日本の音楽の教科書にも載っている"Let it be"は、ビートルズの活動末期にポール・マッカートニーさんとジョン・レノンさんによって作詞・作曲された日本でも非常に人気の高い曲です。
名曲です。
この曲が発表された時期(1970年)は、メンバー同士での音楽性の意見の食い違い、レコード会社アップルレコードの経営状態、マネージャーの死去など、いろいろなことが重なり、メンバー間でギクシャクし、ビートルズを解散するか悩んでいた頃だったそうです。
そんな時期に作られたこの曲。
どんな思いだったのでしょうね。
"Let it be"-「あるがままに」「構わないでおいて」「干渉しないで」
“Let it be”を日本語にすると、これらの訳があります。
“When I find myself in times of trouble…”と歌い出しにありますが、”Let it be”は「悩んだりするをやめて、何もしないで、あるがままでいなさい」ということではないと考えます。
きっと、ポールとジョンは、
「今まで自分が歩んできた道、そして、これから自分が選んだ道を迷いなく信じて、歩いて行こう。その結果、どうなるかは神の意志に委ねなさい」
というメッセージを伝えたかったのでしょう。
どんなことにも今のベストを尽くす。努力して、全力でやり尽くすこと。
その後の結果がどうであろうとも、後悔はないはず。
そして、判断するのは神様です。
でも、神様はきっと見ていてくれるのです。
これから先は-”Let it be"。