おもい出し日記

ムンク展(東京都美術館 11/23)

初期の作品から最晩年まで約100点を集めた大回顧展に行ってきました。



入場するまで60分待ちですでに「叫び」







ムンクはわずか5歳の時に母を、14歳になる年に姉を、共にに結核で失うという悲劇に見舞われました。

自身も病気がちだったため、死への恐れや喪失感は、彼に常にまとわりついていたと言われています。

作品に繰り返し現れる絶望や不安、孤独といった主題には、こうした原体験があるのでしょう。

衝撃的な姉の死をもとに、ムンクは「病める子」という作品を生涯に何度も描いています。



1889年、パリに入学したムンクにお父さんの訃報が届きます。
再び肉親を失い、彼は内なる感情や芸術への思いを無数に描き残すようになります。

「読書する男や編み物する女のいる室内画を、もう描いてはならない。呼吸し、感じ、苦悩し、愛する、生き生きとした人間を描くのだ」

一時、印象派などの影響を受けていたムンクの絵は、人間の内面を凝視し象徴的な表現に変わっていきます。それが「絶望」や「叫び」です。



ノルウェーに今、建設中の新ムンク美術館は2020年に完成するそうです。
素敵な美術館のようなので…。
2021(~)年の見学予定(目標)に入りました…。
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