時事ネタ!-銀河のブログ

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パチンコ屋さんの”これから”はどうなるの?

2019年10月17日 | パチンコ
パチンコパチスロ業界について

斯く言う私も 、たまに打つ
パチスロ(2円/枚)ですけどね。

兎角ギャンブルとなると必死になった時の焦燥感が嫌で
出来る限り暇つぶしのお遊びの許容は弁えております。

さて、少なくともその業界について書き始める訳ですから
一定程度の見識はあるつもりですが、業界に精通している訳ではなく
みなしパチスロプレイヤー程度のレベルです。

そんな一般プレイヤーではあるものの
パチンコパチスロ業界に対する監督機関
警察ですね。
予てより、ギャンブル依存の課題が、乳幼児の車内放置を招き
子供の命をも危険に晒しかねない無意識下での潜在的要因が
社会問題にしばしばなってました。

それでも、これらは業界や福祉関連、警察の働きかけだけで
事故の防止が行き届くとは思えない。
明日もどこかの街で起きかねない。そんな危機感は拭えない。

そんなだからと、パチンコファンの気を削ぐように
出玉性能を抑えた新基準機なるものが、お店お客双方に近年益々厳しいものに
なっては来ているものの、この業界の自主規制や法令による規制が
依存による車内放置の抑止にどれくらい効果が見込めるかは
ハッキリ見えない。

少なくとも、出玉≠うま味という図式で
射幸心を削ぐと、投下した資金ほど回収が見込めなければ
必然的に冷静さも加味され、お客に顕在意識下での
”のめりこみ抑止”は機能しやすいとも思えるのだが。

しかしながら
ギャンブルに対する依存症を広く問えば
今後、複数の自治体が名乗りを上げているIR事業計画はどうなのか?

IRで雇用促進・外国観光客誘致で誰が得をするのか?
日経平均の株価とは裏腹に中小に留まらず大手企業すら
収益低下で廃業倒産も少なくはないこのご時世。

お金が落ちれば自治体の税収や雇用増しによる
経済的恩恵は、今の所”絵に描いた餅”とも何とも言えない
正しくそこに税金を投下し、開発に助力した結果は
蓋を開けてみなければ分からない”博打性”があるのではないか?

また、国外からの動員数が想定を下回った時
その受け皿となるのは自国民となるのは必定で
経済学に疎い私には寡聞にして想定し辛くはあるものの
物事のある様、道理から類推すれば
事業体維持の為には無為無策を決め込むなんて
考える暇はなく、手っ取り早くその事業体を囲む
規制線を緩めるに違いない。

国と自治体が公で認可する事業であるならば
事業組織内の要職に監督官庁OBが関わる可能性もあるだろう。

”一方でパチンコを規制し
その一方で公的介入の認めるIRを推進する”

どうも不文律な構図が顔を覗かせている様に感じるのは
全くの気のせいでもないだろう。

日本の文化に触れたいと願って訪日したはいいが
ついカジノに寄って火傷して帰国。なんてのは
既存の訪日外国人の有意義な精神に泥を掛け兼ねない。
勿論、責任論を持ち出して人の損得勘定に触れる野暮な事は
言いたくはないけれど、元来の訪日外国人が
渡航先に日本を選択する上での要件に、そもそも
”ギャンブルという最低要件は存在しない。

正に、その渡航目的にカテゴライズされてしまう事に危惧がある訳で
日本の文化風習に照らせば「お客に不憫な思いはさせたくない」筈ではないか?

胴元が設けるのが博打でありギャンブルという。
競馬なり日本には公営も存在するわけだが、
正直、役所管内が絡むと動作が鈍くなるのか
公共事業に魅力を感じるものは余り無い。

仮に事業が大いに成功し活況を呼び込んだ場合はどうか?
地域が潤い、生活圏にある地域住民にも何らかの恩恵が
得られるレベルである。

過去の歴史から想定できるもの

「浮き足立つと人は愚かな行為に手を染める」
楽観的に観れば、財布の紐を緩めなければ経済は回らない。
きっと経済学のお人なら、まずその”景況感”ありきで、
経済活動に火が点き、それが最低要件と例えるのだろう。

そして、火は災いを成し、官は之を規制する。
景況感に浮かれ、羽目を外した人間が増加すれば
犯罪の増加、治安の悪化を招き警察官の仕事は著しく
過多になる。

それは遺憾 !
規制粛清だ !となれば
一気に風向きが変わり、その風は
消費者の懐を容赦なく吹き付ける。

興醒め到来である。
問題を起こす当事者を取り締まる上でも
大儀を優先させる性格を持つ”このお国の性格”ともいうのだろうか
問題を起こさない人々をも丸ごと規制の対象にしてしまう。
物理的には仕方の無い事。
 
人はその嗜好性を否定された場合
また、興醒めさせられた目的物に対しての心象は
「懲りた」と捉えられるのか、人々から遠ざかる傾向があると
考える。

話しは冒頭へと戻るが
パチンコ業界も再三にわたり規制と緩和を繰り返した挙句
どうも、このルーティーンもいよいよ終焉に向いている兆しがある。
規制はあれど緩和が無いという政府の見識である。

さて、いよいよパチンコ業界も崖っぷちなのか
お客を囲い込むカードすら無いのだから
盤石な経営に対する方策は限られるだろう。

人件費を削れば雇用不足に陥り、お客の
満足度に対する影響は考えなくてはならない。
今の世代、遣り甲斐と仕事に紐づけされる事はあっても
仕事と心中するなんて精神は現実にそぐわない時代である。

人事関連では今の所売り手市場だが
それは職種によっては事情は複雑だ。
パチンコ店で勤務していた人に聞いても
その労働の過酷さは一様で、今後稼働率が低下したところで
配置される人員数も縮小になれば物理的に一人の労働環境が
改善される事にはならない。

パチンコ機の入れ替え費用も高価らしく
今迄店舗を支えてきた売り上げが下降すれば
そのしわ寄せは、残ったお客が割を食うだろう。
論理的に、分母の数が少なくなるほど
客単価は高くならなければ経営維持は難度が上がる。

入れ替え導入費用も買取ではなくリース契約が増えていると
聞いた事がある。
どの程度波及しているかは分からないが、実営業利益が
この10年20年推移で大幅に悪化しているだろう。

それはパチンコ店の倒産件数や買収などの転売をみれば
目安となる。

何しろ、私が遊ぶ費用にしても半日遊んだ場合でも
5000円も使う事は滅多に無い。
勝てもしないが大きく負けもしない。

うま味を捨てた途端、パチンコという遊びは
ただの遊びとして成立しやすくなる。
低レートに徹底すれば客層は二極化するだろう。

交換率が高く当たりを引きにくい店に行くか
交換率は低いが程々に遊べる店に行くか

後者にシフトできない事情が店側にある場合、
店にとっては生き辛い時局を迎えるのかもしれない。

打つ側も、ハイリスクなレートで遊ぶ島の客数も閑散としている店が目立つ。
逆に、1円パチンコ等と呼ばれるレートや、当たりの確率が1/100以下といった
ロースペック台へ客側もシフトしており、客側が一定程度以上に
”パチンコが遊びの範疇に”コントロールしようとする動態を観察できる。

”自分のお金の使い道を他人に指南されるいわれはない”
常識人としてのこの考え方は整合性を帯びていても
経済破綻を招いて身内や家族に苦難を強いている人間は例外である。

店側にとっても迷惑な話かもしれない。

王道な物言いだが「程々に計らって遊ぶべき」としか言い様がないのだ。