Gomachan の後悔・・・航海日誌(?)

我ながら良く続いています
内容はともかく・・・
SINCE May-2005
続いているとは言えないですね

またまた 保田へ・・・・

2007-10-22 19:36:19 | クルージング
本日のメンバーは4名だが 
実は この日湾奥からもAさんの艇での3名と現地集合
湾奥からは7時間半の行程
こちらは 横浜 ベイブリッジの袂から出航
予定では6時間ちょっと・・・・の筈

昨日から天気をチェックしていると 海況は良くないらしい
横須賀、三浦よりは 波高1~1.5m 
おまけに台風19号(kajiki)が発生
千葉 館山では2~2.5mの予想 風はそれほどでもないようだが15時頃から上がりそう
問題は 風向き・・・・当初の予定では 行きも帰りも追い風だったのだが
O機関長は スピンまで確認、用意し準備万端だったが
前日の予報では 行きも帰りも向かい風 しかも真上りが予想される
気温は上がりそうなのがせめてもの救い
Sさんは 前日ホカロンを用意しようとしたらしい(予想気温は25度)

朝9:30に駅でSさんと待ち合わせ 途中、食料を調達しOさんのホームポートへ
すでに Oさん、Uさんは 船中で前泊準備万端
150%のジェノアに交換してあったが 風が上がる予想なので130%にもどしてもらう(すみませんね~<(_ _)> )

今回は 前回の優秀なオーパイ君に代わり ゴムひも君がティラーを持ってます
この微妙なテンションが 多少手を放しても(タバコを吸うぐらい)船はまっす
ぐ走っていきます

我々も用意を済ませ出航 (暑い)10:30

湾奥からのAさん艇は7:30に出航し もう海ほたるを通過したらしい・・・
(湾奥からは完全な 真上りになるはず)

(振り返ると、そこは横浜!)

ベイブリッジをくぐり湾の外に出る
この時 我々はTシャツ1枚の格好だった・・・

湾を出ると多少うねりがある物のそれほどでもない、風はやはり向かい風
少し角度をつけて猿島を目指すコースでセールアップ
(空は青く、高い)
気帆走で進める 距離は24NMほど 4ktで6時間 到着予定は16:30
(空は青い-Ⅱ)



更にしつこく 空が高い いわし雲

YBMを通り過ぎ 八景島辺りまで来ると ヨットの群れ・・・・
遠くから見たら ディンギーの練習かと思っていたが YBMオープンレースの真っ最中 私たちのクラブ艇も出場している

【クリックで大きな写真】

探してみたが 数が多すぎてわからず 数えると90艇ほどいる(後で聞いたら110艇だったらしい)
これだけいると壮大だ・・
と、突然 タグが横切る・・・・私は操船していませんでしたので



艇速は4.6kt~5kt 順調 うねりは1m以下
風が上がってきたが気温は上がらない 一人、一人とキャビンに入り上着を着ていく 私もウィンドブレーカを着たが そのうち その下にトレーナを着込んだ
日が雲間に入り薄日となると さすがに暑くは無い・・・・

猿島を超え、観音崎を越えた所で うねりが多少高くなる 

風も上がってヒールする艇速も上がり気持ち良いクルージングの再開!!

時折 ブローが入り 船は30度~35度をキープ(ヒール角です)
*ヒールさせ過ぎ・・・とか言う 意見は無用です 本人も自覚しております
でも、楽しいも~んで リーフなんて考えもしないでそのまま航路を横切る体制に・・・・

写真には ヒールの模様をビデオで撮影しているSさんが・・・・
この角度でも 誰もメインシートを持ってません
と、言う私も 片手でティラーをお腹まで引き、ウエザーに対抗、片手にカメラ
を持ってました
「もう限界、誰か シート出して!」
これでも5.5kt程出ています


さすがにこの頃は 時折スプレーも浴びてます
(前回、書いたように 今まで乗った他の船だったらビショビショだったと思いますが この船 オカモト25は波捌きがよくこんなものですんでます
叩かれないのに バウ沈しない 不思議な船です)

角度だけを気にし 浦賀で変身!・・・・じゃなくて変針 金谷へ向ける
本船の入りは少ないが出は多少ある(出の船は早い)
航路半分で ポート側から来る本船を確認しつつタイミングを計る
レースのスタートと同じでタイミングで本船の後ろを横切るつもりだが 距離とスピード感がいまいちで(^^ゞ 本船の後ろのつもりが 次の本船の前になって
しまいそう
実際には 予定の3隻くらい後ろの船とクロスできそうな感じだが 船と船の間隔が狭く すぐ後ろを通過しても 通過し終わる頃には次の本船が来てしまう

ぎりぎりまで 近寄りラフして待つ、つもりがヒーブツーとなる
本船の船体半分が通過したところでベアして帆走りだす 360度回る格好
ぴったり 本船の後ろをクリア ┐(゜~゜)┌(やれやれ) ホッとし、金谷を目指す・・・・・・・
フェリーだ・・・・
今度は フェリーの通過待ち
タックし向きを変える フェリーの通過(半挺身)で再度タック
無事通過で 浮島を目指す
ここで変針しないと 定置網に邪魔されるので きちっと角度を定めてGo!!


Aさん艇から 保田到着の連絡 「????」早い! 早すぎる
A艇は 26ft エンジンはYA-8(?)それほど早いとは思えないが5kt以上の平均で来た様だ(後で聞いたら セール無しの全機走との事 それにしても早い、
 燃料タンクが小さいので途中2回の海上補給をしながら来たとのことでした)

我々の到着予定時間(ETA)は2時間後

少し あせる・・・でもセールをおろさない・・・・^^;



浮島を目視し番屋が確認できたところでセールダウン
まだまだ距離はあるが まっすぐ進むしかない・・・・
(本船の後ろには薄っすら富士山が・・・)

無事 16:30 Aさん艇の反対側に 予定通り着岸

なにやら 端のほうに見覚えのある白い船が・・・・
「待ち伏せか・・・?」「どうやらここが本拠地の様」
うかつにはこれない事を実感し 見張りがいない事を確認し ポンツーンを後にした

ばんやへ着くと すっかり出来上がった3人サンが「お待たせしました」と席に着く
見ると テーブルの上には立派な ワカシの造りが・・・・
なんと Iさん(久々に登場です)が釣り上げたとの事
写真を忘れましたが 確かに値札はありませんでしたし 別の魚(マグロとか)
も混ざっていませんでした
*翌、月曜日Iさんから写真が届きました(説明文が無かったので 私が説明文を付けておきます)

(通りがかった漁師に譲って貰った魚です 持ち合わせが無かったので 腕時計と交換しました)

 
食べてみると ほんとにおいしい 釣りたてとはちょっと違い(4時間ほど経ってるはず)魚屋で買ったのとは勿論違う  コリコリ感があり 美味しい味でした

(*本当に美味しいお魚でした ご馳走様でした)

(ちなみに ばんやで ワカシを頼むと800円 持込調理も800円だそうです ばんやの大きさはわかりませんが・・・・)

てな、訳で 前回に続き ビールとイカの掻き揚げを・・・頂き
Aさん達は 後から来る友人を待ち、我々は一足先にUさん手配の宿へ・・・・
(去年もお世話になった良い所です)
これもUさんの知人が車で送ってくださり すぐに風呂に・・・・
風呂を出たタイミングで Aさんご一行様も到着 食事時間もあるのでさっさと風呂に入ってもらい お食事タイム 先ほどばんやで食べてしまったのでつまみと化した おかずを(完食ですが)魚に 飲み始める・・・


当然 部屋に戻って また飲んで 飛び入り(Uさんの知人グループ)と合同宴会 それでも 早めの11時は就寝ということで
明日は8時出航を予定(この時点で無理だとは思ったが)

2日目
朝6時に目が覚める
7:30には朝食


宿からの久里浜・三浦海岸、見るとすぐ其処なのだが・・・・)
天気は良い 雲ひとつ無い快晴 風もあまり無い(?)空気は冷たいが・・・
まるでお正月の様
港まで またまた送って頂き出航準備


2隻並んだポンツーン(Sさん提供=無断使用m(__)m)

アクシデントも無く出航 8:15
Aさん艇のもやいをはずし見送る と同時に私はOさん艇のギアをスターンに入れた
先行するA艇の後ろにつき港を出る 白舟は朝日を浴びてこちらを睨んでいるよ
うだ
視線を(視線は無いが)あわせない様に 港の外に目を向ける
うねりはそれほど無い 風は4mほど 悪い予想通り北風
A艇にとっては 真上りの辛い帰路だろう
と、思っていると A艇がどんどん南へ進路をとる
「このまま大島目指すのか?」・・・昨夜、Aさんは次回は大島と言っていた
「うらりに行くのか?」
我々は 手を振り 北西を目指す
岬のブランケットを抜けると風はそこそこ有る 北だが角度はギリギリ上れそう
すぐにセールアップ と同時に風が上がる8mほど吹いてると思われる
昨日と同じくクロースホールドギリギリで久里浜火力の右の煙突を目指す
しばらく帆走ると風が少し振れ 何とか観音崎を目指せる
本船航路を斜めに横切る形だが 本船はほとんどいない

時々風が落ち 角度も落ちるが浦賀は硬い 吹き上がったタイミングで高さを稼ぐ 本船を1艇かわし 何とか観音崎をクリアできそう
この時点で A艇は第2かいほうを通過したらしい

すると 横須賀方面から 大きな船が・・・・空母だ!!
「気づかれたか・・・」


ヘリコプターも数機 行ったり来たりしている
「我々を探しているのか?」


その後を イージス艦らしき艇が2隻 海保の船も数艇
「この船はレーダには映らないだろう」
 

乗り合いの釣り船も数隻(これは関係ないが・・・・)
なにやら にぎやかで 暇つぶしには良い・・・・・


(無事に観音崎をクリアできた!!)

それらのコースを横切り、猿島沖を通過 「ここからは落とせるし楽だね」と話していたが 風は落ちてきたものの風向きは変わらず そのまま変針しないで横浜を目指せそう 今までは 第3かいほうの工事で 迂回しなければならなかったが 現在は 横浜~保田は 一直線で狙える(風さえ良ければ)

と、話していると6時の方向から急速に接近する船が・・・
「気づかれた!」船体を良く確認すると2本の水色ラインが入っている
これは 某組織の・・・・
何も悪い事をしていないのに 後ろから追い上げてくるパトカーのような雰囲気
見る見る近づいてきて ポート側に並びかける
明らかに、こちらを見てる
にこりと 手を振り挨拶をする
すると ブリッジの中から手を振り返してくれている
記念に写真を1枚・・・・何事も無く 追い抜いていった
きっと見たいテレビが有ったか 業務終了時間だったのだろう


今回は 最短コースを選択、昨日と違い 数隻のヨットしかいないYBM沖を通過・・・ここで黒舟が出てくると正に恐怖だが 今回は無かった
時々、ハルの黒いヨットを見つけては クルーはびくびくしているのが良くわかっ
た (実は我々の後ろ500mを追いかけてくる黒ハルの船がいたのだが 我々の上り角に着いてこれず ジブをシバーさせて 諦めた船がいた)

うねりは1mほど 風は落ちエンジンを止めていたが 2ktほどまで落ちてしまったので 機帆走にし 湾入り口でセールダウン
ブリッジをくぐり ポンツーンに・・・・・
ここで私が ティラーを持っていたのでそのままアスターンでポンツーンに着ける事に・・・ポンツーン先端でバウを振りそのままアスターンで入れそうな角度を作る そしてアスターンを入れた瞬間 スターンは左へ・・・・
尋常じゃないくらい(今まで こんなにプロペラ効果が有る船に乗った事は無い)
アイドリングで ギアを入れたとたん1mほどは左に振れる・・・
あわてて アヘッドにいれ前に出すが すでに水路に対し真横を向いている仕方ないので Uターンで反対からやり直し しかし今度は スターンがポンツーンに入らない 左(そのまま後進)になってしまう・・・
3度目の正直 そのまま少し前に出し そこでアスターン 左に流れるのを我慢し 舵が効いてから修正でまっすぐに ギアを抜き、そのまま舵でポンツーンに寄せる(ぴったし・・ヽ(^o^)丿 )
 久々に 緊張した時間でした 喉がカラカラ・・・・
Oさん 次回、再チャレンジさせてくださいね

と、言うわけで 無事到着、15:30くらい?
Oさん、皆さん お世話になりました、また次回、よろしくお願いします

私の顔は またまた 「だんぱ」になっています
*ほんとうはIさんが釣り上げた魚です
航跡(Sさん 作成・登録、無断直リン m(__)m すみません)

修正:ワカシ->イナダです 30cm以上は有りましたので・・・・すみません
ワカシは安いけどイナダはそこそこ・・・・

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8 コメント

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南を目指せ! (hsより)
2007-10-22 23:49:07
hsです。
お疲れさまでした。
南に目指した理由は簡単です。
安全第一(?)で前回のh艇での航跡のまま入港したので
帰りも同じ跡をたどっただけです。よって正解はうらり方向です。
o艇なかなかの角度でヒールしていましたね!羨ましいかったな~!
a艇は帰りも真向かいの割に機操5.5ノット以上でなかなか頑張って走ってました。
次回を楽しみにしております。では・・・
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お疲れ様でした (gomachan)
2007-10-23 00:16:03
そ~でしたか てっきりマグロを買いに行くのかと思ってました 我々は航跡を見て判るように 入ったコースそのままを(偶然ですが)通って 煙突目指しました
定置網の位置は時々変りますので注意してくださいね

最高のヒールとビールでしたよ
次回は 風を選んで横浜方面経由でクローズコースを計画しましょうね
中々、早い船ですね 近日中に乗せてもらいたいと思います
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女心と秋の風 (Oh)
2007-10-23 08:53:06
まずまずのクルーズでしたね。前日の気象予報も大方当たってました。もう、素人予報士とは言えません。
いろいろ写真も取り混ぜて、楽しみなブログです。
ぜひ、航海日誌(クラブの)を書く参考にしてもらいたい所です。
Sさん航跡ありがとう。往航クニャクニャ曲がってますが距離的には1mn位の違いですかね。

今回、中高年山のグループとの合同宴会も楽しかったですが、次回、機会がありましたらgomachanの放浪編の話もじっくり聞きたいです。

着艇の際、後進時の尻振り癖を教えず意地悪しました。未だに私もベストの進入コースを模索している所です。また、チャレンジしてください。
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ありがとうございます (gomachan)
2007-10-23 20:59:27
風は悪い方に当たってしまいましたしてたのですが・・・

これを書き上げるのも結構大変ですよ・・・(このblogの作りが悪いのですが・・・)クラブの方が簡単のようです・・・・ここまで書いてると移行も大変で、続けています

帰りは 何とか上ろうと足掻いてましたので・・・・

しかし、すごいプロップ効果ですね きっと大きなペラが付いてるのでしょうね?

次回はちゃんと入れるようがんばります
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Fantastic!! (uga)
2007-10-23 23:29:04
保田クルーズ、この航海記で振り返ると素晴らしい!
 雑物が取り除かれ洗練された味わいですね。自分が経験したクルージングだったのかい、と思えるほどですよ。
 楽しい仲間(おじさんばかりだけど)と海、心の洗濯が十分にできました。
 またよろしくお願いいたします。
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お世話になりました (gomachan)
2007-10-24 00:15:25
Uさん 初コメントありがとうございます
ばれちゃいました?
時々、遊びに来てくださいね

こちらこそ楽しい一時をありがとうございました。
本、後悔記は事実に基き書き上げられた作品ですが、所々、記憶違いがあるかもしれません(けしてわざとでは有りません・・・・・かなぁ?・・・・)
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早くモノ書きに (マンボー)
2007-10-24 05:42:31
皆さんお疲れさまでした。お世話になりました。又 誘ってください。前にも書きましたが 釣り、仕事(?)の才能よりも文才のほうがあると思うので 早く会社を辞めて
先日のキンタローさんと組んで本でも出したらどうですか。
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物を書くのは・・・・ (gomachan)
2007-10-24 08:57:15
仕事中だから書けるのです・・・・(嘘で~す)
美味しい魚、ご馳走様です マンボーさんこそ 早く仕事やめて専業漁師になってくださいね

ちなみに ばんやのワカシは 1匹ではなく、切り身だそうですので やはりお得だったようです(時計はいくらでしょうか? )
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