皆さん、こんばんは。
この日曜日も家に籠って山の記録を整理しながら過ごしましたが、合間に皆さんのブログを訪問したりしていると中々時間が足りません。毎日ブログを更新している皆さんは、どんな時間配分をされているのか気になるところです。。。
**************
昨日は檜原村の浅間尾根を歩いて来ました。
ヤマケイオンラインに山行記録をUPしましたので、興味と時間のある方はご覧くださいませ。☟
お目当て一杯、人里集落からの浅間尾根 - 人里峠、浅間尾根、時坂峠、払沢の滝 - 2021年11月27日(土) /YamakeiOnline
檜原村の浅間尾根を人里から本宿まで、敢えて短い距離をのんびりと歩いて来ました。もはや山歩きというより山里歩きです。昼過ぎ ⇒ 詳しくはYam...
ヤマケイオンライン
檜原村は東京都における唯一の村(島嶼部を除く)で、2021年6月現在の人口は2,095人。奥多摩三山の大岳山、御前山、三頭山を結ぶ稜線に囲まれた林業と観光の村です。
その中心部を東西に横切っているのが浅間尾根で、且つては地域一帯を結ぶ生活道であり、また武蔵國と甲州を結ぶ往還道として重要な役割を果たしていました。
尾根周辺に点在する山間集落の中でも、昨日訪ねた「人里」は尾根向うの「小岩」と共に、最も古い集落と言われています。
今回の山歩きは、何よりこの人里集落を訪ねる事が最大のお目当てで、集落の方と気さくにお話することが出来たのはこの上ない幸運でした。
人里集落
人里と書いてへんぼりと読みます。
古代高句麗語で人を意味する「ハン」、村を意味する「ポリ」から転じたとの説があり、渡来人によって拓かれた集落ともいわれます。(諸説あり)
人里バス停
集落の一角、玉傳寺の庭園。笹尾根が見事な借景になっています。
「おはようございま~す、いいお天気ですね~」
「きれいだから、そこのお寺さんに寄ってらっしゃい。」
「さっき、お邪魔して来ました~。」
犬の散歩をしているおばさんとそんな挨拶していたら、横から「幸福の門を通って行きませんか。。。」と声を掛けてくれたのがこちらの吉本さん。
ブログに載せることを了解頂いた上でパチリ。(逆光でフレアが入ってしまいましたが、これも幸福の予兆?)
訊けば数年前、徳光さんのバス旅番組で紹介されたのを機に「幸福な人の里」の謂れを使って村興しをしようと、ご自宅の門を「幸福の門」として開放しているとのこと。
他にも、一帯のモミジの植林活動や松姫伝説の話などを聞させて頂きましたが、私もそこそこの予備知識があるので大いに盛り上がり、最後に写真を撮らせて頂きました。
気分を良くして先に進みますーーー
鳥除けでしょうか、軒先の干し柿がネットで保護されています。
真っ赤な南天
今度はこちらのおばちゃんたちとの立ち話で盛り上がりました。
お一人は先程の干し柿のお宅の方とのこと。あのネットは猿除けで、電流も流しているそうです。
秋になると猿が山から下りてきて手に負えないのだと。
肝炎などの感染が怖いので、大根も土から出た部分をひと口齧られただけでダメになってしまうと。。。
そんな話をしている間にも、猿たちが屋根の上にやって来る始末ですーーー。
猿を脅して来ますよ~、などと言いながら山に入りました。
峠道の山の神
人里峠の地蔵尊。側面に「ひだり へんぼり、みぎ かずま」と刻まれています。
且つては多くの人馬が行き来した道です。
浅間尾根入沢山からの三頭山(左奥)。風花が舞って来ました。
先週出向いた北秋川の谷と御前山。山上集落が点在していて見飽きることがありません。
浅間尾根の東の入り口、時坂峠の大モミジ。
払沢(ほっさわ)の滝に立ち寄りました。日本の滝百選に挙げられています。
まるでカールの様な大岳山の稜線。青空が戻って来ました。
最後は、念願だった本宿のたちばな家の醤油ラーメンで〆ました♪
季節を変え、コースを変えながら通っている浅間尾根。
まだまだ奥が深いです!。