がめらのフィールドノート

人と自然との出会いの中から湧き上がった想いや音楽、エピソードなどを、紹介します。

雨でも楽しい(!?)星座観察会

2011年10月23日 | 身近な自然
精進湖のすぐ近くにある野外教育施設「富士ふれあいの森」。今回はこの施設主催の星座観察会です。星座観察会の最大の弱点は“必ず星が見えるとは限らない”ということ。長年星空イベントを企画・運営していますが、この宿命には逆らえません。さて、今回はどうなるでしょうか・・・

17時、神奈川県E市から参加者を乗せたバスが到着しました。参加人数は23名。ちっちゃい子からご年配の方まで、参加者の皆さんの顔ぶれはさまざまです。



到着時の天気はというと・・・雨。見事に雨であります

とりあえず夕食。施設スタッフに用意してもらった、カレーライスとサラダで腹ごしらえ。夜の星座観察に備えてちょっと早めの夕食です。・・・って、そんな必要あるのかなぁ




夜になっても雨はやまず。

仕方がない、今年も室内プログラムです。

今年も・・・って
いや、あの・・・去年も室内プログラムでした。すみません


これまで、私が考案していた“星座カード”を使ったゲームをしていたのですが、今年は新しいプログラムです。日々進歩しなくてはね。

まずは、直径50cmのビニールボールを太陽に見立てて、地球や他の惑星の大きさや距離をあてる太陽系クイズ。

たとえばこんな感じ。

太陽が大き目のビーチボール(直径50cm)だとすると、地球の大きさはどのくらい?
 1.バレーボール
 2.テニスボール
 3.ピンポン玉
 4.BB弾

同様に、海王星までの距離はどのくらい?
 1.25m
 2.100m
 3.250m
 4.1500m

この50cmの太陽ボールを精進湖に置いたら一番近い恒星はどのあたり?
 1.富士山のあたり
 2.新宿
 3.浜名湖
 4.名古屋


なーんてクイズであれこれ思案してもらいました。
わかりますか?


クイズのあとはカードゲーム。今回は、星座の名前づくりにチャレンジしてもらいました。小さな子どもたちには、ひらがなカードで「動物の名前の星座」にチャレンジ。大人たちは漢字カードで「カタカナ以外のすべての星座にチャレンジ」です。








なかなか難しいですよ。
星座は全天で88個。なじみの薄い南半球の星座は、かなり難問です。

ちなみに下の星座。実在する星座ですが、読めますか?

・蜥蜴座
・巨嘴鳥座
・旗魚座
・風鳥座


カードゲームのあとは、日ごろなかなか触れることのできない天体望遠鏡の組み立てにチャレンジです。

私からは一切ノーヒント。みんなであーでもない、こーでもないと組み立ててみます。案外この方が、望遠鏡の仕組みを覚えられるのです。






室内の星座プログラムはあっという間に2時間が経過。
今夜は満天の星空の夢でも見ることにしましょう



朝方まで降った雨もあがり、翌日はまずまずのお天気
「精進湖でカヌー」「温泉」「蜜ろうキャンドルづくり」「幻の富士六湖・赤池散策」の4コースを紹介して、好きなコースにエントリーしてもらいました。




私が担当したのは、蜜ろうキャンドルづくり。
今回も力作ぞろいで、脱帽です。








本物の星空には出会えませんでしたが、笑顔ですごせた星座観察会。
来年こそは晴れますように


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