公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

いつまでやる?

2017-03-11 | 現在の教室運営
今月末で、教室クローズしようと決意しました。

去年あたりからポツポツどうしようかなと思い始め
でも、一月冬特時点では、うちで冬特に来ていた生徒も
他塾へ行ってみた子達もみなうちで続けるという事だったので
じゃあ・・・・・・と
メールの新機材やら新年度用のテキストやら準備を進めていたら
二月になって、
「今月末で」「三月いっぱいで」という申し出が4件続き、
あまりの事にゲンナリ。

年度替わりの頃は卒業する子も毎年いるわけですから
それなりに心づもりはしているのですが
予定外の話が重なって、
「え?これじゃあ、4月以降赤字ジャン・・・・・・」

何しろビルの一室で、家賃だけでも16万かかるのです。
当然それなりに人件費もかかるし。

人様の子どものために、私がお金を出すなんてとんでもない。
先行き回収できるならともかく、この、塾乱立地域でそれはかなり難しい。
もう20年以上やってて、退け時なのでは?

と思い定め、まず不動産屋に連絡するとともに
緊急保護者会を開き、
「赤字になるのでやめる」旨をお伝えすることにしました。

ところが。
不動産屋からは家賃を10万にまで下げるので借りていてくれないかという話。
今月末なんて急な話では敷金返せないからとか。
保護者会では
「会費値上げは考えないんですか」というのが第一声で
「生徒数が少ないというなら、チラシ配りますから。」
「校門前手渡し、やりますから」
「クチコミ広げます」
「ホームページ検索数を増やして応援します」
etc.
「うちの子のために続けてほしい」
「ここのおかげで・・・・・・」という話が相次ぎ
家賃も安くなることではあるし
開設時間の短縮で人件費を抑えれば、赤字ということはないので
あと2年はやることになりました。
ただ、人手を減らす分、その仕事は私がやることになるので
(えーっ、あと2年、いそがしいの?)と思うと
もうトシだし、やりきれるかなぁという想いもあります。

でもまあ、赤字にさえならなければやっててもいいか・・・・・・
それにしても、あと2年がいいところだな、と改めて思いました。
生徒保護者の中に現在専業主婦の「できるオンナ」がいるので
彼女にあとを押し付けちゃお、とも思いました。
敷金の清算さえすれば、備品関係なんて丸ごとあげちゃっていいし。


ということで、あと2年で、引退予定です。







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1 コメント

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Unknown (山形から)
2017-03-25 00:07:11
先生 久々に読んだブログに やめる・・・だなんて書いてあって、我が身も振り返らず心配になったではないですか?
保護者や家主さんに引き留めていただいて、よかったです。
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