大雨が降ったり、台風が接近して強風が吹いているときなど、「川を見に行く」「田んぼを見に行く」などと言い外出する方がいます。ときには被災し、ニュースになる場合もあるのですが、くれぐれも危ないですのでやめた方がいいと考えます。
そもそも、そのような行動をする方には3つの行動パターンがあると思います。
1つめは「責任感」、2つめが「不安感」、3つめが「好奇心」。
責任感というのは、たとえばそれが業務としてやむを得ず外に出なければならない場合。先月(2024年7月)に山形県の大雨でお巡りさん2人が被災した状況。
装備が不充分であったり、そもそも危険な状況であったりとの指摘もあるようですが、そこは警察官としての強い責任感があったと思います。ただ、自分の安全が第一ですから、自分を守れないような状況のなかでは二次被害の可能性もありますので、今後の教訓に生かしてほしいと願います(ご冥福をお祈り申し上げます)。
不安感というのは、川や海の近くに住んでいる方が、「自宅が流されるんじゃないか」といった不安を感じ、川の様子を見て、「まだ大丈夫」と不安を鎮めたいのかも知れませんし、「危険そうであれば避難しよう」と思っているからの行動なのかもしれません。
その気持ちはわからないことはないのですが・・・。
参考:台風で不安に思っていることはなんですか?
(Yahoo!みんなの投票:2024年8月28日19時30分ころ)
建物の倒壊や損壊:33.8%(4,138票)
停電:31.4%(3,837票)
河川の氾濫や土砂崩れ:14%(1,718票)
強風による転倒や飛来物による負傷:8.8%(1,077票)
公共交通機関への影響:5.7%(697票)
その他:2.6%(316票)
不安なことはない:2.4%(288票)
通信障害:1.3%(162票)
統計に基づく世論調査ではありません
やっかいなのは3つめの好奇心でしょうか。
近年、災害はあちこちで発生しているので珍しくもなくなってきていますが、それでも一生何回も遭遇することではありません。できれば遭遇したくはないです。
ただ、その現場の目撃者や体験者ともなれば、「いまこんな状況」「あのときはこうだった」などが語れたりします。特に最近ではSNS上で投稿すると大きなリアクションがある場合もありますので、ますます「記録に残したい」「情報発信したい」などの気持ちが強いのかも知れません。
さらに、「まさか自分が流される」とは思っていないという気持ちもあるかも知れません。野次馬的な。どのくらい危険なのか、事態の重大さがわかっていないがゆえの行動なのかも知れません。
大きな災害は一生のうちにそう何度も経験できるものではないので、どのようなことが起きるのか、町がどうなってしまうのかイメージが湧いていないのかもしれません」
ちなみに、人が1人(以上)行方不明になったりしますと、自治体や国は生命を守るために総力を挙げて捜索してくれます。たとえ行方不明になった動機が好奇心であったりしても、捜索費用がご本人や家族に請求されることはありません。
ただ、そこでの捜索には危険な場所で多くの人員と多大な時間、装備などをかけて懸命に対処してくれるのですよね。
一人の人間の力では大自然に立ち向かうことはできないと思います。また、「おまえは安全なところにいるのだからそんなこと言えるだろう」なんてことを言われるかもしれませんが、いまの日本の政治がいくら信頼できないにしても、自然災害に遭って生活が苦しくなったとしても、路頭に迷うことはないないはずです。
そもそも、その場で流されて生命をなくしてしまうよりはマシ。命あってのことですからね。
まずは安全な場所で過ごすことで、自分の生命、そして、捜索に行く人たちの生命も守ることです。
もし、家族が「川の様子を見に行く」と言い出したら、「万が一、生命を失ったら、家族や地域の方に、より一層、迷惑をかけることになる」などと指摘してあげてください。ひとりでいるときにに川の様子を見に行きたくなったとしても、家族などに話をすれば止めてくれるはずです。
また、家族や知人から、そうしたこと告げられたら、「万が一、命を失ったら、家族や地域の人に、より一層、迷惑をかけることになる」と指摘してあげてください。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
そもそも、そのような行動をする方には3つの行動パターンがあると思います。
1つめは「責任感」、2つめが「不安感」、3つめが「好奇心」。
責任感というのは、たとえばそれが業務としてやむを得ず外に出なければならない場合。先月(2024年7月)に山形県の大雨でお巡りさん2人が被災した状況。
装備が不充分であったり、そもそも危険な状況であったりとの指摘もあるようですが、そこは警察官としての強い責任感があったと思います。ただ、自分の安全が第一ですから、自分を守れないような状況のなかでは二次被害の可能性もありますので、今後の教訓に生かしてほしいと願います(ご冥福をお祈り申し上げます)。
不安感というのは、川や海の近くに住んでいる方が、「自宅が流されるんじゃないか」といった不安を感じ、川の様子を見て、「まだ大丈夫」と不安を鎮めたいのかも知れませんし、「危険そうであれば避難しよう」と思っているからの行動なのかもしれません。
その気持ちはわからないことはないのですが・・・。
参考:台風で不安に思っていることはなんですか?
(Yahoo!みんなの投票:2024年8月28日19時30分ころ)
建物の倒壊や損壊:33.8%(4,138票)
停電:31.4%(3,837票)
河川の氾濫や土砂崩れ:14%(1,718票)
強風による転倒や飛来物による負傷:8.8%(1,077票)
公共交通機関への影響:5.7%(697票)
その他:2.6%(316票)
不安なことはない:2.4%(288票)
通信障害:1.3%(162票)
統計に基づく世論調査ではありません
やっかいなのは3つめの好奇心でしょうか。
近年、災害はあちこちで発生しているので珍しくもなくなってきていますが、それでも一生何回も遭遇することではありません。できれば遭遇したくはないです。
ただ、その現場の目撃者や体験者ともなれば、「いまこんな状況」「あのときはこうだった」などが語れたりします。特に最近ではSNS上で投稿すると大きなリアクションがある場合もありますので、ますます「記録に残したい」「情報発信したい」などの気持ちが強いのかも知れません。
さらに、「まさか自分が流される」とは思っていないという気持ちもあるかも知れません。野次馬的な。どのくらい危険なのか、事態の重大さがわかっていないがゆえの行動なのかも知れません。
大きな災害は一生のうちにそう何度も経験できるものではないので、どのようなことが起きるのか、町がどうなってしまうのかイメージが湧いていないのかもしれません」
ちなみに、人が1人(以上)行方不明になったりしますと、自治体や国は生命を守るために総力を挙げて捜索してくれます。たとえ行方不明になった動機が好奇心であったりしても、捜索費用がご本人や家族に請求されることはありません。
ただ、そこでの捜索には危険な場所で多くの人員と多大な時間、装備などをかけて懸命に対処してくれるのですよね。
一人の人間の力では大自然に立ち向かうことはできないと思います。また、「おまえは安全なところにいるのだからそんなこと言えるだろう」なんてことを言われるかもしれませんが、いまの日本の政治がいくら信頼できないにしても、自然災害に遭って生活が苦しくなったとしても、路頭に迷うことはないないはずです。
そもそも、その場で流されて生命をなくしてしまうよりはマシ。命あってのことですからね。
まずは安全な場所で過ごすことで、自分の生命、そして、捜索に行く人たちの生命も守ることです。
もし、家族が「川の様子を見に行く」と言い出したら、「万が一、生命を失ったら、家族や地域の方に、より一層、迷惑をかけることになる」などと指摘してあげてください。ひとりでいるときにに川の様子を見に行きたくなったとしても、家族などに話をすれば止めてくれるはずです。
また、家族や知人から、そうしたこと告げられたら、「万が一、命を失ったら、家族や地域の人に、より一層、迷惑をかけることになる」と指摘してあげてください。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。