野球小僧

自転車の正しい乗り方の歌 / HONEBONE

カワグチ(Kawaguchi)さんと米国人ハーフのエミリ(EMILY)さんによる男女フォークデュオ「HONEBONE(ホネボーン)」。

2014年より2人組としての活動を開始し、アコースティックギターと歌のみのスタイルで、日本語にこだわった実体験を元にした飾らない歌詞が人気を集めています。ライブでは、「ギター漫談」とも評されるエミリさんのMCと「顔面ギター」カワグチさんのパフォーマンスで笑いあり涙あり、「ネガティブなのにスカッとする」と評判とのことです。

2020年にインディーズバンドとしては異例の単独冠番組「うたう旅〜骨の髄まで届けます〜」がNHK BSプレミアムで放送され、旅先でさまざまな人たちと出会い、そこで働く人たちが心の奥底に抱えている本音をギターと即興の歌で唄っていました。この即興の歌がとってもよくできていて、本当に即興で作ったとは思えない素晴らしい出来栄えで「心に刺さる」「どうしようもなく涙が流れる」と話題を集めていました。

さて、そんななか、「自転車の安全な乗り方を呼びかける楽曲」を警視庁から制作依頼されて発表(2021年6月29日)したのが、「自転車の正しい乗り方のうた」です。

歌詞には「一時停止も必ず止まる」「イヤホンとってペダルこいで」と、自転車のルール小気味良いメロディーに乗せています。贈呈式の場で歌を披露した2人は「1度聴いただけでメッセージが伝わるようにはっきり歌うことを意識した。いろんな世代の人に、楽しく口ずさみながら自転車のルールを知ってもらいたい」と話したているだけに、一度聴いたら、耳に残る歌詞とメロディーです。

歌詞の中にもでてきますが、「自転車保険」の加入を義務づける自治体が増えてきています。これは、自転車事故における被害者救済の観点から、各地方自治体が条例によって義務化しているのです。

警察庁が公表している「令和2年における交通事故の発生状況等について」によりますと、対自動車事故における出会い頭衝突事故では、自転車にも約80%の法令違反が認められるそうです。

また、一般社団法人日本損害保険協会の発表では、自転車による加害事故は1万3982件で、自転車事故全体に占める割合は20.7%にとのことで、このうち「安全運転義務違反」による加害事故は58.3%と、最も高い割合で発生しています。

安全運転義務違反の例
・片手運転など、他人に危害を及ぼすような運転
・ブレーキのかけ方が甘いなど、他人に危害を及ぼすような運転
・ぼんやりしながら「漫然運転」したり、ほかの事物に気を取られて「脇見運転」したりして前方への注意を怠り、他人に危害を及ぼすような危険な運転
・いわゆる「だろう運転」のように、車や歩行者など相手の存在を認識しているにもかかわらず、危険はないだろうと判断して相手の動静に対する注視を怠るような運転
・前方や後方、左右の安全確認が不十分だったことにより、相手の存在を見落としたりして発見が遅れたり、交差点でほかの自動車に気を取られ、歩行者を見落としてしまうような運転
・歩道における徐行など、その場の状況に応じた安全な速度や方法で運転

自転車保険義務化が増える背景には、こうした自転車事故による被害に対し、加害者側に高額賠償を命じる場合が増えていることが挙げられているからです。なかには、小学生や高校生が1億円近い賠償を命じられたこともあります。自転車は身近な乗り物であり、歩行者に対する事故の場合、運転手の年齢は考慮されないようです。

■神戸地方裁判所  2013年7月4日判決(9521万円)
男子小学生が夜間、帰宅途中に自転車で走行中、歩道と車道の区別のない道路において歩行中の女性(62歳)と正面衝突。女性は頭蓋骨骨折などの傷害を負い、意識が戻らない状態となった。

■高松高等裁判所  2020年7月22日判決(9330万円)
男子高校生が、夜間、イヤホンで音楽を聞きながら無灯火で自転車を運転中に、パトカーの追跡を受けて逃走し、職務質問中の警察官(25歳)と衝突。警察官は、頭蓋骨骨折等で約2ヶ月後に死亡した。

■東京地方裁判所  2008年6月5日判決(9266万円)
男子高校生が昼間、自転車横断帯のかなり手前の歩道から車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進してきた男性会社員(24歳)と衝突。男性会社員に重大な障害(言語機能の喪失等)が残った。

■東京地方裁判所  2003年9月30日判決(6779万円)
男性が夕方、ペットボトルを片手に下り坂をスピードを落とさず走行し交差点に進入、横断歩道を横断中の女性(38歳)と衝突。女性は脳挫傷等で3日後に死亡した。

■東京地方裁判所  2007年4月11日判決(5438万円)
男性が昼間、信号表示を無視して高速度で交差点に進入、青信号で横断歩道を横断中の女性(55歳)と衝突。女性は頭蓋内損傷等で11日後に死亡した。

高額賠償の実例は決して他人事ではありません。一瞬の油断や不注意などで容易に加害者となる可能性があります。「義務」は守らなければ条例違反となりますが、「努力義務」の場合は努めるだけで実際に自転車保険に加入しなくても条例違反にはなりません。

でも、新生活が始まり、新たに自転車で通学や通勤を始める方もいらっしゃると思いますし、万が一のときのことを考えておくことは大事なことだと思います。

♬大人も守ってほしい 自転車は保険に入って

本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。

今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。

その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。

それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。

また、明日、ここで、お会いしましょう。

コメント一覧

まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。

コメントありがとうございます。

私も最近というか、何年も自転車には乗っていないです。昔はオーダーでロードタイプを作ったほどでしたが。

自転車で会社へ通勤できる距離なのでまた、自転車もいいかなと思っている今日この頃です。

ただ、そのときは「電動アシスト付き」ですかな。
Unknown
おはようございます。

自転車に乗らなくなって幾年月・・・
錆びてしまい不燃粗大ごみにだしてから買っていません。
だから”散チャリ”も無くなってしまいました。
ルールは知っており守っていたつもりです。(ヘルメルゼ♪だけは・・😅)
多分これから先乗る機会があっても守れると思いますし保険も入ります。

ただ・・・自転車乗れるかなぁ~ボソッ
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