忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2011.9.15

2011年09月15日 | 過去記事
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110913/dst11091316070014-n1.htm
<管制官、居眠りで応答せず 未明の那覇空港>

<13日午前3時15分ごろ、那覇空港に着陸したり離陸したりしようとした貨物機2機が、空港管制塔に無線で許可を求めたが、管制官が応答しないトラブルがあった。進入中の1機は着陸やり直しをした。国土交通省によると、応答しなかった管制官は「うとうと(居眠り)していた」と話している。
 
国交省によると、2機は周波数を切り替えて別の管制所といったん連絡を取り、いずれも12分後に空港管制塔とやりとりできるようになった。
 
2機はバンコク発那覇行き全日空8422便ボーイング767と、同型の那覇発上海行き全日空8431便。那覇空港では、全日空が深夜や未明にアジア方面の貨物機を発着させている>


菅政権も杜撰な管理と居眠りで応答せずだったが、よく似た名前だと思ったら管制官もゆるゆるだったとのことだ。最近も羽田空港の50代の男性主任航空管制官が、米大統領専用機「エアフォースワン」や、米軍偵察機の飛行計画などの情報をインターネット上に流出させていたとわかった。日本の政府専用機もブログに載せていたらしい。菅政権は情報を隠蔽して国益をドブに捨てたが、管制官は情報を公開して国益を損なわせるわけだ。なんとも詮無い話ではある。

また、この50代の主任航空管制官は東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発のデータを収集するため、グアムから3月に飛び立った米軍無人偵察機「グローバルホーク」の情報もブログに掲載していた。運航経路や高度などのほか、現在地が記されているレーダー情報もあった。やっていることは完全にスパイだ。国が国なら一族郎等、全員、銃殺刑である。

メディアは「なぜ、このような機密情報の管理が杜撰だったのか」を検証しようとしたが、検証する間もなく、今度は「管制官が寝ていた」とのニュースなわけだ。これで検証する理由がなくなった。そこまで呑気にやっているのなら、そりゃ、機密情報をブログに載せる馬鹿も紛れ込むだろう。








http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110913/stt11091320020011-n1.htm
<民主党会派の平山参院議員、陛下に携帯カメラ向ける>

<無所属で民主党会派に所属する平山誠参院議員が、13日の開会式に臨席される天皇陛下を衆参両院議員が整列して迎えた際、陛下を携帯電話のカメラで撮影していたことが同日、分かった。自民党参院議員ら複数の議員が目撃した。
 
平山氏は産経新聞などの取材に対し、今回に限らず毎回撮影していることを認めたが、「撮影時には陛下は(国会の階段を)上がられていて今回は(お姿を)撮れていない」と釈明。

「参列を撮ったり、礼をしているときに撮ったら失礼だが、それはしておらず陛下に礼を欠く態度では撮っていない」と述べた。
 
これに対し、自民党からは「陛下に対して畏敬の念がない。緊張感が足りない」(小坂憲次参院幹事長)などと批判が噴出。同じ会派の民主党の羽田雄一郎国対委員長らからも問題視する声が上がっている。
 
国会における皇室への問題行動では、民主党の中井洽衆院予算委員長が昨年の議会開設120年記念式典で、来賓の秋篠宮ご夫妻に「早く座らないとこっちも座れない」などと不平を漏らし、批判を浴びたことがある>



昭和20年8月30日、厚木基地にはサングラスにコーンパイプのアメリカ人が降りた。マッカーサー元帥だ。この戦後日本の占領政策の象徴は、翌月となる9月27日、アメリカ大使館へ先帝陛下を呼びつけて写真を撮った。これがあの有名な一枚となる。

モーニング姿でお立ちになる先帝陛下の横で、夏の略式軍装というラフなスタイルでポーズを決めるあの写真だ。両手は腰の後ろポケットに突っこまれている。2日後となる29日、この写真が新聞に掲載される。コレを見た日本人は「戦争に負けるということはこういうことか」と愕然とした、とか言われている。つまり、コレはマッカーサーのパフォーマンス、戦後日本の統治がしやすいように意図的に行ったのだ、ということになっている。無礼も非礼もマッカーサーの策略であると。

しかし、マッカーサーの常識の無さは元々だった。それから5年後の朝鮮戦争。アメリカ大統領のトルーマンは朝鮮戦争の停戦問題を話し合うため、マッカーサーのいるウェーキー島に飛んだ。そのとき停戦を言うトルーマンに対し、共産主義を根絶やしにせねばならない、と強行に主張したマッカーサーが解任されてしまうのは史実の通りであるが、このときのトルーマンの回想録にはこうある。

<奴はサングラスをかけ、シャツのボタンを外し、金モールぎらぎらの帽子といういでたちであった。あれだけ年をとり元帥ともあろうものが、なぜ19かそこらの中尉と同じ格好をしなければならんか>

自国の大統領が会いに行っても、この非常識さだった。つまり、元々、大した人間じゃない。日本人にとってのショックは、この程度の愚か者が先帝陛下を出迎えることもなく、直立不動で威儀を正す先帝陛下の真横で目を泳がせている白人に「これから占領されるのか」という屈辱のようなものだったと思われる。しかしながら、いま、民主党は日本と戦争して勝ったわけでもないのに、陛下は自分の言葉で話せ、という馬鹿者がいたり、国事行為と公的行為の区別がつかない「支那共産党人民解放軍の日本支部野戦隊長」が今上陛下を政治利用したり、秋篠宮様に「早く座れ」という支那人がいたり、今回、小学生みたいに写メを撮る馬鹿も出てきた。コレも多くの日本人はショックなことだ。

あのマッカーサーでも、日本の統治には「皇室が必要」だと悟った。先帝陛下を戦争犯罪で裁くなど言語道断、それで大人しくする日本人ならばポツダム宣言は当初の「国体護持」などなくともサインしている。アメリカは原子爆弾投下のタイミングを逃すことになる。

あのマッカーサーでも、先帝陛下に直に接することで感動し、会談が終われば予定にはなかった「お見送り」をしてしまった。敵国の白人ですら御皇室の権威には感銘を覚えるのに、それがわからぬのは反日の支那朝鮮人と日本の民主党議員だけだ。こいつらには権力しか見えないから、一生、畏敬の念などは理解できない。つまり、文明国の人間ではない。








http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110914-00000136-jij-int
<脱北者「政治的背景ない」=意思確認して受け入れ―韓国政府>

<【ソウル時事】韓国外交通商省関係者は14日、石川・輪島沖で保護され韓国行きを希望している脱北者9人について「政治的背景はないようだ」とした上で、韓国政府として脱北者らの自由意思を確認できれば、受け入れる考えを示した。
 
同関係者は「日本の通知を受け、基本的な情報をやりとりしている状況だ」と説明。「脱北者らに特別な政治的背景があるようには見えない」と指摘し、受け入れに支障はないとの認識を示した。
 
今後の手順については、日本と正式に協議しながら、最終的に「韓国政府当局者が(日本で)脱北者と会って意思確認を行う。(問題がなければ)韓国に移送されるだろう」と述べた>


映画「クロッシング」を思い出した。妊娠中で病に倒れる妻と、まだ幼いひとり息子を残して脱北する主人公を演じたのはキム・ヨンスだ。彼は脱北後の韓国で家族を呼び寄せることもできないと知る。どころか、病気の妻に薬も送れないことに絶望する。それをキリスト教にかぶれた仲間が「神様が助けてくれるさ」と諭すわけだが、彼はそれにキレてこう叫ぶ。

「神様は豊かな国にしかいないのか!なぜ北朝鮮を放っておくんだ!!」

豊かかそうでないかはともかく、神様がいないところには、代わりに将軍様や国家主席様がいることになっている。だから、そこからは逃げ出す他ない。また「神様が助けてくれるさ」という悲しすぎる呑気は「アメリカが助けてくれるさ」に通ずる幻想でもある。日本国も八百万のカミガミがおわす神国ではあるが、拉致被害者の奪還はカミでもなく、もちろん、アメリカでもなく、それは日本人自身が成すべき事、であるから、未だに日本人拉致被害者は戻れない。拉致された日本人は、この「タコ漁をしていた」という漁師のように、朝鮮労働党の目を盗んでガソリン溜めることもできない。

メディアは連日、この「脱北者9名」が韓国に受け入れられるとか騒いでいるが、北朝鮮人民が命懸けで逃げ出さねばならないような劣悪な環境の中、日本人が拉致されて何十年もどうにもできないことを「同じ視点」でやらない。映画の中の話だが、キム・ヨンスは家族を一緒に連れて逃げなかったことを後悔する。比して、事実は小説より奇なり、今回、奇跡的に日本に流れ着いた9名は家族、親戚まで一緒だという。まあ、なんとも幸運だ。

それにもうすぐ、腹一杯食える「同胞の国」に受け入れてもらえるだろう。子供もいるらしいが、設備の整った病院で検査もしてもらえるだろう。清潔な水もげっぷが出るまで飲めるだろう。「KARA」やら「少女時代」に度肝を抜かれるだろう。

しかし、それはそれで勝手なことだ。朝鮮人同士の話だ。つまり、日本には何ら関係がない。そして、それよりも世界トップクラスの先進国から拉致されて、あることが当然の生活から切り離され、残された家族に「行って参ります」も言えず、およそ最低の失敗国家に連れ去られた日本人のほうが、はるかに悲惨な境遇であると自明である。この脱北者9名に「逃げられてよかったね、韓国で家族仲良く暮らしてね」と言う日本人は少なくないだろうが、私はそう思っても口にはしない。代わりに口にするのは早く、早く、日本人拉致被害者を取り戻せ、ということだ。



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