岩波文庫の新刊『シェフチェンコ詩集』が届いた。
ウクライナの国民的詩人であるということは最近まで知らなかった。
そういう事情を考慮してだろうね、訳注と訳者解説が詳しい。
帝政ロシアとソビエト連邦に疎まれ、流刑を受ける。
執筆も禁じられる。
出版の許されない、文字通り禁じられた詩人だったのだ。
ずっと高田渡さんの「くつが一足あったなら」でしか知らなかったので、意外な「国民的詩人」の姿だ。
渡さんが歌っていたのは渋谷定輔訳なので、国文社刊『シェフチェンコ詩集 わたしが死んだら』を持っていたのだろう。
「日本の古本屋」で検索しても、在庫はない。
ああ、目次があった。
確かに「くつが一足あったなら」が入ってますね。
▼Webcat Plus: わたしが死んだら : シェフチェンコ詩集 渋谷定輔 訳
▼シェフチェンコ詩集 (岩波文庫 赤N 772-1)