墓石撤去と散骨

2014年08月21日 | 日記
今日テレビでお墓の番組を見ましたが、なにか視点がズレている。
先日もお墓は西向きはダメとか・・・・・・
理由は西日!
住宅なら住みにくいかもしれませんが。
真宗は向きに関してこだわりませんがあえて言うなら
西方浄土なんですがね。

今日の番組は
お墓の撤去とお骨と墓石の処理についてでした。
お骨と墓石の処理
今は散骨もありますが、
自分の意思で自分のお骨をどのように処理しようが勝手ですが、墓石を撤去した先祖のお骨を散骨するとは。
その先祖はお墓を建てそしてそのお墓を代々守りそして納骨されてきたお骨です。
それを散骨し、またそれを引き受ける僧侶がいるとは驚きです。

そしてお骨は散骨しておきながら、墓石は砕くのが忍びないと業者に保管を依頼する。
いったいいままで何に対して手を合わせてきたのでしょうか?

大切にするものの基準が間違っているのではないかと思った次第です。
石がそんなに大切なんでしょうか。

盂蘭盆会境内動画

2014年08月16日 | 日記
13日は午前9時より本堂でお勤めが有りが多くのご門徒の方にお参りいただきました。

毎朝6時梵鐘を突きますが、12日の朝5時くらいからお墓の清掃に見える方が多くなり
13日の朝は清掃のピークになります。

13日の午後から夜9時くらいまでは沢山の方がお墓参りに来られます。

動画は15日の夕方に撮ったものです。
この日はお花が供えられていないお墓にお経をあげます。
これはお盆でさえもお花が上がっていないお墓は無縁の可能性があるからです。


墓地管理費が納める方がいない(墓地相続者)場合でも縁類や遠い親戚がお参りにこられる場合があります。
願宗寺では第一墓地では無縁でも基本的には撤去はいたしません。
なぜならお墓を建てるときにその当時の住職と建てる願主との間で永代にわたり願宗寺がお墓を守るとの暗黙の了解があったと思っています。

利用者の中には邪魔だから撤去してくれという方もいますが、もし自分のお墓が50年先100年先にそのように言われて寺側が簡単に撤去したとしたらどうでしょう・・・・

住職はみなさんが気持ちよくお参りできるようにする管理者ですが、それと同時にもう物が言えなくなった人たちの側に立ってお墓を守って
いくのも大切な役割だと思っています。

また住職として無縁墓にならないようにできるだけのことをしています。
これで途絶えると分かっているお宅には合同墓への移転などおすすめしています。

また朽ち果てて中のお骨が見えるようなお墓は可哀想ですので一年間撤去する旨の告知を行い合同墓への再納骨します。

お墓の撤去に関しては10~20万円前後の費用がかかりますが、願宗寺では所有者に負担をかけないようにしております。
指定業者による無料撤去を行い、その空いた墓地に利用者が出た場合、その業者を指定します。

指定業者には自然劣化災害被害以外無料で補修をすることを条件に住職が指定しております。