忘憂之物

日本人大量発生!反日左翼は国外避難して下さい!


日本では朝日新聞も「ロイヤルウェディング」を大きく写真入りでやっていたが、ロンドンではイギリス警察が大変だったらしい。沿道には100万人も集まったというから、その警備も大変だったろうが、そこではデモや抗議集会は全面禁止、という支那みたいなこともやっていたからだ。その取り締まりにも人手を割いた。

というのも、日本にも「皇室反対」という愚か者がいるが、イギリスにも「王室反対」はいるからだ。ロンドン大学で教授をしているスティーブン・ヘイスラーという人もそうで、この人は「イギリス王室反対」を挙げる団体のスポークスマンも務める。ただ、日本と違うところはあって、今回の「婚礼の儀式」においても70名ほどが実際に逮捕されている(ロンドン警視庁)。容疑は反政府運動。ここが日本と違うところだ。日本では天皇陛下をモチーフにした不気味な人形やら写真にバッテンした看板をもって皇室反対デモを行っても、許可さえ取っていれば逮捕されない。どころか、日本の警察はその警備に付く。

イギリスは日本と同じく、言論・表現の自由が認められている。それでもウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんとの結婚式に対して抗議集会などを開くのは「反政府運動」だと断じ、事実、身柄を拘束している。しかしながら、ヘイスラー氏のようにマスメディアに<王室の結婚式を挙行したことで、イギリスは空想的な王や女王が取り仕切る中世の時代に逆戻りすることになる>とかやっても逮捕されない。これは日本と同じだ。堂々と皇室批判しながらテレビに出る反日左翼の顔はいくつも浮かぶだろう。こんなことで逮捕するのは支那朝鮮、ロシアだけだ。つまり、イギリス人でも「王室批判」とは単なる表現の自由にない、とわかっている。だから国家権力で止めさせるし、やらせない。「イギリス大好き」の政治家は少なくないが、是非とも見習ってみればどうか。

また、世界には日本の皇室のような「権威であり続けたもの」がない。その多くは未だ「権力から権威」へと移行したくてたまらないのだ。世界には「権力」に対して屈するか、あるいは単純な「チカラ・パワー」によって抑圧されるのが常識でもある。しかしながら、往々にしてそこでは「暴力→権力→権威」という間違った認識が改められていない。だから世界の独裁者も「権威」になりたくてしょうがないのだがなれない。支那共産党の国家主席なども天皇陛下に会いたがるが、彼らは「暴力も権力も使わずとも、日本のテンノーのように親愛、信望してくれるなら殺さない」がどれほど間違っているかが、いまでもわからない。

「権威とは権力の延長線上にない」ということは日本では常識とされても、これが日本共産党やら旧社会党の連中、また、海を渡るとわかっていないことがある。例えば、外国人は道端のお地蔵さんに権力が無いのに、そこを通りかかった日本人が頭を下げる本当の理由がわからない。また、そこには「宗教的理由」も関係ないから、日本人は十字架を手裏剣にしたり、聖書でカップラーメンの蓋にしたり、コーランを落書き帳にしたりもできないのだが、日本では「立ち小便禁止」のマークとして「鳥居」を描いていたりもする。このニュアンスが日本的なのだ。



そんな日本人からすれば、だ。「ロイヤル」とか言われても、思い浮かぶのも「ロイヤルホスト」とか「ロイヤルゼリー」となってしまい、バッキンガム宮殿の近衛兵をみてもウェハースにチョコレートでコーティングした菓子くらいしか思い浮かばない。キリスト教式で結婚して、クリスマスにはケーキを喰いながら正月もやり、死んだら十字架と牧師ではなく、坊さんを呼んで「お葬式」をする「頭の柔らかい」日本民族らしいが、だから日本では宗教戦争も宗教差別もない。つまり、なんでも「へぇ~そうなんだ、いいね」で済ませることができるほど、日本という国の文化は強烈な固有性を包含する。それは「他の文化を許容、受容できるほど」の寛容な個性、独自性のことだ。何かで薄まったり弱まったりするレベルにない。連綿と長く続く、というのはそれほどのパワーなのであるが、その最大根拠こそが御皇室であるということだけは、日本人なら失念してはならない。

また「ロイヤル」とは「王」とか「王室」の意味となるが、日本では「最上」に過ぎない。メディアが皇室を「ロイヤルファミリー」と呼びたがるのはその所為だ。テレビメディアはイギリス王家の婚礼儀式をして<日本の皇室も親しまれればいい>と言うが、その本心はちょっとずれていて、番組のゲストに天皇陛下を呼べるような、気軽にインタビュー記事でも書けるような「便利な存在」になればいいと言っているに等しい。反日メディアごときが心配せずとも、日本人は「皇室に親しみ」など畏れ多いと知っているし、ちゃんと敬愛の念を抱いている。産経新聞も書いていたが、イギリス王室の結婚式の日に「スキャンダルも心配なし?!」とか書かれることもない。それに「ネタ」を期待しても、日本の皇室にはイギリス王室のような「面白い話」もない。

ウィリアム王子のお爺ちゃんになるエディンバラ公・フィリップは平気で「英国人女性は料理が出来ない」とか発言するから面白い。スコットランドでは自動車教習所の教官に「スコットランド人はどうやって運転免許取得中に酒を飲まないようにするのですか?」と聞いて馬鹿にしたりする。イギリスの小学校にて、一人の少年が「ぼくは将来、宇宙飛行士になりたいです」と言ったら、普通、その国の王室の人間ならば、是非、勉強して英国の宇宙飛行士になってください。期待しています、くらい言ってもよいものだが、フィリップは「キミは太り過ぎだから無理だ」と即答してしまうほどのアレなのである。ほとんど「毒舌タレント」に近い。それでも孫の結婚式には沿道に100万人の英国民が集い祝う。世界ではどれほど「権威」が渇望されているのか、人間とはこれほど「伝統文化」を欲する生き物なのだとわかる。

日本は戦争に負けて奪われ続けた。イギリスで「シェークスピア」といえば子供で知っているし、名を冠した通りもある、いや、日本人でもよく知っているが、日本人で「近松門左衛門」といえば、さて、何人が知るだろう。名は知っていても作品は知らない、という日本人がほとんどではなかろうか。世界的な王朝恋愛小説「源氏物語」を原文で読み通した日本人とは学者くらいではなかろうか。万葉集や古今和歌集、もちろん、私もよく知らないが、実はコレ、世界的に見れば相当に不思議な現象であるとわかってきた。

しかし、GHQは日本の民衆の一斉蜂起が怖くて御皇室を残した。いまでも天皇皇后両陛下が被災地を見舞われると、多くの被災民は勇気に奮い立つが、当時のこの「GHQの誤算」はあまりにも大きく、敗戦当時の日本でも「天皇が戦災を受けた各地を回れば石を投げられるだろう」とGHQも朝日新聞も期待したが、現実は各地で感涙の万歳が響き渡った。そうして元気と勇気を戴いた日本人は戦後、圧倒的な復興を果たしてしまう。

日本の伝統文化を取り戻す――――ことは可能である。マスコミは大相撲を滅ぼして喜んでいるが、日本に御皇室がある限り、どのような日本文化も必ず再生できる。戦後はアメリカ産の輸入文化を大量に放り込まれたが、それでも百人一首は滅んでいない。その他の日本文化も見直され、あるいは、親日国で護られ続け、日本に逆輸入され始めてもいる。

卑近なところでいえば、学生時代から勉強が不自由だったツレは、ある日を境に御皇室のありがたさに気付き、今では古典落語を聴きに行く。「面白い!」と言って周囲にも影響を与えている。これは自然の成り行き、御皇室を通じて触れる日本文化が、彼らをどんどん「日本人化」させてしまう。中学の時、やることがなさすぎて「パルテナの鏡」というクソゲーを朝まで交代でやり続け、ひたすら無意味に「ハートを集める」ことに没頭していた2名はいま、貪るように本を読む。「だるい」というよくわからぬ理由で仕事を休んだり辞めたりした連中が、いま、社会から評価されるほど勤労に務める。「しばく」とか「殺す」とか「ヤル」しか言えなかったサルどもが、いま、照れもせず「感謝」という言葉を家族に吐けるようになる。日々、年寄りのように「ありがたい」を言いながら、金八先生ファイナルのアドリブ台詞、


「一隅(ひとすみ)を照らす者になってください。一隅を照らす者はこの国の宝です。街の片隅にいても、自分のいる場所を明々と照らす人でいてください」

に我が意を得たり、思わずむせ込んで酒を吹いてしまう。これもGHQが御皇室を残してしまったため、だ。ちなみに、この言葉は比叡山、天台宗の開祖、伝教大師の言葉である。


「国宝とは何物ぞ、宝とは道心なり、径寸十枚これ国宝に非ず、一隅(いちぐう)を照らすこれ則ち国宝なり」


武田鉄也はこれを知らず、撮影中に閃いたアドリブとして発していた。さらにはなんと、収録の1週間後に坂本竜馬の墓参りの後、いきなり比叡山を訪れ、修行僧を仰天させている。神がかった超偶然である。本人はラジオで「引き寄せられた」と言っていた。

いま、日本は東日本大震災で大変だ。しかし、この国には御皇室がある。「日本は日本人だけのモノではない」と言った前総理には申し訳ないが、いま、各地で「日本人」は大量発生している。節電せねばならないときに申し訳ないが「一隅を照らす者」はこれからも増える。そういえば、私の尊敬する人物にも「照らす」ことにかけては右に出る者がいない、という人がいる。先日は会えなかったので、連休明けにでも連絡してみよう。

コメント一覧

くしろちよたろ
(。・`ω´・。)ゞ ぁぃ
柿本あつや
(^^)
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