忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

ガチコメ的「屁のつっぱりはいらんですよ」

2008年11月17日 | 過去記事
サラリーマン生活20年。

昨日届いた「ねんきん特別便」をみると、3つの会社を渡り歩いている。

「十分お確かめください。必ずご回答をお願いします」という誰が悪いのかがわからない文体、「少しでも心配のある方は、ねんきん特別便専用ダイヤルにお問い合わせください」という上から目線、「“もれ”や“間違い”があるかもしれません。十分ご確認ください」などという他人事。ちゃんと「職員の不正等により~~」と書いてほしいものだが、そこはさすがに社会保険庁らしいと感心しながら確認すると、ちゃんとOKだったという今日この頃、皆様、工作員1号の借金生活が終わりました。おめでとうございます。痛みに耐えてよく頑張った!感動した!言葉の意味はわからんが、とにかくすごい自信だ!!

ともかく、その3つの会社で3回とも「店長」というポジションで仕事をすることになった。これも、工作員1号がサラ金を梯子して遊びまわっているときも、休まず、遊ばず、文句言わずに働いていた私の努力の証左であろう。


で、若い頃から「部下」という人達と仕事することになる。コレがむつかしい。リアルな私を知る人は意外に思われるかもしれんが、コレでなかなか気遣いの男、小心者の被害妄想なのである。自分が「どう思われているか」は重要であったし、「こう思われたい」と思って行動している若き日もあったと告白する。残念ながら、現在はまったくない(笑)。覚悟しろ。ふはっはっはhっはーっはっは。

それにしても、アレだ。

私の若き日は、だ。


もう少し「上司」というものに対する尊敬があった。若くても年取ってても、かっこよくてもブサイクでもだ。「上司想いの部下」がいたものだ。もちろん、私もそのようなひとりだったはずだ。「相手(上司)がなにを考えているか」を予測して動くのは、当たり前だのソルトからの逆方エビ固め。当然の流れだ。

それが、今はどうだ。

単なる「事務所の太ったおっさん」のような扱いではないか!

なんとも嘆かわしい限りである。

ひと昔前は、私の誕生日になると『祝いの言葉』が送られたものだ。私の机にそっと置かれた「リボンのついた清酒」に目頭を熱くしたのはいつの日だったか。常日頃から部下のことを考え、私なりに精一杯やっているはずだが、そんなことももう、まるで、当たり前だの腰投げから腕ひしぎ逆十字である。


とか愚痴っていたら、このご時勢になんとも「上司想い」な若者がいた。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081116-OYT1T00511.htm?from=main2
<「口論中の上司助けたい」姫路の4人ひき逃げ、28歳男を逮捕>

<飲酒中の口論から男女4人をワゴン車ではねて逃げたとして、兵庫県警飾磨署は16日、同県姫路市広畑区西蒲田、塗装工金靖浩容疑者(28)を傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。

発表によると、金容疑者は15日午後9時50分頃、同区の市道で、知り合いの同市勝原区の塗装業の男性(35)らをはね、左足骨折などの重軽傷を負わせて逃げた疑い。
 
事件直前、金容疑者は上司(48)とスナックで飲酒中、男性らと口論になった。上司と男性が店外に出たところ、金容疑者は近くに止めていた車で男性と男性の知人らをはねたという。金容疑者は「上司を助けようと思った」と供述している。>




でましたキム。

というか、<傷害と道交法違反(ひき逃げ)の疑い>って、普通に殺人未遂だと思うのは私の気のせいか。しかも飲酒運転ぢゃぁないか。全国の「上司想い」のキムさんたち、「上司を助けようと思った」ならば「通報」しましょうそうしましょう。というか、せめて飛びかかれとあれほど・・・・



それにしても、だ。私が危険に晒されたとき、果たして工作員どもは「車で相手を轢き殺してくれる」のだろうかと思うと心配になってきた。というか、あいつらドサクサ紛れに「私を轢く」のではないかとさえ思えてきた。

嗚呼・・・被害妄想が止まらない!首の後ろも痛くなってきた(家に帰ると自動的に治る)!あいつらはサタンだっ!店長は左端だっ!よ、よし、こうなったら、やられる前に寝るか?誰か話を聞いてくれ!私はそんなに「聞き上手」ではない!!自分のことばっかり言いやがってこのやろう、というか、人が話してるときは顔を上げろ!!私も無理しているのだ!!わかった!ちゃんと病院には行く!アレ?肩の後ろも痛くなってきたよ、あはは♪




にしても、まただな。

http://www.asahi.com/national/update/1116/OSK200811160003.html
<また引きずり? ひき逃げ容疑者を逮捕 大阪・富田林>

朝日が<また引きずり?>と書くと、なにやら悪意が感じられるのは、私の性根が曲がっているからであるが、にしても、まただな。

<富田林署によると、市川容疑者は「後方からバイクか何かに追突したのはわかったが、飲酒していたので怖くなって逃げた。必死に逃げたので、その後のことは覚えていない」と供述したという。逮捕後も、呼気からアルコールが検出されたという。市川容疑者は今年6月、酒気帯び運転で府警の取り締まりを受け、30日間の免許停止処分を受けた。事件当時、運転免許は有効だったという。>



しかし、まあ、未だに、だ。
なぜ飲酒運転の更なる厳罰化をしないのかという疑念が沸き起こる。


常習犯を検問で捕まえても、本人は「運がなかった」くらいにしか思っていない。罪の意識なんぞ「立小便」程度なのだ。倫理観など、とっくに立ち腐れた危険人物なのである。

社長マンもそうだが、説得など聞きはしない。そもそも、「ちゃんと人の話を聞ける状態」であれば、最初からしないのかもしれん。ところで、よく「飲酒運転する人は、“自分だけは大丈夫”だと思っている節がある」と言われるが、それにも異を唱えておきたい。


「自分だけは大丈夫」ではないのだ。こいつらは、すべからく、




「自分だけは許される」



と思っているのである。だから「聞かない」のだ。



「若いから許される」
「社長だから許される」

「金があるから許される」
「権力があるから許される」

「事故さえ起こさねば許される」



いんや、




許されないっ!!




馬鹿どもに思い知らせる厳罰を課せ。罰金なら1兆円とかにすればいい。少々の金持ちや経営者ならば、一発でドボンだ。もちろん、一生かかっても払えないものがほとんどだろう。だから、一生払い続けさせればいいのだ。

死ぬまで、いや、死んでも借金を背負わせてやればいい。



さあ、それでも『飲んで乗る』か?


タクシーは快適だぞぞ!!うっひょぉ!!(病院には行く)

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