「芸能人格付けチェック! これぞ真の一流品だ!」というお正月恒例番組があります。
芸能人がチームを組み、味覚や音感など6つのジャンルごとに一流品と普通品(?)の鑑定に挑み、一流芸能人であれば正解して当然であるという問題が出題されます。
間違えてしまうと、肩書きが、一流→普通→二流→三流→そっくりさんとランクが変わり、最後には「テレビに映す価値なし」ということで、TV画面から消えさってしまうものです。
さて、
「三流は人の話を聞かない。
二流は人の話を聞く。
一流は人の話を聞いて実行する。
超一流は人の話を聞いて工夫する」
これは将棋の羽生善治さん(王位・王座・棋聖)の言葉です。
私もそうですが、多くの人は人の話を「ほとんど」聞いていないと思います(特に相手が偉そうな人ですと)。
大体が、聞いたふりをしながら、次に自分が言うことを考えていたりしています。
まあ、だから私は三流なんでしょうけど。
で、話を聞くだけで終わってしまい、「ああ、いい話だったね」で聞いたことで満足してしまうというのでは、二流どまりということなのでしょう。でも、少しは進歩です。
とりあえず、聞いたことをやってみるのが一流。出来る出来ないというのではなくて、何しろ試してみることです。
でも、何の工夫もせずに、同じことを繰り返しているだけではダメなのですよね。
そして、その上で、改善や工夫、仕組化をしていくことで、超一流とはいかなくても、それこそが成長できる人となるのですよね。
その人が持っているベース(基礎)というものがあるのは判っているのですが、チームの中では同じ練習をしているのに、大きな差が出てきます。
もちろん、個人での練習量の違いもあるかもしれませんし、センスもあることかもしれません。
でも、それだけだとは思えません。
練習なんかは正直面白いものではないでしょう。毎日、毎日同じようなことの繰り返しですから。
そこで、つまらない、苦しいなと思っていたら、そこで自己成長は終わってしまうような気がするのです。
勉強でも野球でも限界前に自分で諦めちゃう。それを判断するのは自分。自分で決めちゃうのですよね。
じゃあ、どうするの?
やっぱり、限界ギリギリのところまで自分を追い込むことです。
そうすると、新しい、違う世界が見えてくるのです。
別に超一流にはならなくてもいいですが(なってくれた方がいいのですけど)、工夫して、取り組む姿勢を見せて欲しいですよね。
そして、それはいつやればいいのか?
「いつやるか?」
応えはもちろん
「今でしょ!」