廻航と言ってもモータークルーザなので特に問題も無く無事に完了しました
四国の徳島(前のオーナが徳島まで廻航済み)から東京までおよそ340NMの距離です
ボートは32ftで2基掛けのドライブ(船内外機)艇でした
装備はフルの状態で
魚探/GPS(プロッター)・カーナビ(?)・レーダー・VHF・湯沸かし器・オーディオ・エアコン・冷蔵庫・電子レンジ・サンルーフ・(パワーウィンドウは有りませんでしたが・・)オーパイと、我が家より快適なほど
個人的にはビールサーバーとおでん鍋、ソフトクリームメーカーが欲しいところです
燃料タンク900L 清水ランク120L(今回は軽量化の為40Lを積み込み)
今までの船の状態が判らないのでプロに機関と装備の状態ドライブ関係の確認、消耗品の交換を事前にして貰いました
その上で 消耗品関連のスペアパーツ(各2SET以上)の積み込み
交換に必要なツールの確認までして貰いました
(構成図のコピーまで入っていました)
2日前に友人であるオーナーに現地入りしてもらい 船の状態と、マリーナを出るまでの航路確認、試運転と買出しをしてもらい
私の方がオーナーの様にゆっくりと現地入り
早朝出る計画でしたが なんと台風9号が・・・(想定してましたが)
直撃の模様で様子見に 8号のうねりと9号のうねりの合間を狙う予定でしたが
進路がずれ紀伊半島方面に・・・・・
これでは 途中で台風に追いついてしまうことに・・・
で、のんびり観光を・・・・
徳島と言えば鳴門・・・
ここを見に行こうと言うことに・・・・ところが豪雨と雷
僅か100mも離れていない電柱に直撃・・・を目の前にして
アンテナを外したり アンカー(チェーン)を垂らしたり(水中に)
陸電用ケーブルのアースを桟橋の梯子にチートしたりで船を出せる状態ではなくなりました
仕方ないのでタクシーで観光船うずしおの船着場まで行き
観光船でゆっくり楽しみました
何時しか雨も上がり青空も・・・
しかし 流石に瀬戸内海と太平洋の間、まったくうねりは無く
穏やかな海面でした
徳島ラーメンを食べ船に戻り
取り合えず明日出航と良いながら飲み始めます
すると 遠くの岸壁に大きな船が・・・・・
見慣れた飛鳥Ⅱです
こんな所で見るなんて「動いているんですね」と、当たり前のことに感心する
丁度大きな虹も掛かりレインボウブリッジも見えました(^^ゞ
0時を回ったところで
「明日は止めよう」・・・・と飲み続けることに
なにやら地震も有った用で「今戻ると余震も、津波も有るかもしれないし」
とか、言いながら飲み続けるのでした
まもなく、廻航用に購入した飲み物はすべて無くなり
到着時に飲もうとしていたシャンパンまで飲みつくし
眠りに付いたのでした
(飛鳥は一晩中、明かりが点いていました)
翌日・・・・・、朝靄・・・・
100mほどしか見えない中を漁船が出て行く
海面は静か(少なくてもここは)
テレビを点ける
地震は大した事がなかったようだが 台風で被害が出ているらしい
東名が通行止めとか、ノリピーが逮捕されたが起訴猶予になるとか・・・
天気図を確認
台風は関東も過ぎ東へ移動済み
高層天気図も確認
ニュースを見ていたが地震は少なく台風と大雨の方が色々有った様だが
船向きの情報は皆無(当たり前か)なので子供向け番組を見て
情報収集へ走る・・・(何処の店が旨いか?、酒屋は何処か?温泉は?)
と、情報が得られたので海水浴に行くことに
ところが、近くのビーチへ行くと海岸は ゴミだらけ、もちろん海は真茶色
泳ぐ気にもならないので ビーチコーミングを始めるが
プラスチックと木と海草ばかり
すぐに飽きてビールを飲みながらうろつく
サーファーが数名入ってたがインサイドしか波が立っていない
アウトサイドは30分に2,3本
しかもチューブを巻くようなスゥエルは無し
(ここいらでやるのには無理が有るのでは?)
買出しをし食事をして船の点検を済ませ
早めに寝る事に 明日は出航・・・
最短距離(?)でコースを設定
午前4時、エンジン始動
海面には沢山の木々が浮いている
木々だけなら水面だけなので 問題は無いが
水中に有ると厄介・・・・・
すぐに潜れる用意(海パンだけだが)をして出航
桟橋を離れ防波堤を超えたところで突然アラームが鳴り出す
警告ランプはどれも点いていない
すべて点灯するのは確認済みなのでバルブ切れは無い
水温計は問題なし
エンジンを止める・・・・・アラームは止まらない
「??????????????」
「新しい目覚まし付けた?」「・・・・」
「この船、レジ済ませた?「・・・・・・」
と、くだらないボケをかましたが オーナーは突っ込んでくれない
期待は ボケ・突っ込みなのだが
彼はそのレベルに達していないようだ・・・
数分経ったがアラームは止まらない
(エンジンでは無いな・・・と判断)
メインSWを切る・・・・当然、アラームも消えた
再度エンジンを廻す、右・・・ 左・・・
アラームはならない・・・「???????」
スローで走り出す
何事も無い・・・・回転を上げる・・・・
何事も無い・・・・更に上げる・・・・
変化なし・・・・回転を戻す・・・・
変化なし・・・・・・と、ここでアラームが鳴り出す
・・・・・・・・何気なく見たレーダーの画面下に赤い英文字が・・・
レーダーを切る アラームも止まる
原因はレーダーのワッチ機能がON しかも0.5NMのレンジ
(半径0.5NM以内に、今まで無かった物が現れるとアラートとして船の接近を教えてくれる機能)
(^_^)v (ブイです)
0.25NMにセットし(今はこれも不要だが)動作確認完了と言うことで
無事、再出航
2200rpmで紀伊水道を南下する
海面には 沢山の漂流物
波は50cm うねりは1mほど 続けて3~10本来る
時々、遠くから大きなうねりが押し寄せてくる
(ヨットももちろん遭遇)
ポートに日の出を見ながら(昨日よりはマシだが靄で視界は良くない)
先ほどのレーダーとGPSの画面を確認しながら南下する
サンドウィッチを食べながらアイスコーヒータイム
波は無いが20ktではバウが大きく上下する(時々ものすごい上下も有る)が
スプレーは無し(チャインが捌いてくれる)
FBで操船(実際にはステアリングには触っていないが)していたが暑いより湿気がすごいのでキャビンに・・・
エアコンを入れ快適に・・・・冷たいビールを飲み・・・
これで揺れが無かったらほんとに快適空間
エンジンの音もキャビンを締め切るとそれ程、気にならない
FMを聞きながら紀伊水道を出る
レーダーに反応・・・右2NM程に同行船
本船は少ないが内航船が数隻いる
漁船も数隻・・・・更に沖に出す
黒潮がよく判らない
水温計を見ると27度~28度
どうも黒潮の淵に居る様なので・・・
と、ここで有ることに気づく・・・・・が、
気づかない振りをすることに
船が近づいてきたら気づくことにする(^◇^)ゞ
回転は2800rpm~3100rpm
(左右で500rpmほど違うが・・・・?)
トリムを調整しなおし、ドライブを少し蹴り上げる
速度は僅かに速くなり25k以上をキープ
風も有るNEから5m程か?
ほぼマノボリ、見かけの風は当然30kt近い
少し振れるとボートもヒールすることに気づく
何年もボートには乗っていたがヒールを感じたのは初めてだった
このヒール具合で針路のブレ(或いは風の振れ)が判る
左右のトリムを調整し水平に(適等だが)調整する
ラジオの電波が弱くなり雑音が気になる
周波数を変えるが一時的にしか良くならない
AMの方が聞きやすい
高校野球じゃ絵にならないし・・・・
CDに変える
レゲエを聴きながら快適に・・・・
この速度では釣りは無理と端から仕掛けは持ってきていないが
暇になる・・・・
今、陸で大地震が有っても判らないだろう
と、話しながら時間を過ごし
イルカ・クジラを探すが見当たらない
一瞬、背びれが見えた気がしたが 気のせいかもしれない
片側ずつエンジンを止め、ベルトとオイルのチェックを行う
2基掛けは便利だ、それでも15kt程出ている
左舷エンジン側にオイルを補給0.5L
オイル消費をしているようだ
油水分利器に水は見られない
エンジン下に新聞紙を敷いておいたがオイル漏れ等は無い
燃料は時間60Lほど消費しているよう
(ゲージではなく燃料の流量をセンシングしているので正確なのだが、あくまでもパイプを通った燃料の量)
予定より食うが想定内
回転を上げれば燃料は使うが速度が上がり時間は短縮される
実際にはリターン側の燃料を差し引けば燃費はもっと良い筈だが
この数字で計算をしておく
15時間は巡航できるはずだが 既に半分ほどの行程を通過
残りは15ONMを切っている
予想時間は7時間
燃料計の針はまだ2/3辺り
どちらを信じるかは判らないが
下田辺りで判断すれば下田、大島と補給は可能
(予備も40L程積んでいる)
速度を24ktに落とす
(燃費ではなく波が高くなってきたので)
遠州灘を通過
(実際にはかなりの沖だしなので360度陸地は見えない、雲が有る下が陸地だろうと判断)
VHFは入れっぱなしだが16chは1回しか聞こえてこなかった(気づかなかった)
71chとかの方が使用している様
朝早かったので交代で休憩を取る為、(といっても二人ともずっと休憩状態)
コックピット(スターンデッキ)に出る・・・・暑いが風が気持ちいい
と、言うか 寒いくらいに・・・・風が当たらないと暑い
大きくバンドしてるバウに合わせて水しぶきが上がり霧状になって顔に掛かる
気持ちいいが海水なのでしょっぱいしべとつく
髪の毛がベタベタ・・・・
真水を頭からかぶり上に上がる
気持ち良い~~~~
下に下りてビールを持ってまた上がる
5分も経たずにまた降りて・・・また上る・・・
FBに冷蔵庫を付けるべきとアドバイスをしておく
(上とキャビンはインターホーンで会話が出来るのでそれを使って下に出前を頼むのも良い)
天気は良いが直接日が差すような天気ではなく
うす曇、時々雲の切れ間から日が差す
雲は流れているが低い雲は岸よりのみ
遠く浜松辺り(?)には雲柱が出来て雷雨の兆し
積乱雲が発達している
東の空は明るい
台風の余波で波高は1mほどになりうねりの間隔も短くなってきた
回転を上げて波頭を飛ぶがうねりの周期が合わず
バウを叩かれる
回転を下げ15ktほど
辛うじてプレーニングしている(ハンプは超えており)
波を切り裂いて走っている感じで乗り心地は良い
しかし今度は横からの波で船がローリングする
細かくトリムとドライブを調整し18ktで走らせる
10kt程にすると酔いそうである
御前崎をかわした(GPS上で)辺りから(駿河湾)波が悪い
岸に近づいているからか?
少し沖だしをし石廊崎を越えたら下田には近寄らず大島に変針することに
伊豆半島を回り込むと波も少し収まる
うねりはスターンからだがボートのスピードの方が速いので
追いつかれることは無い
前の波のなだらかな斜面を乗り越え鋭角な海面に落ちる
バウが刺さる(バウ沈)にはならないが時折水をすくう
ドライブを蹴り上げてバウを上げる
ヨットと違いトリムはこのくらいしか出来ない(しなくてよい)
余計に手持ちブタさん(^○^)となってしまう
癖で有りもしないマストトップを見上げてしまう事も何度も
雲しか見れません
*エンジントリムの調整
一定回転で艇速を確認する
この状態でトリムをいじり艇速が一番上がる所を見つけ出す
次にトリムタブをいじり船の姿勢を修正し速度が更に上がるところが有ればそこにする(ほとんど上がることは無いので左右のバランスだけに注意するだけで良しとする)
大島の島影を確認
本来だったら新島辺りに立ち寄り温泉でもと思うが
スケジュール上断念
(今回はあくまでも廻航なので)
そのままNEへ転進
三崎(と、思われる方向)にセット
時刻は19:30
燃料残1/3(メータ読み)
念の為、20Lをタンクに移す
流量計では900Lが流れた事になっている
タンクに付いたホースは曇って良く見えないが
少なくても100Lは残っている
180cmx60cmx50cmが2つのタンクは直接繋がっていて切り替えは出来ない
(らしい)
底から10cm以上は有るのですべては使えないとしても
問題は無いと判断
取り合えず三崎に到着
燃料補給はこの時間では出来ないので
うらりに入ろうとするが船が一杯で断念
取り合えず荷下ろし岸壁に着岸
先に留まってたヨットに舫を取ってもらう
夢マリの船、四国から来たと言うと、「何日掛かるんですか?」と聞かれる
「今朝出た」と、言うと驚いていたが
ヨットで行く西伊豆と時間的距離は同じようなもの
時刻は21時を回ってた
17時間30分ほどの航海
ビールを買いに(何故か無くなっていたので)走る
食べに行くのも面倒なのでコンビニで買い物
軽く飲んで爆睡
朝起きるとみんな出航準備中
既に出て行った船も・・・
船をうらりに移す
初めての着岸を行った2軸なので簡単だと思ったら
カウンターが付いているペラで2軸の動きをしない
久々に バウから突っ込み舵を切りアスターン一発でスターんを寄せる
気持ち良く船体がポンツーンに平行になる
ここで私は降りるつもりだったが
バスに乗るのが面倒なので
朝食後、出航しYBMか横浜まで行くことに
燃料は補給できていないが20Lは有るので
そのままYBMへ行くことに
時刻は7時このまま行っても空いてないので
散歩をし8時前に出航
秘密基地を覗くが静かなのでUターン
そのまま微速(10kt)で1700rpmを維持し手動で操船
うねりは1mほど三浦海岸には人が居ない
沢山の釣り船
本船も沢山
この回転だとかなり静かで外でも普通の会話が出来る
観音崎を回り更に穏やかに
時刻は9時を回ってる
ここでスロットルを開け30ktオーバーでかっ飛ぶ
あっと言う間に横須賀を超え、八景島をクリア
YBMの手前1NMで15ktに落としクールダウン
そのままセールを下ろすことも無く
何もすることが無く・・・(フェンダーも付け忘れで)
舫だけ用意し給油バースに
燃料は750L入りました
まだ150L(20L補給で)ほど残ってました
ここで私は下船し
湾奥の河を上るホームバースまではオーナが廻航します
たまに乗ると 良いもんですねボートも
エンジン音がもう少し良ければ(音量ではなく音質ースーパートラップとか付けちゃえば・・・)
気持ち良いかも知れませんね
燃料代さえ気にしなければニホン1周なんてすぐ出来そうな気も・・・
(今回は好天気と黒潮が見方でしたが悪天候だとボートは辛いかも)
でも、やること無いしな~
2人までなら仕事も少しは有るけど3人4人だと暇そうですね
四国の徳島(前のオーナが徳島まで廻航済み)から東京までおよそ340NMの距離です
ボートは32ftで2基掛けのドライブ(船内外機)艇でした
装備はフルの状態で
魚探/GPS(プロッター)・カーナビ(?)・レーダー・VHF・湯沸かし器・オーディオ・エアコン・冷蔵庫・電子レンジ・サンルーフ・(パワーウィンドウは有りませんでしたが・・)オーパイと、我が家より快適なほど
個人的にはビールサーバーとおでん鍋、ソフトクリームメーカーが欲しいところです
燃料タンク900L 清水ランク120L(今回は軽量化の為40Lを積み込み)
今までの船の状態が判らないのでプロに機関と装備の状態ドライブ関係の確認、消耗品の交換を事前にして貰いました
その上で 消耗品関連のスペアパーツ(各2SET以上)の積み込み
交換に必要なツールの確認までして貰いました
(構成図のコピーまで入っていました)
2日前に友人であるオーナーに現地入りしてもらい 船の状態と、マリーナを出るまでの航路確認、試運転と買出しをしてもらい
私の方がオーナーの様にゆっくりと現地入り
早朝出る計画でしたが なんと台風9号が・・・(想定してましたが)
直撃の模様で様子見に 8号のうねりと9号のうねりの合間を狙う予定でしたが
進路がずれ紀伊半島方面に・・・・・
これでは 途中で台風に追いついてしまうことに・・・
で、のんびり観光を・・・・
徳島と言えば鳴門・・・
ここを見に行こうと言うことに・・・・ところが豪雨と雷
僅か100mも離れていない電柱に直撃・・・を目の前にして
アンテナを外したり アンカー(チェーン)を垂らしたり(水中に)
陸電用ケーブルのアースを桟橋の梯子にチートしたりで船を出せる状態ではなくなりました
仕方ないのでタクシーで観光船うずしおの船着場まで行き
観光船でゆっくり楽しみました
何時しか雨も上がり青空も・・・
しかし 流石に瀬戸内海と太平洋の間、まったくうねりは無く
穏やかな海面でした
徳島ラーメンを食べ船に戻り
取り合えず明日出航と良いながら飲み始めます
すると 遠くの岸壁に大きな船が・・・・・
見慣れた飛鳥Ⅱです
こんな所で見るなんて「動いているんですね」と、当たり前のことに感心する
丁度大きな虹も掛かりレインボウブリッジも見えました(^^ゞ
0時を回ったところで
「明日は止めよう」・・・・と飲み続けることに
なにやら地震も有った用で「今戻ると余震も、津波も有るかもしれないし」
とか、言いながら飲み続けるのでした
まもなく、廻航用に購入した飲み物はすべて無くなり
到着時に飲もうとしていたシャンパンまで飲みつくし
眠りに付いたのでした
(飛鳥は一晩中、明かりが点いていました)
翌日・・・・・、朝靄・・・・
100mほどしか見えない中を漁船が出て行く
海面は静か(少なくてもここは)
テレビを点ける
地震は大した事がなかったようだが 台風で被害が出ているらしい
東名が通行止めとか、ノリピーが逮捕されたが起訴猶予になるとか・・・
天気図を確認
台風は関東も過ぎ東へ移動済み
高層天気図も確認
ニュースを見ていたが地震は少なく台風と大雨の方が色々有った様だが
船向きの情報は皆無(当たり前か)なので子供向け番組を見て
情報収集へ走る・・・(何処の店が旨いか?、酒屋は何処か?温泉は?)
と、情報が得られたので海水浴に行くことに
ところが、近くのビーチへ行くと海岸は ゴミだらけ、もちろん海は真茶色
泳ぐ気にもならないので ビーチコーミングを始めるが
プラスチックと木と海草ばかり
すぐに飽きてビールを飲みながらうろつく
サーファーが数名入ってたがインサイドしか波が立っていない
アウトサイドは30分に2,3本
しかもチューブを巻くようなスゥエルは無し
(ここいらでやるのには無理が有るのでは?)
買出しをし食事をして船の点検を済ませ
早めに寝る事に 明日は出航・・・
最短距離(?)でコースを設定
午前4時、エンジン始動
海面には沢山の木々が浮いている
木々だけなら水面だけなので 問題は無いが
水中に有ると厄介・・・・・
すぐに潜れる用意(海パンだけだが)をして出航
桟橋を離れ防波堤を超えたところで突然アラームが鳴り出す
警告ランプはどれも点いていない
すべて点灯するのは確認済みなのでバルブ切れは無い
水温計は問題なし
エンジンを止める・・・・・アラームは止まらない
「??????????????」
「新しい目覚まし付けた?」「・・・・」
「この船、レジ済ませた?「・・・・・・」
と、くだらないボケをかましたが オーナーは突っ込んでくれない
期待は ボケ・突っ込みなのだが
彼はそのレベルに達していないようだ・・・
数分経ったがアラームは止まらない
(エンジンでは無いな・・・と判断)
メインSWを切る・・・・当然、アラームも消えた
再度エンジンを廻す、右・・・ 左・・・
アラームはならない・・・「???????」
スローで走り出す
何事も無い・・・・回転を上げる・・・・
何事も無い・・・・更に上げる・・・・
変化なし・・・・回転を戻す・・・・
変化なし・・・・・・と、ここでアラームが鳴り出す
・・・・・・・・何気なく見たレーダーの画面下に赤い英文字が・・・
レーダーを切る アラームも止まる
原因はレーダーのワッチ機能がON しかも0.5NMのレンジ
(半径0.5NM以内に、今まで無かった物が現れるとアラートとして船の接近を教えてくれる機能)
(^_^)v (ブイです)
0.25NMにセットし(今はこれも不要だが)動作確認完了と言うことで
無事、再出航
2200rpmで紀伊水道を南下する
海面には 沢山の漂流物
波は50cm うねりは1mほど 続けて3~10本来る
時々、遠くから大きなうねりが押し寄せてくる
(ヨットももちろん遭遇)
ポートに日の出を見ながら(昨日よりはマシだが靄で視界は良くない)
先ほどのレーダーとGPSの画面を確認しながら南下する
サンドウィッチを食べながらアイスコーヒータイム
波は無いが20ktではバウが大きく上下する(時々ものすごい上下も有る)が
スプレーは無し(チャインが捌いてくれる)
FBで操船(実際にはステアリングには触っていないが)していたが暑いより湿気がすごいのでキャビンに・・・
エアコンを入れ快適に・・・・冷たいビールを飲み・・・
これで揺れが無かったらほんとに快適空間
エンジンの音もキャビンを締め切るとそれ程、気にならない
FMを聞きながら紀伊水道を出る
レーダーに反応・・・右2NM程に同行船
本船は少ないが内航船が数隻いる
漁船も数隻・・・・更に沖に出す
黒潮がよく判らない
水温計を見ると27度~28度
どうも黒潮の淵に居る様なので・・・
と、ここで有ることに気づく・・・・・が、
気づかない振りをすることに
船が近づいてきたら気づくことにする(^◇^)ゞ
回転は2800rpm~3100rpm
(左右で500rpmほど違うが・・・・?)
トリムを調整しなおし、ドライブを少し蹴り上げる
速度は僅かに速くなり25k以上をキープ
風も有るNEから5m程か?
ほぼマノボリ、見かけの風は当然30kt近い
少し振れるとボートもヒールすることに気づく
何年もボートには乗っていたがヒールを感じたのは初めてだった
このヒール具合で針路のブレ(或いは風の振れ)が判る
左右のトリムを調整し水平に(適等だが)調整する
ラジオの電波が弱くなり雑音が気になる
周波数を変えるが一時的にしか良くならない
AMの方が聞きやすい
高校野球じゃ絵にならないし・・・・
CDに変える
レゲエを聴きながら快適に・・・・
この速度では釣りは無理と端から仕掛けは持ってきていないが
暇になる・・・・
今、陸で大地震が有っても判らないだろう
と、話しながら時間を過ごし
イルカ・クジラを探すが見当たらない
一瞬、背びれが見えた気がしたが 気のせいかもしれない
片側ずつエンジンを止め、ベルトとオイルのチェックを行う
2基掛けは便利だ、それでも15kt程出ている
左舷エンジン側にオイルを補給0.5L
オイル消費をしているようだ
油水分利器に水は見られない
エンジン下に新聞紙を敷いておいたがオイル漏れ等は無い
燃料は時間60Lほど消費しているよう
(ゲージではなく燃料の流量をセンシングしているので正確なのだが、あくまでもパイプを通った燃料の量)
予定より食うが想定内
回転を上げれば燃料は使うが速度が上がり時間は短縮される
実際にはリターン側の燃料を差し引けば燃費はもっと良い筈だが
この数字で計算をしておく
15時間は巡航できるはずだが 既に半分ほどの行程を通過
残りは15ONMを切っている
予想時間は7時間
燃料計の針はまだ2/3辺り
どちらを信じるかは判らないが
下田辺りで判断すれば下田、大島と補給は可能
(予備も40L程積んでいる)
速度を24ktに落とす
(燃費ではなく波が高くなってきたので)
遠州灘を通過
(実際にはかなりの沖だしなので360度陸地は見えない、雲が有る下が陸地だろうと判断)
VHFは入れっぱなしだが16chは1回しか聞こえてこなかった(気づかなかった)
71chとかの方が使用している様
朝早かったので交代で休憩を取る為、(といっても二人ともずっと休憩状態)
コックピット(スターンデッキ)に出る・・・・暑いが風が気持ちいい
と、言うか 寒いくらいに・・・・風が当たらないと暑い
大きくバンドしてるバウに合わせて水しぶきが上がり霧状になって顔に掛かる
気持ちいいが海水なのでしょっぱいしべとつく
髪の毛がベタベタ・・・・
真水を頭からかぶり上に上がる
気持ち良い~~~~
下に下りてビールを持ってまた上がる
5分も経たずにまた降りて・・・また上る・・・
FBに冷蔵庫を付けるべきとアドバイスをしておく
(上とキャビンはインターホーンで会話が出来るのでそれを使って下に出前を頼むのも良い)
天気は良いが直接日が差すような天気ではなく
うす曇、時々雲の切れ間から日が差す
雲は流れているが低い雲は岸よりのみ
遠く浜松辺り(?)には雲柱が出来て雷雨の兆し
積乱雲が発達している
東の空は明るい
台風の余波で波高は1mほどになりうねりの間隔も短くなってきた
回転を上げて波頭を飛ぶがうねりの周期が合わず
バウを叩かれる
回転を下げ15ktほど
辛うじてプレーニングしている(ハンプは超えており)
波を切り裂いて走っている感じで乗り心地は良い
しかし今度は横からの波で船がローリングする
細かくトリムとドライブを調整し18ktで走らせる
10kt程にすると酔いそうである
御前崎をかわした(GPS上で)辺りから(駿河湾)波が悪い
岸に近づいているからか?
少し沖だしをし石廊崎を越えたら下田には近寄らず大島に変針することに
伊豆半島を回り込むと波も少し収まる
うねりはスターンからだがボートのスピードの方が速いので
追いつかれることは無い
前の波のなだらかな斜面を乗り越え鋭角な海面に落ちる
バウが刺さる(バウ沈)にはならないが時折水をすくう
ドライブを蹴り上げてバウを上げる
ヨットと違いトリムはこのくらいしか出来ない(しなくてよい)
余計に手持ちブタさん(^○^)となってしまう
癖で有りもしないマストトップを見上げてしまう事も何度も
雲しか見れません
*エンジントリムの調整
一定回転で艇速を確認する
この状態でトリムをいじり艇速が一番上がる所を見つけ出す
次にトリムタブをいじり船の姿勢を修正し速度が更に上がるところが有ればそこにする(ほとんど上がることは無いので左右のバランスだけに注意するだけで良しとする)
大島の島影を確認
本来だったら新島辺りに立ち寄り温泉でもと思うが
スケジュール上断念
(今回はあくまでも廻航なので)
そのままNEへ転進
三崎(と、思われる方向)にセット
時刻は19:30
燃料残1/3(メータ読み)
念の為、20Lをタンクに移す
流量計では900Lが流れた事になっている
タンクに付いたホースは曇って良く見えないが
少なくても100Lは残っている
180cmx60cmx50cmが2つのタンクは直接繋がっていて切り替えは出来ない
(らしい)
底から10cm以上は有るのですべては使えないとしても
問題は無いと判断
取り合えず三崎に到着
燃料補給はこの時間では出来ないので
うらりに入ろうとするが船が一杯で断念
取り合えず荷下ろし岸壁に着岸
先に留まってたヨットに舫を取ってもらう
夢マリの船、四国から来たと言うと、「何日掛かるんですか?」と聞かれる
「今朝出た」と、言うと驚いていたが
ヨットで行く西伊豆と時間的距離は同じようなもの
時刻は21時を回ってた
17時間30分ほどの航海
ビールを買いに(何故か無くなっていたので)走る
食べに行くのも面倒なのでコンビニで買い物
軽く飲んで爆睡
朝起きるとみんな出航準備中
既に出て行った船も・・・
船をうらりに移す
初めての着岸を行った2軸なので簡単だと思ったら
カウンターが付いているペラで2軸の動きをしない
久々に バウから突っ込み舵を切りアスターン一発でスターんを寄せる
気持ち良く船体がポンツーンに平行になる
ここで私は降りるつもりだったが
バスに乗るのが面倒なので
朝食後、出航しYBMか横浜まで行くことに
燃料は補給できていないが20Lは有るので
そのままYBMへ行くことに
時刻は7時このまま行っても空いてないので
散歩をし8時前に出航
秘密基地を覗くが静かなのでUターン
そのまま微速(10kt)で1700rpmを維持し手動で操船
うねりは1mほど三浦海岸には人が居ない
沢山の釣り船
本船も沢山
この回転だとかなり静かで外でも普通の会話が出来る
観音崎を回り更に穏やかに
時刻は9時を回ってる
ここでスロットルを開け30ktオーバーでかっ飛ぶ
あっと言う間に横須賀を超え、八景島をクリア
YBMの手前1NMで15ktに落としクールダウン
そのままセールを下ろすことも無く
何もすることが無く・・・(フェンダーも付け忘れで)
舫だけ用意し給油バースに
燃料は750L入りました
まだ150L(20L補給で)ほど残ってました
ここで私は下船し
湾奥の河を上るホームバースまではオーナが廻航します
たまに乗ると 良いもんですねボートも
エンジン音がもう少し良ければ(音量ではなく音質ースーパートラップとか付けちゃえば・・・)
気持ち良いかも知れませんね
燃料代さえ気にしなければニホン1周なんてすぐ出来そうな気も・・・
(今回は好天気と黒潮が見方でしたが悪天候だとボートは辛いかも)
でも、やること無いしな~
2人までなら仕事も少しは有るけど3人4人だと暇そうですね