガマンする」だけです。距離を置きたいけれど、仕事関係や親族、ご近所付き合いなど、どうしても離れられない人もいます。
でも、しがらみに負けて何も言い返せず、言われるがままというのもよくないことです。ガマンし続けることによって、相手をさらに調子づかせてしまいます。一方で、相手のペースに合わせて応戦すれば、相手は興奮し、ますますヒートアップしてしまいます。
自分よりも高圧的な態度の人と接すると、ほとんどの場合、頭が真っ白になってしまいます。たとえば、仕事の中でいきなり怒鳴りつけられた場合、詳細も分からないまま即座に謝罪すれば、負けを認めたも同然となります。だからといって、言葉を選んでいて返答を遅らせてしまえば、相手はさらに強力な攻撃で追い打ちをかけてくる可能性もあります。
でも、とっさに「うまい切り返し」ができるとは限りません。ですが、こんな場合は、とにかく即座に相手にリアクションを返すことが重要だそうです。相手の話を反射的に「要約して返す = ちょっとだけ反撃」だけでいいそうです。これなら、心が動揺していても何とか対処できるはずです(そうそう、すぐに上手くは出来ないかも知れませんが)。
これによって、相手の苛立った感情をある程度やわらげられる効果があるそうです。つまり、「相手の話を要約して返す」ということは、「話をちゃんと聞いていますよ」「まずは、あなたの話を受け入れますよ」というメッセージとなり、相手に冷静に考えさせる効果もあります。
誹謗中傷に悩まされているというニュースやSNSが多く、精神的にも疲れます。SNSは本来もっと楽しいものであるべきだと思います。
本来ならば、自分が誰かを攻撃したくなるくらい嫌なことならば、そもそも見ない方がいいと思いますし、限りある大事な時間をムダにしてもったいないことだと思います。
そして、現在、本当に闘わなくてはいけない相手は、「ウイルス」と、一人ひとりの心の中にある、「恐怖」であり、決して、「人」ではありませんから。私は、人が団結し、励ましあい、応援し合うことによって、この困難は乗り越えることができると信じています。
そして、一人ひとりがそれぞれの場所で、立場で、今日、自分ができることに取り組んで行きましょう。
新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、日々新型コロナウイルスと戦っている医療関係など、私たちの命と生活を守るために働いてくださっている関係者の方々に、心からの敬意と感謝いたします。
どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
私のブログにお越しいただいてありがとうございます。また、明日、ここで、お会いしましょう。