国は「津波の浸水を予想できなかった」と責任を否定
だが裁判所は之を認めず
予想は出来たとして原告の勝訴
そもそも"津波"というものを予想するという概念は
考え方として少し違和感がある
津波に関してはこの様なものから地域住民や人の財産を守る為に
津波も"想定"した防災の取り組みと実施をする事とするのが
当然だと思う。
「予想できないから」免責になるなら
国民の生命と財産は常に自分の力にのみ
備えをしなくてはいけなくなる。
国や自治体がそれくらいの責任を担保しなくてはならないという事が
よく理解できる判例になった。
しかしながら、賠償額の認定については
毎度の事で、これでもかというほど安い。
勝つ事に一定の意義は有るものの
実が伴ったかどうかについては疑問が残る。
三権分立というけれど、国に対する忖度と見られるものが
内在して見える。