昨年、大阪天満宮で行われた古本イベントで購入した本をようやく読みました(笑)
確か5冊くらい購入したんですよ。
小説だけでも3冊くらいかな?
ようやく1冊読破しました。
今回読んだのは氷点などの著者として有名な三浦綾子さん。
ではなく、
旦那様の三浦三世さんのエッセー的な小説「綾子へ」です。
数年前に北海道旅行をしましたが、
その時に三浦綾子記念館にも行きました。
すごく心地よい雰囲気で行った甲斐があったなと思う場所ですが、
その時はまだ氷点と続氷点しか読んだことがありませんでした。
「綾子へ」は、晩年の三浦綾子さんや彼女と過ごした日々のことを綴った小説です。
三浦綾子さんが亡くなったのは、1999年。
晩年は様々な病気を患っていたようです。
パーキンソン病も患っていたので、いつの頃からか三世さんが代わりに筆を執っていたようですね。
この本を読んで、
ちょっと旦那さんわがままじゃん。
とか思う場面もありました。
私が奥さんだったら
「面倒くせ~」と言って口論になるかもしれない場面もありましたね(笑)
光世さん、結構面倒くさい人柄かもしれませんね(笑)
ご自分で書かれているので、誇張されているかもしれません。
そんな彼に対して本当にわがままも言わないし、
出来た奥さんだと何度も記載していました。
だから、愛情深くて、素晴らしい人だったのだと言うことが伝わってきます。
もちろん、それは氷点を読んで、三浦綾子記念館に足を運んだから、
すでに伝わっている部分ではあるんですけどね。
それでも、体もしんどいのに、全国あちこち講演に出掛けたり、
数多くの作品を執筆しているのだから、本当にすごいと感じました。
近所の子供たちを呼んでクリスマス会も行っていたと記載もあったので、
時期によっては相当多忙だったのではないでしょうか。
そんな三浦綾子さんを支えた光世さん。
この小説の中で、後悔の念もにじませていますが、
後悔なんて感じなくてもいいのではと思うほど献身的な思いが伝わってきました。
私もパートナーを失った時にこんなふうに感じるのだろうか…
とか考えさせられましたね。
旦那様から見た奥様・三浦綾子の姿が描かれているので、
もしかしたら本人は「そんなことない」という場面もあるのかもしれませんが、
お互いに思い合う気持ちが伝わってきました。
角川文庫から出版されているこの本は大きめの文字を採用しているので、
めっちゃ読みやすかったです。
それから、「道ありき」について少々記載があったので、読んでみたいと思いました。
道ありきは、肺結核で亡くなった幼馴染との思い出や
三浦綾子の足跡が描かれている本らしいので、
彼女が感じたこと、考えたことが伝わりやすいようですね。
悩みを相談してきた人に光世さんが勧めたことがあると記載していました。
まだ、読んでいない小説の中には三浦綾子作品もあるので、
早く読もうと思います。
新しい発見があるかもしれませんね。
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