怪我もいろいろで

朝は雪に近いみぞれが降っていましたが
昼には真っ青な東京の冬らしい青空が広がっています。

今日は、痛めた足に
親指と人差し指で丸を作ったほどの注射を膝にする為に、

診察室の診察台に丸々太った足を出して寝ていたら

救急車で若い男性の患者がストレッチャーで運ばれてきました。

私は後回しになり

看護婦さん「どうしたんですか？。」

若い男性は痛々しそうな声で

「会社に行くのにいつもの道で、ガードフェンスをまたぐのに、
タマタマ、ポケットに手を突っ込んでまたいだら、
タマタマがぶつかって痛くて顔から倒れたら、膝の皿が割れました。」

その整形外科は、昔若かった看護婦さん達が彼を取り囲んでいたので

「わははっは。」「笑ってごめんねハハハ。」

隣の私も診察台で声を殺しても診察台がガタガタ笑っていました。

不思議な事で怪我をすることもマンションではありますが、
これほどではありませんでした。

お風呂やトイレなどは中から鍵が開け閉めできるようになっているのですが

一人住まいだと鍵をかける事も無いので、
鍵はかからないものと思っていたようです。

お風呂に入る時にバタ～ンと閉めた拍子に鍵がかかってしまったらしく

出ようとしても戸が開かなくて、悪戦苦闘してパニックになり

ドアと喧嘩をして、足にけがをして日大付属病院まで運んだ事があります。

顔に擦り傷と膝の皿の手術で２週間の入院を宣告された彼に比べれば

そんな事は可愛く思えるほどの怪我でした。