一方、こちらのグラウンドでは、まだ六回途中。
いくら、高校野球のテンポが早いと言ってもあちらは九回制。
一方の中学野球は七回制。
ほぼ同時刻に試合開始となったのですが、こうも終了時間に差が出るとは思いませんでした。
さて、甲子園ではとっくに第二試合が始まっています。
こちらは約30分のインターバル(グラウンド整備など)を開けて行われた第二試合。
一回の表裏が終わったところで、30分経過です。
これは長期戦を覚悟して、ライト後方にある日陰へと自主避難をします。
吹き抜ける風が冷たく、心地よいです。
さて、試合の方は案の定の長時間戦。
相手チームの「おーい、レフト大丈夫かー?」という、チームメイトを気遣った掛け声がグラウンドに響きます。
それでもイニングは進んでいきますが、七回を前にして六回で試合終了とすることに。
時刻は0時45分。

具合の悪くなる子はなく、一番暑くなる前に試合を打ち切りです。この選択は正解です。
この日の試合テーマは2つあったと思います。
その1つが暑い中での練習試合。
こう、暑いと、野球でなくても、緊張感も集中力も途切れがちとなり、いい加減なプレーが続出することが多いです。
また、それは野球の質を落とすとともに、ケガなどに繋がるプレーにもなりかねません。
別に、それは暑い日に限らず、雨の日や寒い日にだって同じことが言えます。
だからこそなんですよね。
こういうコンディションの試合のときこそ、試合相手以上に自分自身に勝たなくてはいけないのは。
暑いからこそ、準備をしっかりとする。
暑いからこそ、プレーに手を抜かない。
暑いからこそ、周りに声をかける。
こんな試合経験は、なかなかできるものではありません。
この3時間45分で、何を学んだか、何を次に繋げていくかです。