若い方は多分知らないでしょうが、日本が高度成長に入る昭和30年後半から40年代半ば迄、邦画のサラリーマン喜劇が多く作られました。森繁、加藤大介、三木のり平、小林圭樹は社長シリーズ主役、今振り返ると、長閑で穏やかな日本社会でしたねぇー!この頃クレージーキャッツもブレーク、TV創世記で映画、テレビでこの方々は活躍しました。この後が寅さんシリーズ、ヤクザ映画も仁義無き戦いシリーズ、ロマンポルノ・・・中高大の青春時代は毎週、銀座の映画館に通いました。これで昭和の男優は殆ど居なくなってしまいました。この頃の映画は脚本、監督の質も高く、いい俳優さんが沢山出てます。我輩推奨は戦争映画ですが「トラ・トラ・トラ」です。名優山村聡が山本五十六役で戦争に突入する苦渋する司令長官を良く表現してます。小林圭樹は№2-3役の役が多かったですね。でもこの時代俳優は本当に味がとか個性が光ります。是非一度見てください。