A → Z : Xserve

モラモラ会社員がムラムラしながらお届けするヌルヌルアーカイブ。

「スター・ウォーズ」旧3部作DVD観て親指骨折…!? Xserve

2004-09-24 | シネシネアーカイブ
午後5時……。今日、俺が起きた時間……。いったい、今の今まで生きてきて、何度この後悔という名の苦汁、諦めという名の辛酸を嘗めてきただろう。キダ・タロー

しかし、落ち込んでばかりもいられない。今日というこの日を糧にして、明日という名の壮大なサーガをストーリーテリングしていこうじゃないか。ましてや、今日は待ちに待った「スター・ウォーズ」旧3部作DVDの発売日。amazon.co.jpと書かれたダンボールを豪快にデストロイし、現れたるそのDVD-BOXを見るやいなや――脳内ジョン・ウィリアムズが、例のテーマをフェードインさせるんだ。

♪ジャーン ジャーン ジャーン ジャッジャジャーン ジャッジャジャーン

そして、脳内C3POが手際よくビニールをはぎ取り、我がスーパースターデストロイヤー級のスーパーホームシアターのスーパーDVDプレーヤーに、タトゥーインする。脳内R2D2がピコピコうるさいなぁと思っていたら、あっついお茶をもってきてくれた――。

そんな至福の時間は――まるでおとぼけキャラのヨーダのように――あっという間に過ぎ、今日のところは「帝国の逆襲」まででとりあえず打ち止め。俺の大好きなキャラ、アクバー提督との逢瀬は、次の機会にとっておこう。ウフフフフ……。

――そんなふうに余韻を楽しんでいたときだ。今年高校受験の弟が、真っ青な顔をして俺の部屋に突然入ってきたのは。

「アニキ、ちょっと見てくれよぉぉぉ」
「ん、どした?」

見ると、弟の右手の親指が腫れ上がっている。

「ハンモックから落ちたんだよぉぉぉ」
「……え?」

聞くところによると、今日弟は友だちから使っていないハンモックをもらってきて、それを大喜びで自分の部屋にセッティング……したはずが、派手にすっころんで床に親指を強打した……ということらしい。

「いたいよぉぉぉ。しかも、曲がらないよぉぉぉ。きっと、折れたんだよぉぉぉ」
「救急車呼ぶか?」
「………。本当は折れてなかったらカッコ悪いからいいよぉぉぉ」

――パシャッ――

「なんで写真とるんだよぉぉぉ」
「まぁまぁ、こういうのは記念になるから」

とか言いつつ、心のなかでは「ネタ (σ・∀・)σゲッツ!!」と叫ばずにはいられない。しかし、いい年して泣き叫ぶ弟を、いくら面白いからといって、これ以上おもちゃにもできない。俺は、手際よくインドメタシン入りの軟膏を患部に塗ってやり、ガーゼと――割り箸で作った即席の――添え木を足したあと、包帯でぐるぐる巻きにしてやった。

040924_0115~01.jpg

とりあえず、これで明日の朝まで様子を見ようと思う。もしかしたら、朝イチで病院に連れていくかも……。