「お疲れ様です。」
最近、風が強くて通勤中に心が折れてしまいそうになります。
今回もどうでも良いベルトのお話です。
以前のブログでも記した事があるのですが、自転車のサドルバッグの修理や
製本関連、何らかの工作等々で頻繁に使用するのがレザーの端切れ等です。
100均やネット等で購入する事もあるのですが、
私的に狙い目なのが、鄙びた?「リサイクルショップ」です。
以前、ウッドデッキの作製を行っていた時に、、、
「11月も末になって来ると流石に寒い!も少し温かい服が欲しい!
汚れて良い作業着が!そうして安価なら尚、良い!」と言う事で、
「あそこ安いよね~」と知り合い達が口を揃えて言う「リサイクルショップ」へ
「ハッキリ言って作業着だから何でも良いや~!」と手に取ったのが、
パーカー2枚とカバーオールの様なジャケット1枚とカーディガン1枚を
購入しようとカウンターへ、そこに「セール期間中!5点購入で20%OFF」なる
掲示物が、「おっ!もう1つ買えば20%OFFになるじゃナイ!ならば~」と
店内を物色していると「あっ!レザーのベルトか何か!工作用に欲しい!」
装飾関連のコーナーに行くと「まぁ、合皮ばっかりですよね~」と眺めていると
「おっ!このベルト使えそう!」と、お値段を確認。
「440円、、、」やっ安いです。
まぁ、バックルが、とんでも無い色に変色してしていましたが、
(酸化被膜の影響で黒やオレンジ色に変色していました。
画像はバックル部を軽く研磨剤で磨いてしまった後です。)
ベルトとして使う気は無かったので購入しようと他の服と共にカウンターへ
「あの~、20%OFFは、衣類だけで装飾品は含まれないんです。」
はい、、、掲示物にも記載されていまいた。(後へは引けず、購入しました。)
その後は、ウッドデッキの作業等があったので暫く放置していました。
最近になって「あっ!以前にベルト買った気がする~!」確認すると
ベルトの裏面に何やら横文字でプリントされています。
「Eddie Bauer 」(エディー・バウアー)?
何か?聞いた事はある響きなので調べてみるとアメリカのアウトドア等の
服飾ブランドの様でした。
このベルト、厚さも約4.3㎜と結構しっかりとした作りでして、、、
「そう言えば、今の作業着のベルト、100均の『GIベルト』だったっけかっ?
これ、丈夫そうだしベルトとして使うかな~?!」
(100均の『GIベルト』も丈夫で問題はないのですが、本当に!)
以前、真夏の作業の際、普段使いしているベルトで作業を行い。
大汗で濡れた作業ズボンに付けたまま、「今日も疲れた~俺!お疲れ~!」等と言って
シャワーを浴びて脱ぎっぱなしにしました。
翌日、、、ベルトのレザーが塩を吹いてカピカピになっていまして。
『これは拙い!このままでは本当に拙い!』と100均で「GIベルト」
(通称、カチャカチャベルト)を購入し使っていました。
(通常使っていたベルトは速攻、クリーニング&メンテナンスを
行いましたが、やはり革の表面が劣化してしまいました。
私にしては、結構高価な一生物のベルトなんです、、、。)
でっ!このベルト、使おうと思ったのですが、、、32インチです。
通常、私が使っているベルトが30インチで、ベルト穴5つのセンター穴を
使っていますが、少し緩い位です。
なので29インチ~30インチの間位が良いのでは?と、、、
しかし、バックル部とレザー部は縫ってあるんです。
「また裁縫仕事かぁ~!?」(仕事では無い)と、、、
リッパ―(糸切り)で糸を抜いてしまいます。
リッパ―も100均です。本当に私への100均の浸透率は怖い位です。
バックルを挿む根革?の裏は安っすい革漉きを使って薄くします。
また、作業を飛ばしましたが、カットした部分から型を作り
上の様にポンチでバックル部のツク棒が入る箇所と縫い目を菱目打ちで開けます。
取り敢えずバックル側を縫い終わりました。
根革に挿む定革の厚み分があるので表面の菱目打ちは定革を
挿んでから行います。
定革を留める根革も縫いました。
カットした部分の長さは、約50㎜です。
1インチが2.54㎝なので約2インチ分カットした事になります。
仕上げにバックルを磨いていると「Solid Brass」と刻印が、
どうやら「ソリッドブラス」と言う素材のようですが、調べると「真鍮」です。
「真鍮=黄銅=ブラス」と言うのはわかるのですが、、、
「Solidソリッド」を調べると「個体」「堅牢」「頑丈」等、、、
「でっ!でも真鍮って色が黄色じゃ?これ銀色だけど?」
まぁ、調べていたら銀色の「ソリッドブラス」のバックルも有ったので、
仕上げベルト側面・裏面の毛羽立ちを除去して軽くコバ磨きをし
表面にOILを入れ、バックル部を更に研磨して完成です。
440円で結構、楽しめました。
最終的にベルトとして使用してしまったので、
またレザーの材料を探しに行かなくてはなりません。
仕事が繁忙期なので暫くは、工作もしないと思うのですが、
「お疲れ様です。」