がめらのフィールドノート

人と自然との出会いの中から湧き上がった想いや音楽、エピソードなどを、紹介します。

アクティブレンジャー

2008年12月03日 | 身近な自然
ヒーロー戦隊モノの名前ではありません。日本の国立公園で活動する、環境省の自然保護官の補佐役の方たちのことです。今日のSANKEI EXPRESSに3ページを使って紹介されていました。

環境省の「自然保護官」は、会議や許認可指導などの室内業務などに追われるため、野外現場のパトロールなどを行う役職として「補佐官=アクティブレンジャー」というのが制定され、2005年6月から始まりました。

広大な国立公園内をパトロールし、登山道や森林、野生動物の状況を確認、異常や変化を確認するだけではなく、心無い登山者たちの残したゴミを拾ったり、登山道をふさぐ倒木をどけたり、「保護官」に報告するために写真を撮り報告書もつくらなければならない。

現在、全国29の国立公園で80人がその任に着いているそうです。・・・おいおい、人数少なくないかい

平成17年の募集内容を見たところ、原則週5日勤務で、日給8,130円(大卒)、上限9,800円と記載されていました。ある程度の手当てはつくようですが、社会保険などが控除されます。手取り給与の金額は想像に難くありません

私もフィールドに出る仕事をしていますから、ある程度想像できますが、任務の重要性・特殊性・危険性・公益性・・・あらゆる点を考えても、日給8,000円はちょいとバカにしていませんかね。身分としては、「環境省の非常勤国家公務員」になるそうですが。室内業務の「自然保護官」はおいくらの給料なのかしら。

日本はこのテの職業に対しての認識や理解が、まだまだ低いし、遅れているというのは、かねてより言われていることです。技術やモノにも予算は必要でしょうが、かけるべき「ヒト」にもかけるべきなんじゃないですかね。その「ヒト」が働いた目的や成果や必要性をもっと正当に評価する社会であってほしい。そう思います

ガンバレー!アクティブレンジャー

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