ロンドンのクリスマスショップで働いているケイトはいろいろと不運続きだった。
そんなある日、ケイトはクリスマス商戦でエルフ(妖精)に扮してお客さんを呼び込むことになった。しかし、仕事に集中できないケイトは店長に注意を受けます。ケイトは店の窓からしきりに上の方を見ている男をみかけ外にでます。男は珍しい鳥がいると教えてくれました。ケイトが見上げると鳥の糞が顔に落ちてきてしまいます。
ケイトは歌手を目指しており、オーディションを受けていますが採用されません。
ある日のこと。ケイトが出勤するとお店が荒らされています。店長はケイトに「昨日鍵をかけ忘れたわね。こうやって窓を割っておくと、保険は降りるけれど、あなたは私に法を破らせた」といいました。
落ち込んでいるケイトは、また偶然にも男と出会います。男はトムと名乗り、「散歩に行こう」と声をかけてきました。
トムと過ごす時間は楽しかったのですが、トムは携帯を戸棚にしまっていて持ち歩いていないらしく、連絡できないケイトはトムが現れるのを心待ちにするようになりました。
トムと会えたケイトは自分の悩みを打ち明けます。心臓移植をして、誰かの心臓をもらったけれど自分は生きている感覚がないこと、ずっと特別な子として扱われてきたのに、手術が成功すると急にみんなが普通にしろといい、混乱していることなど。
トムはそんな今までのケイトと、これからのケイトにアドバイスするように語りかけます。
「日常の小さな行動がその人をつくる。君なら誰かのためになるなるようなことをすべきだよ」
「ラスト・クリスマス(Last Christmas)」は2019年11月8日に米国で公開された映画です(日本では2019年12月6日に公開)。主演はケイト役がエミリア・クラークさん、トム役がヘンリー・ゴールディングさん。
ワム!(Wham!)が1984年に発表した同名の楽曲をオマージュした作品になっています。
「日常の小さな行動がその人の人格を決める」
それはトムが誰かからいわれて自分自身を変えるきっかけになった言葉だそうです。つまり、自分で自分を作っていくことができるということを意味しているとのことです。
トムと出会うまでのケイトは自分のことも他人のことも、何も気にかけることができない、大切に思うことができませんでした。だから、周りの人からも大切にされるようなことはありませんでした。
しかし、トムと出会ったことで自分が何に悩んでいるのか、その気持ちを聞いてもらうことができたことで、ケイトの気持ちは少しづつ変わっていき、ケイトは人生が楽しくなっていきます。
自分を大切にすることが、他人を思いやることができるようにもなっていく。
サンタクロースは、自分の心の中にもいるのです。
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