グアムでの生活が始まりました。
父は、ホテルにて勤務。
私はまだ、3歳にも満たない子でしたが、母は、家賃がほぼないということもあり、幼稚園なのかなぁ?に私を預けて、働きに出ます。
グアムで、のんびり過ごしていれば良かったのにね。
でもね、父母には目標が一つあったんです。
それは、日本に帰るときまでには、500万を貯めるということ。
その頃1ドル=350円くらい?
わかんないけど。
日本に帰るまでに、頑張ろう!ロサンゼルスにいた頃から、母も密かに心に決めていたそうです。
実際、父の給与も良かったみたいだし。
家はホテルが用意してくれてる。
家賃は、ほぼ皆無でしょ?
食事はというと、父が職場から、ちらほら持って帰ってくるし(笑)
母は母で、日本人観光客相手の土産物?のショップで働き始めます。
家は、日本の賃貸と違って、広くて、勝手がいい。
おぼろげながら、グリーンの毛足の長いカーペットに、大好きなミッキーマウスのぬいぐるみを持って、私が立っていることを覚えています。
そうそう、母が勤めていたショップには、新婚旅行で来るお客さまも多かったらしく。
後々に聞いたことは。
『新婚さんはね〜、手にお土産を持っていく先のリストを持って、あーだ、こーだ言ってるわけ。当然、喧嘩になる人たちもいたわ。あの頃まだ、海外旅行も珍しかったのかもしれないから、親にも言われてると思うのよ。でもね、土産ごときで、時間を潰すのは、ムダだわ〜』と。
だから、『あなたが結婚するときは、新婚旅行を2回行かせてあげる。1度目はベタなところ。お土産に迷わないところね。とりあえず、買っとけ、みたいな。2度目は、自分たちがエンジョイできるところに行きなさい』と、良く私に言っていました。
で、実際ワタシは、結婚したときには、一度目は北海道。
2度目はヨーロッパでした。
ありがとう、お母さん。
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