真夜中のフライング・クロス・チョップ

ゾル少佐4号の華麗なる日常

野党の役割

2016-12-30 22:12:07 | 政治・社会
野党の役割とは何だろうか。

それは、政権与党の政策・法案の問題点を指摘、不正を追及、そして国民が与党にNOを突き付けた時はそれに取って代りえる政党であることだと思う。

しかしながら我が国の野党の多くは、自分たちの役割を勘違いしている節がある。


自民党支持者とて、安倍政権の全ての政策に納得している訳でなはい。

例えば、昨年の平和安全法制。

法案を成立させたことは一歩前進として評価できるが、内容はにはまだまだ足りないと思える部分があった。

だからこそ野党には、

「そんな生ヌルい法案で、本当に我が国の主権を守れるのか!?」

と指摘し、さらに法案を精査して欲しかったのだ。

次世代の党(当時)の中山恭子議員など、一部からそういう指摘はあった。

しかし、悲しいかな小政党からの質問は大きく取り上げられる事もなく、肝心の野党第一党であった民主党(当時)は中身の議論などほとんどせず、「憲法違反だから廃案」の一点張り。

挙句の果てに、国会内でプラカードを掲げたり、下手糞なフライング・ボディ・アタックを披露して、それで仕事した気になってる始末である。


さて。

今現在。

格好の政権批判材料がある。

韓国釜山における日本領事館前での慰安婦像設置だ。

「遺憾などと呑気なこと言ってないで、もっと厳しく韓国政府に抗議しろ。大統領の弾劾など向こうの国内問題で、我が国には関係ないではないか」

こういうこと言うのが野党の役割なんじゃないのか?


本物の野党の中の野党。

出てこいやー。