胡蝶の夢

私日記ブログ

クズハナちゃん

2024-04-11 11:07:00 | 単発レビュー
最近コツコツと読み続けてたクズハナちゃんだけど
無料分(10巻まで)読み終えてしまった…🫠





いやタイトルから何となく『オタクに優しいギャル』系漫画かと勝手に思ってたけど普通にハーレム漫画だったな…

ぶっちゃけハーレム漫画よりはヒロインが一人決まってる純愛ものが好きだけど
久々に読んでて楽しいハーレム漫画だった

個人的に、ハーレム漫画はキャラの魅力のバランスが大事だと思っていて
ただ登場シーンを均等にしただけじゃ薄味になりがちに思うけど、この漫画はどのキャラもそれぞれ強くて良いな
キャラ同士の絡ませ方が上手いのかな?🙄

『清楚系ビッチ系清楚』な鷹江ちゃんが一番好きです٩( 'ω' )و

機工魔術士 -enchanter-

2021-07-03 06:21:00 | 単発レビュー

ガンガンWINGのお色気枠的な作品
今さら読んだけど設定も練られてるし、キャラも立ってるし、主題の哲学的な葛藤も分かりやすくてとても面白かった
設定に関しては練られてるんだけど、読者に開示するやり方が後手後手で、ちょっと説明臭さを感じたかな
でも、作者の描きたいイメージ世界を具現化してる彩度はかなり高いんじゃないかと思った
古き良き当時の漫画ですねぇ

今のが悪いってんじゃないですけどね
特になろう系は読者層に対して迎合的過ぎるとは思いますけど…
需要に合わせて描くのは、いつの時代もありますし…
節操なさ過ぎるとは思いますけど…閑話休題

序盤のユウカナリアの横暴さに耐えられたら面白く読み進められると思う(折れかけた人)
ハルヒコの人間臭さ、弱くても必死にひたむきに足掻くのは主人公としてかなり魅力的で、最近の漫画には中々見られないので良かった
やはり良い主人公というのは大事だ

フルネカルリが死んだ直接的な理由の辺りもう少し掘り下げて見たかったな
敢えて描かなかったんだろうから野暮ってもんだけど

WINGはやっぱり、派手でなくても地味に面白い漫画が揃ってるな〜
ショショリカとかもそんな感じ
dearを久しぶりに読みたいけど…兄貴はもう流石に単行本手放したんだったかな?
聞いてみるか( ´ ꒳ ` )

うっせぇわ

2021-02-17 11:12:00 | 単発レビュー

流行ってるのは知ってたけど
ついさっき聴く機会があったので初聴き

うん…
すごく世相が出てる曲だな
社会で大きい声で言えない事を代わりに言ってくれる系の歌詞で、かなり尖ってる
そういうのっていつの時代にもあるんだろうけど
これはさらに突き詰めてる感あるな
今の時代はネット環境があって色々な事を知れるし
多様性の名の下に社会の型にハマらない若者が増えてることを考えると、支持されるのは当然に思える

歌詞にかなり目がいっちゃったけど、メロディ…というかリズムも面白いね
昔はメロディ重視、現代はリズム重視と言われるけど
なかなかテンポもコロコロ変わって飽きさせないね
落ち着きがないとも言うけど

結構好きな感じだった
元々風刺とか好きだしね( ´ ꒳ ` )

PIERROT総評

2020-07-30 10:56:00 | 単発レビュー

これを読んで今さらわざわざ聴いてみたいと思う人もおるまいので好きに書く

まずは好きな部分と嫌いな部分を挙げる。
好きなアーティストだからって全肯定はしない性分。

好きな部分
・アルバム単位でのストーリー性
・キリト作詞の言葉選びのセンス
・アイジ作曲の取っつきやすいメロディ
・キツい風刺や皮肉

嫌いな部分
・ボーカルであるキリトのアーティストとしての向上心の無さ(方向性とも言えるけれど。)
・色々なジャンルに手を出す節操の無さ(これは両面、良くも悪くも。)
・解散の仕方


一つ一つ簡単に解説する

・アルバム単位でのストーリー性
これはどのアーティストにおいてもそうだけど、単に好みの話。
sound horizonとかもそうなんだけど、それぞれの作品が繋がってるとかめっちゃ好きなのね。
漫画とかでもCLAMP作品とか。

・キリト作詞の言葉選びのセンス
使う単語の一つ一つが好みの傾向。ただし、キリトは低学歴なので大した語彙力は無い。
よって現バンドのAngeloは、どの曲の歌詞を読んでもどこかで見たような歌詞になってしまっているのが残念。

・アイジ作曲の取っつきやすいメロディ
PIERROTでは基本的にアイジかキリトのどちらかが作曲する感じなのだけど
アイジは音楽を理論でしっかり分かっているのでちゃんと狙って売れ路線の曲を書けるのが強み。
キリトは音楽知識がなさ過ぎるし、知るつもりも無いのでヘンテコメロディが多いのだけど、それがまた理論に縛られてないおかげか変に中毒性がある曲が多い、というトリッキーな感じ。
PIERROTが流行ってた当時としてもアイジのキャッチーなメロディで誘蛾灯よろしく誘い出して、キリトのヘンテコ中毒メロディでハマるというパターンが多かった様。

・キツい風刺や皮肉
V系にありがちと言えばその通りなんだけど、流石にHAKEN KREUZに関しては放送コード的に中々歌えないんじゃなかろうか。
「(自主規制音ピ-)ケンクロイツ!!」は草

他にもトウメイの「外見が何より大事な君の下らない価値観を今すぐに変えてあげるから」って歌詞をV系バンドが歌うのが最高に好き。

当時、日本ではオウムやら酒鬼薔薇聖斗やらDV問題やら色々あったので、その辺も取り上げて曲にしてるけど
この辺は時事ネタの宿命として曲が古くなっちゃうんだよね。
漫画だけど、絶望先生とか読んでてもよく思う。
まぁおおよそそんな感じの傾向です。


総評

PIERROTはインディーズ時代からメジャー2年目までがピークだった(個人の感想)

インディーズ時代のアルバム「パンドラの匣」

個人的にはこのアルバムが絶対的最高の名盤。
次いでメジャー後2ndアルバム「PRIVATE ENEMY」
僕の中ではこの二枚こそがPIERROTそのものであると考えてる。(もといPIERROTの好きだった面)

ラストアルバムから現バンドAngeloの最初期にかけては脱退したアイジと潤への未練が歌詞に前面に出過ぎてて無理、って評価になりました。
Angeloもいくつか好きな曲はあるんだけどね、いかんせん歌詞に面白みが全く感じられない。

それと、上にも書いたけどキリトにアーティストとしての向上心・プロ意識がなさ過ぎる。
元々がギターで、当時のボーカルが下手過ぎて辞めさせられて代役ボーカルが始まりだったから、その頃としては仕方ないと思うけど
技術的にほとんど上達が見られないばかりか、タバコの吸い過ぎや歳をとっての声質の劣化が目立つ。
4thアルバム頃から見られるシャウトもどきのがなり声が残念過ぎる、有名な犬ライダーなどなど数えると枚挙にいとまがない。

とはいえ、ライブでの客の一体感などは当時を経験してない僕にすら画面越しに感じられて、PIERROTの最大の魅力は世界観もあるけどやっぱライブだな、と思いました。
めちゃくちゃ下手だし、歌詞飛ばしたりするけど煽るのめちゃくちゃ上手いんだよな。
その煽りだって単調なのに何故か上手い。
曲のフリが、当時ネットもしっかり発達してないのにすごい統率感。
宗教バンドと言われる所以っすな。
ハマり終わった後になんであんなハマってたんだろうと思う辺りも宗教。
なんだかんだ言うてちょこちょこ聴く。(ツンデレ)
でもキリトのボーカリストとしての音楽に対する姿勢は嫌い。

終わり。



聴きやすい曲挙げておきます

PSYCHEDELIC LOVER
アイジ曲でJ-popと言われても遜色ないキャッチー曲。
「君」とならどんな困難にも立ち向かっていける、という感じの、曲に見合った底抜けにポジティブな歌詞……。

これだけだと糞つまらんのですが、これが収録されてるアルバムの共通のテーマがドラッグ、そして曲のタイトルを訳すと「薬物中毒」。
つまり上に書いた内容の様なものは幻で、底抜けの明るさは薬によるもの。なんなら「君」が実在しない可能性すらあるという歌詞…。
こういう、万人受けの影に隠してある仕掛け…うわべだけなぞる様に聴くのと、少し意味を考えて聴くのとで曲の受け取り方が真逆になる様なカラクリがね、好きなんですよ僕。


MAD SKYは…まぁまぁかな…
キリトは独裁者とか為政者ネタとかが好きだから
アドルフ・ヒトラーとか麻原彰晃とか
それの対比とかをよく書くね
MAD SKYに対するクリアスカイ
オウムネタだと、AGITATERに対するFOLLOWERとか
こういう曲の繋がりがビビッとくるね〜

おわり。