お寺での葬儀

2015年09月09日 | 日記
近頃の葬儀の総額は僧侶でもびっくりするようなものであり
本来の葬儀のあり方からかけ離れたものになっているようです。

仏教自体が葬式仏教と言われ批判されていますが、今や葬儀すら僧侶中心ではなく
葬儀社中心となっているようです。

また色々な業種が葬儀業界に参入していることから、いかに葬儀が利益を生むかということにもなります。

家族が亡くなるという事は、そう頻繁にあることではなく、だからこそ葬儀社のいいなりになってしまう
ように思うとともに、僧侶自身が物が言えなくなっているように思います。

願宗寺においては願宗寺所属の門徒方たちを守るということからも下記の葬儀の方法を広く提案しております。
このブログを読まれた方はそのような事態になった時に備えてお付き合いのあるお寺にご相談されることを
お勧めいたします。





願宗寺が提案する葬儀


葬儀の意味

仏教徒にとってお葬式は浄土に生まれるという新たな旅立ちのであり阿弥陀仏にその

ご挨拶をする為の儀式であります。

また故人との深い関係のあった方々が深い悲しみの中でも感謝の気持ちをもって最後のお別れをする場でもあります。



願宗寺が提案する葬儀

葬儀費用は近年の統計で少なくとも150万円以上といわれています。

そこで直葬が行う人々を多くなっております。

ただし、後々遺骨を納骨できなかったり、納骨費用が多額になったりすることがあります。

願宗寺では特に遠方の皆様に下記の方法で葬儀の方法をご提案しております。

直葬(遠方の方)

葬儀社に連絡し、火葬を行ってください。

ご遺体搬送を含め火葬終了までの費用は20万円以内です。

支払先は葬儀社でここまでは願宗寺は関与いたしません。

(僧侶の派遣を勧める場合もありますが、必要ありません)



近隣の方

ご遺族は葬儀社に連絡をして願宗寺本堂にご遺体を搬送してください。

また搬送時に納棺を済ましてください。



お通夜

本堂にてお通夜をお勤めを行います。

お夜食をご希望の場合お庫裏でご用意できます。

お通夜、お夜食終了後、お帰りいただきます。

お寺での宿泊はできません。



葬儀

上越市当寺院にお越しいただき(遠方)下記の内容で葬儀、忌中のお勤めを行います。

費用は本堂使用料、僧侶2名の法礼を含めて30万円です。

上記の通り焼骨(ご遺骨)になれば葬儀の日程は自由に設定できます。

焼骨本堂内陣に安置し葬儀読経を行います。



還骨法要

葬儀読経に引き続き読経いたします。

初七日法要

引き続き読経いたします。



お斎

寺院庫裏または必要に応じて料理屋となります。

寺院お斎の場合、一人3000円の予算で料理、アルコール類、ソフトドリンクをご用意できます。



以上にて葬儀すべてが終了となります。



以降の遺骨のご安置について

御壇を必要ない方はお寺で35日もしくは49日法要まで

お預かりいたします。



すぐに納骨することも可能です。





この方法の支出の概算

ご遺体搬送納棺・・・・・・20万前後  ※

通夜お夜食・・・・・・・・1名1500円前後

忌中お斎・・・・・・・・・1名2500円前後  

御壇・・・・・・・・・・・10万前後

僧侶布施(僧侶2名分、本堂荘厳)・・30万円 ※

坊守お礼・・・・・・・・・3万円 ※



上記で最低限必要なものは※のものだけですから葬儀社並びに僧侶の法礼も含めて53万となり通常の葬儀の半分以下となります。

納骨

願宗寺ではお墓を必要としない方に納骨堂への納骨をお勧めしております。

費用は24万円(永代管理読経を含む)







今回ご提案する方法は通常の葬儀に比べて一日短縮でき

通常家族が亡くなりますと7日から10日くらいは社会から離れざるをえませんが、上記方法であれば通常生活に早く戻ることができます。

細かく書きましたので難しいと思われる方もあるかもしれませんが住職がその都度

ご案内いたしますので安心してご依頼ください。
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墓石撤去と散骨

2014年08月21日 | 日記
今日テレビでお墓の番組を見ましたが、なにか視点がズレている。
先日もお墓は西向きはダメとか・・・・・・
理由は西日!
住宅なら住みにくいかもしれませんが。
真宗は向きに関してこだわりませんがあえて言うなら
西方浄土なんですがね。

今日の番組は
お墓の撤去とお骨と墓石の処理についてでした。
お骨と墓石の処理
今は散骨もありますが、
自分の意思で自分のお骨をどのように処理しようが勝手ですが、墓石を撤去した先祖のお骨を散骨するとは。
その先祖はお墓を建てそしてそのお墓を代々守りそして納骨されてきたお骨です。
それを散骨し、またそれを引き受ける僧侶がいるとは驚きです。

そしてお骨は散骨しておきながら、墓石は砕くのが忍びないと業者に保管を依頼する。
いったいいままで何に対して手を合わせてきたのでしょうか?

大切にするものの基準が間違っているのではないかと思った次第です。
石がそんなに大切なんでしょうか。
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盂蘭盆会境内動画

2014年08月16日 | 日記
13日は午前9時より本堂でお勤めが有りが多くのご門徒の方にお参りいただきました。

毎朝6時梵鐘を突きますが、12日の朝5時くらいからお墓の清掃に見える方が多くなり
13日の朝は清掃のピークになります。

13日の午後から夜9時くらいまでは沢山の方がお墓参りに来られます。

動画は15日の夕方に撮ったものです。
この日はお花が供えられていないお墓にお経をあげます。
これはお盆でさえもお花が上がっていないお墓は無縁の可能性があるからです。


墓地管理費が納める方がいない(墓地相続者)場合でも縁類や遠い親戚がお参りにこられる場合があります。
願宗寺では第一墓地では無縁でも基本的には撤去はいたしません。
なぜならお墓を建てるときにその当時の住職と建てる願主との間で永代にわたり願宗寺がお墓を守るとの暗黙の了解があったと思っています。

利用者の中には邪魔だから撤去してくれという方もいますが、もし自分のお墓が50年先100年先にそのように言われて寺側が簡単に撤去したとしたらどうでしょう・・・・

住職はみなさんが気持ちよくお参りできるようにする管理者ですが、それと同時にもう物が言えなくなった人たちの側に立ってお墓を守って
いくのも大切な役割だと思っています。

また住職として無縁墓にならないようにできるだけのことをしています。
これで途絶えると分かっているお宅には合同墓への移転などおすすめしています。

また朽ち果てて中のお骨が見えるようなお墓は可哀想ですので一年間撤去する旨の告知を行い合同墓への再納骨します。

お墓の撤去に関しては10~20万円前後の費用がかかりますが、願宗寺では所有者に負担をかけないようにしております。
指定業者による無料撤去を行い、その空いた墓地に利用者が出た場合、その業者を指定します。

指定業者には自然劣化災害被害以外無料で補修をすることを条件に住職が指定しております。





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上げ仏事

2014年05月07日 | 日記
お寺でご法事をお勤めすること上げ仏事といいます。

この地は元々農村地区(今は農地を持ってるお宅は5%位?)で
当寺のご門徒の80%位は元農家です。

農地がなくなったのは宅地化が進んだためで私が子供の頃は鴨島と近隣合わせて100軒前後でしたが今は数千の住宅地になりました。


各家の敷地も200~300坪と広く家も仏間を中心に襖を外すと30畳前後の
空間ができてご自宅でのご法事がほとんどでした。

少し前まではお葬式さえもご自宅で行えたくらいです。




しかしここ近年お寺でご法事をされる方が多くなっています。


理由としては

家の建て替えにより各部屋の細分化。
家は昔より大きいくらいですが、各部屋は壁で仕切られ家庭内のプライベート空間が増えているため、大人数を収容する部屋がなくなった。



準備が大変
ご法事のために障子の張替え、畳の入れ替えをするお宅さえあります。
また部屋の掃除、片付けなど大変な労力を必要とする。
全体の印象としては女性の労力軽減になっていように思います。
結局は女性が諸々の準備するわけですから。



みなさんもご法事についてお寺にご相談してみてください。


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役員会

2014年05月05日 | 日記
去る5月3日午後2時より願宗寺会議室にて平成26年度の世話人会を行いました。
訳あって連休中の開催となり、比較的年齢の若い役員は欠席が多く寂しい会議となりました。

世話人会議案
H25年度決算
H26年度予算案
今後の賦課金について

長期委員会
会計報告

出席者が少ないため席はコの字にせず机を寄せての会議となり、通常より柔らかい雰囲気で
穏やかな感じの進行でつつがなく会議は終了しました。


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