私のブログにお越しいただいてありがとうございます。どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。
不謹慎な内容を書いてあるかも知れませんが、現在の私の心境です。また、大げさに言っているわけでも、イタズラに煽っているわけでもありません。
また、不安に感じさせてしまったりしたら、大変申し訳ありません。よって、以下はお読みいただかない方がいいかも知れません。
さて、私は戦争体験していない世代です。正確には私が生まれた後に、日本が巻き込まれるような戦争について実体験をしていません。
まだ、私が若かったころ(中高生?)の「ソビエト連邦のアフガニスタン侵攻(1979年)」「イラン・イラク戦争(1980年)」「フォークランド紛争(1982年)」は遠い国の出来事のように考えていたことがありました。1990年の湾岸戦争は社会人になってからでしたが、出張中のホテルのTVニュースで観ていた際も、これからの生活環境変化に不安に感じたものの、現場としては遠い場所の出来事であり、それほど脅威に考えることはありませんでした。
今、新型コロナウイルス感染が世界中に拡大して、世界各国の指導者が、「新型コロナウイルス対策は戦争」だと発言しており、まさしく、世界的情勢はさながら、人類と新型コロナウイルスとの「第三次世界大戦」の様相ではないかと思えます。
2020年、世界がこのような状態になると誰が予想したでしょうか。
少なくとも、私は2010年の年明けは、例年どおりにテレビを観たり、お節料理を食べていたりと、例年どおりのお正月を迎えていました。
中国で2019年12月末に新型コロナウイルスが最初に発生して以降、日本時間の2020年4月3日午後8時までに、188の国・地域で少なくとも約103.5万人の感染が確認されています。多くの国では現在、入院が必要な人に対してのみ検査を実施していることもあり、実際の感染者はこれよりも多いと考えます。また、残念ながら亡くなった方は約5.3万人となっています。
最も感染が深刻なのは、米国で感染者約23万人/亡くなった方約5600人、次にイタリアで感染者数約11万5000人/亡くなった方約1万4000人、そして、スペインが感染者数約11万人/亡くなった方約1万人となっています。
感染源とされる中国本土(香港とマカオを除く)は感染者約8万人/亡くなった方約3300人となっています。
英国の公立研究大学インペリアル・カレッジ・ロンドンでは、新型コロナウイルスによって亡くなる方の数は、感染拡大を抑止するための迅速かつ厳格な措置を取ったとしても、今年世界で180万人に達する可能性があるとの研究結果を発表しています。
ちなみに、湾岸戦争においては約10万人の一般市民が戦争による影響で犠牲になったと推定されている数字からしますと、いかに大きな数字であるかとわかると思います。
ただし、研究では各国政府が検査や検疫、厳しい外出制限や対人距離の確保(ソーシャル・ディスタンシング)といった厳格な公衆衛生対策を迅速に導入すれば、数千万人の命を救うことができるとしています。
一方で、介入が一切されなければ、新型コロナウイルスは今年中に地球上のほぼすべての人に感染し、4000万人が亡くなる可能性があるともしています。ちなみに、第二次世界大戦で亡くなった方の総計は約5000万〜約8000万人とされています。
過去の話でも、遠い国での話ではありません。目には見えていないものの、脅威は確実に身近に迫って来ていると考えていいと思います。
戦争では、いくら身を守っていても戦いに巻き込まれて、多くの大切な命が失われてしまうことがあります。でも、この新型コロナウイルスに対しては、まだ勝機は見いだせてはいないものの、一人ひとりの行動によって、多くの大切な命を守ることができると思います。
戦後の日本は焼け野原から立ち直りました。今の状態がどれくらいの時間がかかるか分かりませんが、命があれば今回も乗り越えると思います。