我が家ではリビングにストーブを2台(温水暖房、灯油式のボイラーがあります)設置して、今のところ快適ですがもう、11年目になりますのでそろそろボイラーがダメになるかと…思っています。
電気温水器もエラー表示がでるようになってきて、交換のことも考えなくてはいけなくなってきました。
来年は外壁塗装も含め工事を考えています。
平成25年省エネ基準が今年の4月から施行され、長期優良住宅の認定を受けるときは外皮平均熱貫流率及び外皮平均日射熱取得量を計算しなければならなくなりました。
まだ義務化にはなっていませんが2020年から義務化になり確認申請するときは必要になります。
今月の19(土)・20(日)に今年最後の完成見学会を行ないますがその建物は長期優良住宅の認定を受けていますので計算をしています。
数値的にいい結果が出ています。北海道の省エネ基準に適合のUA値:0.46W/㎡kです。
その他にもいろいろと計算をしてみました。
日射取得熱を南・東・西から算出し、室内取得熱を計算!自然温度差を計算し、その地域の暖房度日数を求めました。そして年間の灯油に換算した場合の消費量を算出しました。
そうすることで電気暖房・灯油暖房の一次エネルギー消費量やCO2排出量が計算で算出されます。
一次エネルギーって何?
一般にエネルギー消費量を表す方法として二次エネルギーと一次エネルギー、そしてCO2排出量があります。
二次エネルギーとは、実際に必要なエネルギーで一次エネルギーとはそのエネルギーを供給するために必要な大元のエネルギー量です。例えば、灯油ではボイラーの効率によって本来持っているエネルギー量の一定割合しか利用できませんし、電気では発電効率や送電ロスによって、やはり利用できるエネルギー量が減ってしまいますのでそれを一次エネルギーでどうなのか!比較してみましょうということです。
またCO2排出量となると、さらに複雑です。石油の場合は原油採掘から輸送、精製、ボイラーの燃焼効率など最終的に利用されるまでの全てのCO2排出量を合計したものになります。
今回見学する家(Q値:1.6、UA値:0.46)の年間暖房消費量を灯油換算で計算したら620Lとなりました。
これを宮城県レベルの省エネ基準(Q値:2.4、UA値:0.75)とすると1200Lです…。
イメージがつきやすいと思いましたので灯油換算としましたが1/2で済みます。
この計算結果もわかりますが日本の省エネ基準はゆるいです。
法的には宮城県の省エネ基準でも高気密高断熱と言えてしまいますが…。
Q値:1.0以下を目指さないといけませんが工事費が多くかかってしまいます。
Q値:1.3レベルであれば3万円前後/坪ぐらいでできそうなのがわかってきました。
33坪で+100万円かかりますが約12年弱で元がとれそうです。
そうすることによりそれ以降はお金がたまることになります。
太陽光発電だけがお金を生むのではなく、高気密高断熱することにより、自然にお金が貯まっていきます。
人にも、お財布にもやさしい家になります。ご参考までに!
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