「バトルロイヤル（Battle Royal）」とは、プロレスなどで見られる試合形式の1つです。3人以上の個人またはチームが同時に戦い、自分または自分たち以外はすべて対戦相手という状況において、失格にならずに最後まで勝ち残った個人またはチームが最終勝者となります。
一般的には参加選手が一堂に会してから試合を始める形式ですが、参加選手が時間差で次々と入場してくる形式もあります。また、「負け残りバトルロイヤル」というものがあり、これは通常のバトルロイヤルと違い、勝った選手から退場し、最後に負けた選手が「一番弱いレスラー」と認定する、独特な緊張感を味わえるものもあります。
さて、新東名高速道路（新東名）の静岡県･新清水JCTから北へ、中央自動車道（中央道）の山梨県･双葉JCTをつなぐ自動車専用道「中部横断自動車道（中部横断道）」が2021年8月29日に全ルート開通しました。これにより、東名・新東名と中央道が高速道路で直結し、新清水JCT～双葉JCTの所要時間は約1時間35分で結ばれるようになります。
また、静岡県～山梨県の高速ルートといえば、2021年4月に新東名の御殿場JCT～新御殿場IC～国道138号御殿場バイパス～須走道路が開通し、御殿場JCT～大月JCT間が約50分で結ばれるようになっています。
土日や休日の午後など、東名上り線の静岡県・神奈川県境付近や神奈川県内では渋滞が発生し、東京ICまで平時よりも1～2時間ほど長くかかることがあります。また、中央道でも神奈川県･東京都境にある小仏トンネル周辺を先頭に激しい渋滞が発生することがあります。
これらの2つの新ルートが開通したことによって、中部横断道などを利用して空いている方へ移る、といったルートの選択の可能性が生まれます。
そこで、長野県松本市から東京都へ向かう際の所要時間を負け残りバトルロイヤル形式で比較してみました（中日本高速道路株式会社（NEXCO中日本）HPにて計算）。なお、最新の交通状況や費用などは各自でご確認願います。
ルール：所要時間（目安）の短いルートが勝者
出発地：松本IC（長野県松本市）
出発時間：平日の08時00分
目的地：東京IC（東京都世田谷区）
車種：普通車
その他：渋滞は考慮していません
■正規軍ルート1
所要時間：2時間52分（約234.6km）
→ E19 長野自動車道 / 08:18 岡谷JCT
→ E20 中央自動車道 / 10:09 八王子JCT
→ C4 圏央道 / 10:31 海老名JCT
→ E1 東名高速道路 / 10:52 東京IC
■正規軍ルート2
所要時間：3時間10分（約214.1km）
→ E19 長野自動車道 / 08:18 岡谷JCT
→ E20 中央自動車道 / 10:17 八王子IC
→ E20 中央自動車道 / 10:28 調布IC
→ 一般道 / 11:10 東京IC
■革命軍ルート1
所要時間：3時間29分（約272.2km）
→ E19 長野自動車道 / 08:18 岡谷JCT
→ E20 中央自動車道 / 09:42 大月JCT
→ E68 中央自動車道 / 09:59 富士吉田IC
→ E68 東富士五湖道路 / 10:17 須走IC
→ 国道138号バイパス / 10:33 御殿場IC
→ E1 東名高速道路 / 11:29 東京IC
■革命軍ルート2
所要時間：3時間36分（約307.9km）
→ E19 長野自動車道 / 08:18 岡谷JCT
→ E20 中央自動車道 / 09:05 双葉JCT
→ E52 中部横断自動車道 / 10:09 新清水JCT
→ E1A 新東名高速道路 / 10:38 御殿場JCT
→ E1 東名高速道路 / 11:36 東京IC
■正規軍ルート3
所要時間：3時間41分（約243.3km）
→ E19 長野自動車道 / 08:18 岡谷JCT
→ E20 中央自動車道 / 10:17 八王子IC
→ 国道16号 / 10:26 打越IC
→ 八王子バイパス / 10:31 相原IC
→ 国道16号 / 11:15 新保土ヶ谷IC
→ E83 横浜新道 / 11:19 保土ヶ谷IC
→ E83 第三京浜道路 / 11:32 玉川IC
→ 一般道 / 11:41 東京IC
■正規軍ルート4
所要時間：3時間41分（約274.9km）
→ E19 長野自動車道 / 08:18 岡谷JCT
→ E20 中央自動車道 / 10:36 高井戸IC
→ 首都高速4号新宿線 / 10:44 西新宿JCT
→ 首都高速中央環状線 / 10:57 大井JCT
→ 首都高速湾岸線 / 11:02 昭和島JCT
→ 首都高速1号羽田線 / 11:05 羽田IC
→ 首都高速神奈川1号横羽線 / 11:16 生麦JCT
→ 首都高速神奈川7号横浜北線 / 11:25 横浜港北JCT
→ 首都高速神奈川7号横浜北西線 / 11:33 横浜青葉JCT
→ E1 東名高速道路 / 11:41 東京IC
■ヒール軍ルート1
所要時間：5時間23分（約507.1km）
→ E19 長野自動車道 / 08:18 岡谷JCT
→ E19 中央自動車道 / 10:15 土岐JCT
→ C3 東海環状自動車道 / 10:39 豊田東JCT
→ E1A 新東名高速道路 / 12:25 御殿場JCT
→ E1 東名高速道路 / 13:23 東京IC
■ヒール軍ルート1
所要時間：5時間26分（約508.1km）
→ E19 長野自動車道 / 08:18 岡谷JCT
→ E19 中央自動車道 / 10:15 土岐JCT
→ C3 東海環状自動車道 / 10:39 豊田東JCT
→ E1A 新東名高速道路 / 12:25 御殿場JCT
→ E1 東名高速道路 / 12:59 伊勢原JCT
→ E1A 新東名高速道路 / 13:03 海老名南JCT
→ C4 圏央道 / 13:05 海老名JCT
→ E1 東名高速道路 / 13:26 東京IC
■ヒール軍ルート2
所要時間：5時間30分（約509.4km）
→ E19 長野自動車道 / 08:18 岡谷JCT
→ E19 中央自動車道 / 10:15 土岐JCT
→ C3 東海環状自動車道 / 10:39 豊田東JCT
→ E1A 新東名高速道路 / 12:08 新富士IC
→ 西富士道路 / 12:12 富士IC
→ E1 東名高速道路 / 13:30 東京IC
■ヒール軍ルート3
所要時間：5時間48分（約531.3km）
→ E19 長野自動車道 / 08:18 岡谷JCT
→ E19 中央自動車道 / 10:21 小牧JCT
→ E1 東名高速道路 / 10:26 小牧IC
→ 名古屋高速11号小牧線 / 10:32 楠JCT
→ C2 名古屋第二環状自動車道 / 10:48 名古屋IC
→ E1 東名高速道路 / 11:01 豊田JCT
→ E1A 伊勢湾岸自動車道 / 11:04 豊田東JCT
→ E1A 新東名高速道路 / 12:50 御殿場JCT
→ E1 東名高速道路 / 13:48 東京IC
■ヒール軍ルート4
所要時間：5時間49分（約532.8km）
→ E19 長野自動車道 / 08:18 岡谷JCT
→ E19 中央自動車道 / 10:21 小牧JCT
→ E1 東名高速道路 / 10:30 名古屋IC
→ C2 名古屋第二環状自動車道 / 10:49 名古屋南JCT
→ E1A 伊勢湾岸自動車道 / 11:05 豊田東JCT
→ E1A 新東名高速道路 / 12:51 御殿場JCT
→ E1 東名高速道路 / 13:49 東京IC
■ヒール軍ルート5
所要時間：5時間54分（約537.2km）
→ E19 長野自動車道 / 08:18 岡谷JCT
→ E19 中央自動車道 / 10:21 小牧JCT
→ E1 東名高速道路 / 10:26 小牧IC
→ 名古屋高速11号小牧線 / 10:32 楠JCT
→ 名古屋高速1号楠線 / 10:38 東片端JCT
→ 名古屋高速都心環状線 / 10:41 鶴舞南JCT
→ 名古屋高速3号大高線 / 10:54 名古屋南JCT
→ E1A 伊勢湾岸自動車道 / 11:10 豊田東JCT
→ E1A 新東名高速道路 / 12:56 御殿場JCT
→ E1 東名高速道路 / 13:54 東京IC
■ヒール軍ルート6
所要時間：6時間1分（約541.5km）
→ E19 長野自動車道 / 08:18 岡谷JCT
→ E19 中央自動車道 / 10:21 小牧JCT
→ E1 東名高速道路 / 10:30 名古屋IC
→ C2 名古屋第二環状自動車道 / 10:36 高針JCT
→ 名古屋高速2号東山線 / 10:46 丸田町JCT
→ 名古屋高速都心環状線 / 10:48 鶴舞南JCT
→ 名古屋高速3号大高線 / 11:01 名古屋南JCT
→ E1A 伊勢湾岸自動車道 / 11:17 豊田東JCT
→ E1A 新東名高速道路 / 13:03 御殿場JCT
→ E1 東名高速道路 / 14:01 東京IC
結果としましては、通常の場合には正規軍ルートが安心できる戦い（移動）ぶりですが、試合（渋滞）の状況によっては革命軍ルートは役に立ちそうです。
一方で、ヒール軍ルートは普段の試合では見事な暴れっぷり（所要時間の長さ）ですが、正規軍ルートが試合で混乱した場合には、最終的に互角の勝負となりそうです。
ただし、入場料は高くついてしまいますので、どのように判断するかは個人の好みだと思います。
今日も、私のブログにお越しいただいてありがとうございます。
今日がみなさんにとって、穏やかで優しい一日になりますように。そして、今日みなさんが、ふと笑顔になる瞬間、笑顔で過ごせるときがありますように。
どうぞ、お元気お過ごしください。また、明日、ここで、お会いしましょう。
