おもい出し日記

ウッドショック!影響は?





ウッドショックとは
欧米や中国での木材需要の拡大や、コロナ禍の混乱による海上輸送用のコンテナ不足・運賃高騰などが相まって、国内市場で米松(ベイマツ)や欧州材の供給不足、価格高騰といった「ウッドショック」ともいえる状況が深刻化しつつあり、地域工務店の家づくりにも影響を及ぼしている。

全国各地にある木材卸会社や製材・加工会社からは、3月上旬から4月にかけて、取引先である地域の工務店に対し、輸入木材の納品遅延のお詫びや今後の見通し、価格改定(値上げ)などに関する通知書が相次いで出されている。

内容を見ると「過去に例を見ない程の世界的な木材価格上昇です。原油価格の上昇やコンテナ不足の影響による輸送コストの増大もあり価格維持が極めて困難な状況」「梁桁・柱とも120(巾・角)材が枯渇しており、120仕様は受注できません」「75坪超の大型はお断りします」「状況が改善されるまで見積もりはお得意様のみとします」など、切迫した状況がうかがえる。《新建ハウジングより》

なぜ国産材が品薄か
今まで外材を利用してきた量産ハウスメーカーやパワービルダーは、国産材に乗り換えるしかなく、それにより国産材が品薄になり、価格がUPしているとのこと…。
地域材を利用してきた地域の工務店にも、その影響がでているとのこと。

伊藤工設計の影響は…
1. いつも利用している製材業者より、昨年利用した数量分は供給できることを確認しています。
2. ベイマツ(外材)についても、昨年利用している数量分は供給できることを確認しています。
3. 木材価格は多少上がるようですが…あげ幅が算出できず、今回の商品バージョンUPによる価格改定において、「一時的なもの」として木材の価格UPに反映しないこととしました。
4. 原油が高騰し、ガソリンが以前より上がっているので運搬費が上がるとのことでしたが…。具体的な数字がわからなく木材費に占める運搬費の割合は少ないので今のところ伊藤工設計の負担としました。
5. 木材の値上げ部分に関しては、一年間の状況を見て、来春再検討としました。
6. 地域型住宅グリーン化事業(国交省)において、原木供給者、製材業者、プレカット業者等の参加者は、例年より多く登録させていただきました。材料が不足するような場合、いつもと違うルートで確保できれば。
7. 契約する前にプレカット図を作成し、早めの木材発注を心掛ける。
実は昨年度も地域材がありませんでした…。弊社では早めの発注をしていることと、仙台木材市場さんに協力と、お世話いただき事なきを得ることが出来ました。

いつも利用させていただいている業者さんに助けられていることに感謝しなくてはいけません。

「一見さん、お断り!」は、強い言葉に感じていましたが…。
このような時に、この意味の深さを知ることが出来ました。


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