「キャッシュレス覇権戦争」を読んで 2019年06月18日 16時22分38秒 | 読書 クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などのキャッシュレス決済について。 そこから話が広がって信用スコア、個人情報、GAFAなどについて。 全体的にそれほど掘り下げた内容ではありません。
『重力ピエロ』読了 2009年06月06日 23時41分05秒 | 読書 映画化されたと聞いたので、読んでみた。 最後にどんなどんでん返しがあるのかと思っていたら、なかった。 ルーブル美術館展の入場待ちの暇つぶしにはなった。
「格差はつくられた 保守派がアメリカを支配しつづけるための呆れた戦略」 2009年05月31日 17時17分18秒 | 読書 ノーベル経済学賞受賞者の本なので、経済の本だと思っていたら、むしろ政治の本だった。 グローバリゼーションは格差問題の要因ではない。 アメリカでは、すべての根源は人種差別問題にある。 「保守派ムーブメント」は黒人解放運動に対する白人の反発を利用して、福祉制度を逆行させることに成功してきた。 格差問題解決のために、国民皆医療保険制度を実現させなければならない。
『33個めの石』読了★★★ 2009年05月18日 23時16分11秒 | 読書 哲学者のエッセイ。 著者は「草食系男子」とか言っている人。同一人物とは知らなかった。 バージニア工科大学乱射事件の被害者追悼のため、被害者の数と同じ32個の石が置かれ、花が添えられた。そして、ある女子学生が、自殺した犯人を追悼するために「33個めの石」をそっと追加した。それは誰かによって持ち去られ、彼女はまた石を置いた。それもまた持ち去られると、今度はほかの誰かがまた石を置いた。 JR福知山線の脱線事故の慰霊式で、慰霊の対象に死亡した運転士は含まれなかった。アンケートの結果、そうなったそうだ。 うーむ。
『チェーン・ポイズン』読了★★★★★ 2009年05月04日 22時31分11秒 | 読書 短期間に起きた3件の自殺につながりを見つけようとする週刊誌記者の話。 面白くて、早く読み進みたくて、むさぼり読んでしまった。おかげで生活リズムが乱れた。 このジャンルを読み慣れていないからだろうが、著者の策略にまんまとはまってしまった。 途中で感じた違和感は間違いではなかった。
「榊原式スピード思考力」読了★★★ 2009年05月02日 23時17分15秒 | 読書 通勤時間などを使ってサラッと読めた。 大変参考になったし、自分の考えは間違っていないと教えてもらえたところもあった。 ・人間の社会はほとんどグレー ・ほとんどの問題に解答はない ・絶対的真理などない ・暗記と復習で脳を活性化しよう ・テレビは原則見ない ・読んで書こう ・書くことで頭を整理しよう 日本ほど翻訳本が多い国はないという話は興味深い。たいていは原書で読むんだそうだ。翻訳では100%正確には伝わらないとはその通りだが、そうは言ってもなぁ。 以前は著者の榊原英資さんのことがあまり好きではなかったが、とても良いことをおっしゃるので最近好きになってきた。
「予想どおりに不合理」を読了★★★★ 2009年03月14日 19時56分22秒 | 読書 著者は「同じ偽薬(プラセボ)でも値段が高い方が効き目がある」という研究でイグ・ノーベル賞を受賞したそうだ。 社会規範と市場規範に関する部分が、今の行き過ぎた市場主義の問題とつながると感じた。 社会規範が市場規範と衝突すると、社会規範が長い間どこかへ消えてしまう。 成果主義で期待した効果が得られず修正されているのは、 この点が理解されていなかったからだろう。 社会規範は忠誠心を高めるという利点もあり、 従業員の満足度を高めるために、 企業はこの考え方をもっと取り入れるべきだと思う。 人は自分の持ち物を過大評価しがちであるというところは、 ネットオークションに出品したときのことを考えると、確かにその通りだ。