がめらのフィールドノート

人と自然との出会いの中から湧き上がった想いや音楽、エピソードなどを、紹介します。

WMA野外・災害救急法講習会にリフレッシュ参加してきました

2015年11月03日 | ウィルダネスファーストエイド(野外災害救急法)
WMA(Wilderness Medical Associates)の野外・災害救急法。世界30ヶ国で選ばれている救急法の国際ライセンス。
都市部の救急法では対応できない状況。救急車が呼べない、呼んでも長時間かかってしまう状況。
それは人里離れた山の中かもしれないし、病院や交通インフラが壊滅している災害現場かもしれない。
WMAの野外・災害救急法は、どこまでも実践的です。

ライセンスのグレードは3つ。

Wilderness First Aid (WFA)『WMA野外・災害救急員(WFAベーシックレベル)』
Wilderness Advanced First Aid(WAFA)『WMA野外・災害救急員(WAFAアドバンスレベル)』
Wilderness First Responder(WFR)『WMA野外・災害救急員(WFRプロフェッショナルレベル)』

このほかにも医療従事者対象のライセンスもありますが、私は対象外なので取得できません。


私は現在WAFAアドバンスレベルなのですが、あと4ヶ月で有効期限が切れてしまいます。
有効期限が切れてしまう前に、WFRプロフェッショナルレベルにアップグレードしたいと考えていますが、なにしろ内容はものすごく難しい。
いきなり上位グレードを受講したってついていけないのは目に見えています。

というわけで、今回利用したのが「リフレッシュ受講」という制度。
有効期限内に一回だけ、宿泊実費だけで現在取得しているライセンスコースが受講できる、というもの。

上位グレードを取得するためにも、しっかり復習してきました。


講習は4日間。座学と実技が交互に勧められていきます。
今回の会場は、国立赤城青少年交流の家です。

実技では、受講生が救助者と傷病者にわかれ、傷病者役はシナリオに基づいて演技をします。傷病によってはメイクもします。
傷病についてきちんと理解をしていないと、シナリオ通り演技できませんから、傷病者役になってもタイヘンです。




4日間で40時間の講習。朝から夜までビッチリ講習。
夜の講習が終わったあとは、皆さん自習に余念がありません。
最終日の試験に合格しなければ、決して安くない受講費用がパーになってしまいます。









三日目に入ると、グループで複数の傷病者を救助するシミュレーションに発展していきます。
この日は雨でしたが、そんなことはお構いなし。
何しろ、野外・災害救急法ですから。






最終日のお昼過ぎまで座学も実習は続き、夕方になってようやく試験。
筆記試験と実技試験。両方とも80%をクリアしなければなりません。

私は今回リフレッシュ参加でしたので、試験は関係ありませんでしたが、受講者の真剣な取り組みを目の当たりにして、こちらもめちゃくちゃ緊張してしまいました。




今回は、受講者9名、全員合格!!
よかったー。






講習会を終えて帰り道。受講生の皆さん、美しい夕焼けを見て、晴れやかな表情。ちょっぴり涙を浮かべていた人も。



WFRの講習会は12/1~4。
ガンバルゾー。

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