プロ野球の新外国人選手もほぼ出揃い、いよいよキャンプインし、ペナントレースへの準備も始まりました。
中日ドラゴンズは前ダイヤモンドバックスの新外国人のブラッド・スティーブン・バーゲセン(Bradley Steven Bergesen)選手の登録名を”ブラッドリー”とすることを発表しています。
通常はファミリーネーム(苗字)で登録されるのが一般的ですが、ブラッドリー選手のファミリーネームは”バーゲセン”で、
いいにくい
バーゲンセールを想像させる
という理由でファーストネーム(名前)の”ブラッド(Bradley)”から登録名を”ブラッドリー”としたとのことです。
ちなみに、バーゲセンというファミリーネームはスェーデン出身のファミリーネームだそうです。
その昔、ドラゴンズにアレックスさんという外国人選手が在籍していました(2003-06年)。
レーザービームまたはサンダービームと称される強肩で福留孝介選手・英智選手らとともに鉄壁の外野陣を形成し、優勝にも貢献し、さらには史上唯一の日米両国でのサイクル安打を達成しています。
この選手の本名はアレックス・オチョア(Alex Ochoa)さんでしたが、オチョアが「おちょくる」、「おっちょこちょい」と言われることを危惧して、登録名をアレックスとしています。
実はドラゴンズの外国人選手にはこのような例が多いのです。
ロナウド・ローレンス(Ronald Lawrence: 1975-76年)さんはローンで、日本名(?)はローン・ウッズ(Ron Woods)。どうしてこうなったのかは不明。
ゲーリー・レーシッチ(Gary Louis Rajsich: 1986-88年)さんはゲーリー。応援歌は山本リンダの「狙いうち」が原曲です。
ジョージ・アディソン・ヒンショー(George Addison Hinshaw: 1989年)さんはジョージ。ヒンショーが「貧小」と読め、「貧打」などの「貧」を連想させるため。
デビッド・ニールソン(David Wayne: 2000年)はオーストラリア特有のイヌにちなんでディンゴ。現役メジャーの割には。
ドミンゴ・セラーノ・グスマン(Domingo Serrano Guzm?n: 2004-06年)さんはドミンゴ。ベイスターズ入団当時はグスマンだった。
他球団での有名選手として、史上最強の呼び声の高い元;阪神タイガースのランディ・バースさん。
本来の発音は”バス”(Randy William Bass)なのですが、タイガースの親会社阪神電鉄はバスも運行しており、打てない時や不振のときに「ポンコツ阪神バス」、「阪神バスブレーキ」などとされることを恐れて。音引きを入れて”バース”としたとのことです。
それでは、ゴダイゴの名曲「ビューティフル・ネーム」をつるの剛士さんでお送りします。