おもい出し日記

一級建築士定期講習と資格についての個人的な考え



先週火曜日は建築士の定期講習がありました。
本当は昨年の秋、受講する予定でしたが年度末近くの2月に…。

講習は一日約5時間の講義を受け、最後に1時間内に40問のテストを行ない終了となります。

前日の休日は雪が積もり、電車に遅れが発生!
当日も雪が降るということで、車で行くことに!

混まないようにと家を早く出て、予定通り1番にコインパーキングに到着!
駐車場は昨日の雪で車の抜け殻のようになっていたアスファルト面以外はガチガチの氷!

予定通り早く着いたので車で時間つぶしをしていたら軽トラックやワゴン車が駐車場に!
除雪を依頼された業者と思われる若い職人さんがドヤドヤと雪かきやらツルハシを取り出し、雪かきが始まりましたが…。
ガチガチの氷に手を焼いているようでした。

昨日中の雪が柔い状態で除雪をしておけば、すごく楽なのにと思いながら車を後に。


講習会場にも1番で到着!
受付の方に上の階にある講習室に誘導され、教室入口の貼ってある座席表と受講番号で座席を教えてもらい着席!

モニター講習なのでそこからは離れていて
「見えないな~」と思いつつ、机を一人で独占できるので「まっいいかっ」と割り切る!

1番に来ているので誰もいなく、ぼんやり教室を眺めていると…。
壁面には各資格、各項目の合格目標点数が所狭し、いや洗脳?のように、大きい数字が目につきます。

「大変だな~」
今年の優先順位は「資格を取ることだ!」みたいな言葉もあったと思います。


この前、モデルハウスに来ていただいたお客様と話をしていたら…。
ここに来ていただいた一つは「一級建築士」ということも含まれているようでした。

すこしのほめ言葉も含まれていて、私を敬ってくれているのがわかりましたが…。

私の返答は…
一級建築士だからと言って「いい家」ができるとはかぎりません!
むしろ、二級建築士の方が…と言ってしまいました…。

せっかくお客様から言ってもらったのに…失礼な自分がいました。

でも本当です。

二級建築士の免許を持っている方の方が木造住宅に携わっている方が多いので、割合的には一級よりも多いと思います…。

一級は大規模建築のコンクリート造や鉄骨造等がメインとなる仕事なので、逆に木造はわからない!という人も実際大手設計事務所に勤めていた方から聞いたことがあります。

木造住宅にどれだけ真剣に、コツコツと、自分で考え、提案してきたか!ということになると思いますが…。

もう少し言うならば、資格がなくても詳しい人はいます…。
逆に資格があっても…試験の合格点数を満たしただけという方もいます。

「私は一級建築士だからいい家をつくれます」というのは間違いです。

「私は有名大学を出ています」と言うのと同じです。
だからいい人なのか?いい仕事をするのか?

有名大学の名前や資格を誇示して仕事を受注する人を私は信用しません。

自分や仕事に自信がないから資格や大学名を持ち出すのでしょうか…。


満室になった教室の壁4面に貼ってある数字のポスターを眺め、講習開始を待っていたところ…。

会場の係の人が私の席に近寄ってきて「すみません受講番号を確認させてください」

「この席ではありません!」と係の人
「えっ」と私。

「一番前のモニターの近くになります」

教室に入るとき、係の人に教えてもらい席に着いたのに…なぜ?

この教室は一級建築士の方と二級建築士の方が一緒に受講するようでした。
私が教えてもらったのは二級建築士の方が座る席で番号が同じだったようです。

案内され、自分が間違ったのではないのですが…。

「まっ、モニター近くになったのでいいか!」

一級と二級の定期講習の内容は同じで、テストが40問と35問の違いです。

差を5問つけるのはわかりませんが…。
資格の差は5問と言うことのようです。

だから…資格より…内容が大事なのです。
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