長女の執事、次女のホペイロ、妻の召使

長女の執事として、次女のホペイロ、妻の召使としての日記

2021年度JFA公認D級コーチ養成講習会

2021-06-21 13:53:22 | サッカー
公認D級コーチ養成講習会へ参加してきました。

公認D級コーチ養成講習会へ参加してきました。
D級コーチに興味のある少年少女サッカーのパパさんやママさん、はたまたおじいちゃんやおばあちゃん、いろんな方がいらっしゃると思います。
また、今後公式戦のベンチに入るためにはD級以上の資格が必要となります。ボランティアでお手伝いされているパパコーチ、ママコーチもベンチ入りするためには資格取得が必須となります。

自分の子供のサッカーの手助けになれば受けてみたいがどうしようなど考えてっらっしゃる方は多いと思います。
まず、受講にいらっしゃっってる方は私以外はチームのコーチをされている方でした。
前述した公式戦のベンチ入りのためにという方がほとんどでした。
そんな中パパの趣味でやってきた私ですがコミュニケーション能力と会話力で和気藹々と受講することができました。
皆さんもコーチされていなくても受講して他のチームのコーチの方と情報交換などいかがでしょうか。

今回2021年6月に受講した講義内容を大まかですがまとめると以下のものになります。

・選手ファーストの考え
・フェアプレイの推奨
・個人としての自立を促す
・成長発達と取得スキル(プレゴールデンエイジ、ゴールデンエイジなど)
・暴言、暴力の根絶
・実技(基本トレーニングの確認や声かけの基本など・講座で実技振り返り)

子供のサッカーに真剣に取り組んでいらっしゃる方は、おそらくどこかで聞いたことある基本的な内容です。
講座で改めて振り返ると自分自身が選手ファーストな接し方や独立・自立心を芽生えさせるような行動をとっているかなど、様々な部分で再認識、再勉強できました。
実技内容も特にハードな内容ではありませんでしたが、普段運動されていない方は少しだけ走り込みを事前にしておくといいかもしれません。
普段見ている子供たちが練習でやっていることと同じようなことができれば問題ないと思います。
講師の方も優しく、小学生の選手に接するような態度で指導していただけます。

真面目に講義を受けて、大人としての基本的な礼儀や節度のある態度がある方は受講して筆記試験を気持ち込めて記入すれば合格です。
お子さんやお孫さんのためにも取得してみるのもいいかもしれません。

そんな中、私が今回の講義で興味を持ったのは「暴言、暴力の根絶」部分でした。
子供の公式戦、カップ戦、トレーニングマッチでよく聞く酷い言葉はやはりJFAでも問題となっているようです。
講義のフェアプレイでも少し出てくるのですが、暴言暴力にだけフォーカスした特別講義がありました。

暴力等根絶相談窓口もJFAサイト内にあることも初めて知りました。
http://www.jfa.jp/violence_eradication/

JFA協会登録チームにおけるサッカーの活動現場で起こった行為についてのみですが報告し調査を依頼できます。
これはもっと皆さんに広めた方がいいのではないでしょうか?
ここでは書きませんが生死を表現するような言葉や罵声は耳にした覚えがあります。
私の子供のチームではありませんので発言したコーチに話に行くことはありませんが、対戦相手である子供たちの耳にも入りますし大人として気持ちの良いものではありません。協会に報告して改善されればより子供たちの環境を良くすることができるのではないでしょうか。

暴力根絶の冊子「こどもエリアに入る前に!」もJFAでは配布しているようでキッズプログラムのページで見ることができます。

キッズプログラム
http://www.jfa.jp/youth_development/players_first/

こどもエリアに入る前に!
http://www.jfa.jp/youth_development/players_first/pdf/poster02.pdf

この冊子の中にアメリカの取り組みでAYSO – American Youth Soccer Organizationという団体が推奨している「Kids Zone」というものがあります。

Kids Zone program Guideline
キッズエゾーンという考え方
01. Kids are No. 1.「子供たちがナンバーワン!」
02. Fun, not winning is everything.「楽しもう、勝つことが全てではありません。」
03. Fans only cheer, and only coaches coach.「ファンは応援するだけ、コーチングはコーチがします。」
04. No yelling in anger.「怒りに任せて怒鳴らない」
05. Respect the volunteer referees.「ボランティアの審判に敬意を払いましょう。」
06. No swearing or abusive behavior.「冒涜、虐待的な行動はやめましょう。」
07. No alcohol, tobacco or drugs.「アルコールを持ち込まない。タバコ、ドラッグを持ち込まない。」
08. No weapons.「武器を持ち込まない。」
09. Leave no trash behind.「ゴミを残して帰らない。」
10. Set a proper example of sportsmanship.「スポーツマンシップの見本となりましょう。」

そしてアメリカの「Kids Zone」エリアへの掲出物が以下となります。

アメリカではALERT!っていう言葉を使い強い口調で子供たちのゾーンであることを強調しています。
さすがアメリカ!極端で大好きです。日本語にして作ってみました。

日本でこれ貼ってくださいって言ったら、いやちょっとって言われるでしょうね。
でも、警告って言葉を使用するくらいに海外でも深刻な問題となっている証拠でしょう。
日本はどうする?
D級指導者ライセンスを必須とし教育を広げることでどこまで礼節の国は紳士の国のスポーツをリスペクトすることができるようになるのでしょうか。
観客からの暴言はどうやって減らせるでしょうか。保護者の方にこそ「Kids Zone」が浸透していくことを願っております。

子供たち安心してサッカーを楽しめる未来となりますように

追伸
今後できれば女子の小学生サッカーの情報も講義でもっと深く聞けると女子の父親としては嬉しいなと思いました。
WEリーグも始まり、女子大学生サッカー、国体など女子のサッカーも盛り上がっていくことでしょう。
何歳までサッカーしてくれるかわかりませんがこれからもずっとサポートしていこうと思います。