「お疲れ様です。」
タイトルにある様に、皆様は「ラジオ」を持っていたりするのでしょうか?(聴いたり?)
私はブログ内にある様な工作等の作業を行う際に「ラジオ」を聴く事が多いのですが、
作業を行う場合、TV等の視覚を伴う情報だと如何しても視線がいってしまい煩わしさを感じ、
かと言って音楽を聴きながらでも良いのですが、自分の気に入っている音楽もリピートしていると飽きる。
では、無音で黙々と作業を行う程の集中力も無い私が最終的に行き着いたのが、
「適度に情報を提供してくれて作業の妨げをしないのはラジオが一番!」となりました。
しかし、、、、
以前、知り合いの店舗の外装をやっていた時に脚立の最上段にラジオをブラ下げていたのですが、
(その位置が良く受信していたので)
脚立を使う時にラジオの事を完全に忘れていてラジオが落下
「ぎゃ~!!!」終了、、、です。
これがその時のラジオSONY ICF-S16です。
(品番なんか記していますが、昔から家にあっただけのラジオで興味もありませんでした。)
画像では分かりませんが側面がパッカリと開いてしまい「ザーザー、ガリガリ」と鳴るだけに、、、
「作業時にラジオ要るよな~でも折角買うなら格好が良いのが欲しいな~
あっ!オークションとかで探してみようかな?」
と言う訳で「ラジオ・レトロ・ビンテージ」等で検索を掛けると(好みはやはり古い物)
「おっ、、、多過ぎる、、、」
それでも、色々と閲覧していたのですが、メーカー・品番・形状・性能等が多過ぎて私の脳が
情報過多になってしまい。
「あれ?俺ってラジオ欲しがってたよね?えっ?欲しかった?」混乱状態へ、、、
それから自分の欲するラジオを探して約一年(その間はPCでYouTubeやNetラジオで凌いでいました。)
漸く購入したのがSONY ICF-250Bです。
「シンプルでこれが良いんじゃない?サイズ感も良いし!何よりデザインが私好み!」
(高さ約85㎜横幅約140㎜奥行き約40㎜)
何回かヤフオクやメルカリで見掛けたのですが、お値段がそこそこだったり不動品・動作未確認品だったりで
中々手が出せない状態でしたが、今回、動作未確認・ケース有で100円スタートで出品されていたので、
「不動でも良いからラジオ熱が冷めないうちにとりあえず購入してみようかな~
最悪分解して遊んでも良いし、オブジェ化しても良いし~!」
でっ900円チョイで落札できました。
ラジオは無事届き、電池(単3を4個)を入れてみると、、、「ですよね~!」
全くの無音でウンともスンとも言いません。
不動品、覚悟だったので躊躇なくバラします。
「ほうほう?」バラしても全くもって知識が無いのですが、
(ブログでラジオ・オーディオ等を修理されている方達がいますが、本当に尊敬します。)
電池BOXの接点が錆ていたので、錆落としをしたりコンプレッサーのエアーで
内部の埃を飛ばしたりして再度、組み直して電池を入れると
「ガァー、、、ピィー、、、ガッガッ、、ピィ―」
通電はしている様なので電池を再度外してボリュームスイッチをミニマム~マックスと
数十回、繰り返してから電池を入れて電源を入れると、、、、
「ブツブツ、、、ブツブツ、、、」人が喋っているのが聴こえます。
チューニングダイアルを回しながら音量をいじっていると、結構聴こえる範囲まで回復しました。
「おっ!これは何とか使えるんじゃない?」って事でラジオの清掃をして行きます。
まあジャンク状態で購入したので汚いだろうと思っていましたが、
埃と汚れがぁ~、、、またバラします、、、。
柔らかい歯ブラシや刷毛、千枚通し、スパチュラ(造形等に使う金属性に凄く細かいヘラ)等で
細かい所に入った埃や汚れを落とします。
その後全体を水拭き・クリーナー等でクリーニングしました。
ラジオの裏側に昭和レトロなシールが、、、
ケースにも日焼けして何色だったか分からないお花のシールが、、、
こんなシールでも昭和時代に心を馳せる事が楽しそうなので残します。
ケースです。
一見綺麗なのですが、、、
切れて(割れて)います。
こういった修理の方が私には向いています。
内側もヒビが入っています。
接着剤で補強しまして
ラッカーのマッドブラックで同じ様な色にした紙シールを使って
内側から補強しました。
バネホックにもSONY・JAPANの刻印が、、、SONYの拘りを感じます。
バラした時に内部から出て来たシールです。
どうやら「INSPECTED・インスぺクテッド」検査済みのシールの様です。
このシールも貼り直します。
ストラップの金具も派手に曲がっているので
分かりづらい、、、新しいステンレス製の物に交換しました。
はい!完了しました。
ネットで調べましたら
SONY ICF-250B 1971年(昭和46年)発売となっていました。
私より先輩でした。
「いや~先輩、楽しませて頂き有難う御座いました。」
「お疲れ様でした。」