公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

「悩んでます・・」

2008-04-18 | 読者からのコメント・おたより
息子さんは、なぜ、宿題をやるのがいやなのでしょう・・・・
なぜ、教室へ行くのを嫌がるのでしょう・・・・
なぜ、貴女は怒るのでしょう?

息子さんの心に悪い影響って、どんな≪悪い影響≫なのでしょう・・・・?

うちの教室でも、学年に関わらずこういうご相談はとてもよくあります。
そのときには、まず、上記のようなことについて、
保護者の方と、また本人とも、よく話し合いをします。

うちの教室では、宿題の負担軽減などで解決する場合がほとんどですが
そういうことでなく、
親の、自習式学習に対する理解が不足している場合には
≪自習式学習≫ということについて、よくよくご説明をしています。
うちの教室では
教室だよりなどで、様々な角度から何度も説明していますので
ふだんから、ちゃんと教室だよりを読んでいただいているご家庭からは
≪心に悪い影響≫などという言葉は出てきません。

はっきり言わせていただくなら
≪心に悪い影響≫を与える可能性があるのは教室へ通うことではなく、
怒りながら宿題をさせる親の態度です。

喜びながら、褒めながら、宿題に取り組めるよう、
新米ママには、様々な知恵をお貸ししています。
       もし、お近くにお住まいなら、勿論
       うちの教室へいらっしゃい・・・・というところですけれど。

いずれにせよ、現在の教室の指導者と、よく話し合われてみることをお勧めします。
何の為に、くもん教室へ通わせているのか、
自分がくもん教室に期待していることはなんなのか、
そして現在通っている教室が、どこまでそのニーズに対応できる教室なのか、
しっかり自分自身の、教育ということに対する考えを見つめなおしてみることです。
もし、わが子の教育を、自分自身の努力無しに他人任せでやって欲しいと思うなら
どこの塾へ通わせようと同じことです、
お子さんは嫌ならやめていい、ということを学習するだけですから。


ちなみに・・・・
幼稚園の年長の始めに入会した男の子の場合にも、
一年はどうにか続いたものの、小学校へ入学する頃には
親も子も行き詰っていました。
で、しっかり話し合いをして、学習は継続しており現在二年生になったところですが
今でもよく「やりたくない病」は出るものの
お母様は、
『やめないでよかったです、もしあの時やめていたらと思うとぞっとします』と
おっしゃいます。
おそらくこの生徒は、六年生の頃には二学年程度は先の教材に進めるでしょう、
二年生になったばかりの現在は、まだ、足し算をやっていますけれど。
本人は『はやく引き算をやりたい』のですって。
「そうねぇ、この教材が、一気に10分でやれるようになったら・・・」

つまり、そういうことです。








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 株主でも・・・・ | トップ | お返事(悩んで・・・・) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読者からのコメント・おたより」カテゴリの最新記事