ハンチントンの「文明の衝突」。有名な本だから読んだことがある人も多いが、改めて読むとなかなか良いことも書いていて、例えば日本については「他の社会と共通の文化を持たない」「キリスト教や共産主義などのイデオロギーも共有しない孤立した国」などと真面なことを言う。日本人も中国人も朝鮮人も区別が危うい白人の中では賢い学者さんらしく、そこにはキリスト教でもないイスラム教でもない「日本文化圏」があると認めている。
しかしながら、最終章では世界第三次大戦でアメリカと中国が戦うことになり、日本は中国側についてアメリカと戦うだろう、とオチをつけてもいた。
ンなわけないだろ、と一笑に付していたが、極左媚中勢力に牛耳られている政府与党。不細工な操り人形に過ぎないトップらをみるに、もしかすると、サミュエル・ハンチントンの先見の明はあったかもしれない、と背筋に冷たいモノを感じる。