月日の流れは速いです。
これからまた、暑さとの戦いです。
今年は11月にコンサートもありますので、しっかり乗り越えなくてはならないのですが、それも張りあいになっています。
さて先日はマルタスの やさしい俳句入門 でした。
皆さんの進歩がうかがえた充実した時間でした。
私自身、どのような皆さんの俳句と出会えるかと楽しみです。
毎月、俳人協会より、俳句文学館 という新聞が送られて来ますが、今月号で鷹羽狩行さんの
湖といふ大きな耳に閑古鳥
うみといふおおきなみみにかんこどり
という俳句が出ており、皆さんで鑑賞しました。
一読して
「わからな〜い」
箱根山中の作で、芦ノ湖。
日中は観光客で賑わう芦ノ湖周辺だが、まだひっそりと静まり返っており、ただ閑古鳥の鳴き声が周りに響き渡っているのみである。眼前に広がる芦ノ湖畔を眺めながら、その伸びやかな声に耳を傾けていた作者は、ふと、あることを思った。閑古鳥は、この湖に聞かせるために鳴いているのではないか、と。湖もまた、その声に耳を澄ましているかのように凪いでいる。湖を大きな耳に見立てる斬新かつ新鮮なアイデア・・・・と評している。
★閑古鳥はかっこうの事。湖はうみと読みます。
訪れてみたいですね。
素敵なところからこの句が生まれたのでしょう。
上の写真は箱根山中の芦ノ湖。
今月の句
グラナダを奏でるギター梅雨に入る
竹林の空の灰色梅雨に入る
いりあひのこだまさびしき夏鶯
番傘の背戸に忘らる濃紫陽花
山道やカーブの先も栗の花
山寺の仁王褪せをり著莪の花
遠くより句座に聞こゆる雨蛙
裕美

竹林

栗の花
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