片付けの手伝いをした
ここに来るまでに
近くの川が氾濫し水が押し寄せ、家屋の土台をえぐり、なぎ倒し、辺り一面を泥の海に変えていた景色を見た
とんでもないことが起こったのだ
道路の両側には家々の関係者たちが車を止めてそれぞれの場所に散らばっていく
どこもかしこも大切な家財を捨てるために運び出していく
ショックで麻痺しているのか左右確認なしでいきなり横断する人もいる
みな黙々とこなしていく
ため息も出てこない
栃木市内に買い物に出た
運動公園の隣の駐車場が仮設の災害廃棄物置き場となっていた
延々と満載の車が続いている、完全に渋滞だ
置き場にならなかった駐車場に入り公園内の様子を見れば
田んぼから流入した麦わらの多いこと
管理者のお一人に話を伺うと近くの川が溢れてこうなったとのこと
確かに水流に揉まれたような外見の自動車が二台ほどあった
車体の隙間から黒ずんだ麦わらが生え泥水が乾いてへばりついた、そんな外見になっていた
腰骨の辺りを指して水位がそこまで上がったのだと教えていただいた
台風は去った
しかしただでは済まなくなった
これからが正念場だ
復旧まで時間がかかるようですね。
私には何もできませんが、どうかお気を強く持っていかれることを心より祈っております。