準備と工作

ロングの前に　偽装の確認と慣熟航行（？）
　
まず、キャビン入り口の差し板の作成
外洋で打ち込んだ時、キャビンに水が入らない様、ハーフサイズの差し板を作成
防水ベニアを通常の差し板の半分の大きさで下側に差し込む
跨げば、キャビンには入れるし　防水タイプのLCD（プロッタのモニター）を外側
（コックピット側から見えるように）取り付けるようにした

12Vの湯沸しポットは450ccの水が10分で沸騰する
（航行中、火を使わないでお湯が沸かせるのは良い）
うねりで船内の物が暴れないように　ショックコードどベルクロ（すごく便利＝コストコで　５ｃｍ幅のベルト状の強力タイプを１０ｍ（切って使う）購入）で固定

ジャックの変わりに10mザイルを　コックピット床から　バウまで、ほぼ中央を両側（マストとライフラフトをはさんで）引き回すライフラインの長さを70cmにすると　どちら方向へも落水しない（船外には出ない）　ドックハウスの上に上がらない限り　踏まないし・・ラインの中間は　船体側の固定を登山用カラビナ2個で固定
クルーが前に行くときでもライフラインを1度も外さないで行ける（カラビナを1個ずつ外して通過）

船体（ハル）には水面から掴まれる高さに１周　ロープを巻いた（スタンションから吊っている状態）

偽装も飽きて(^^ゞ　海も荒れてきたので出航　10mほど吹いているようだが
フルセールで挑む
ウエザーがきついが長めのティラーなのそれほど力はいらない
但し　タックはティラーを押しながら自分も移動しないと手が届かない（先端を持って、ジブを返す場合）

船底付近に飲料用ペットボトル等を120Lほど積む予定なので120kgは　バラストが増える予定（ポリタン等でさらに増えるが）飲んでも海水を入れ　もちろん動かないように固定をする

今日は会社の先輩（例のグアムレースにも出た大ベテラン）に同乗してもらっている
彼に言わせると「行動が早すぎる」との事。タック、ジャイブにしろ　すべてが早すぎるとの事　　「？？？？？？」
話を聞くと　スプリントのレースではないクルージング（ロング）は「ゆとりを持って行動する」を心がける
「1回の作業を早く行うのではなく、確実に行う」方「重要！」と、当たり前のことをいまさらながら指摘されました
確かに　素早いスムーズな動きはいいのですが　失敗する可能性も含んでいる
1人で出来る作業も二人いるなら　2人で行う（見てるだけでも）

湾内では失敗しても何とかなる。が、外洋では何とかしないといけない！
リスクは極力減らす

出来ることなら　タックもジャイブもしない（笑）だそうです
コックピットから出ないことも重要　出ないですむ偽装、方法を考える
途中、ジブを変える必要があるなら（多くの場合小さくする）
最初から　小さいジブでの計画を立てる
大きくした場合は　風が弱い等　安定している場合なので簡単
そして　目的がすんだら元に戻す（小さくする）だそうです
デフォルトが　「沿海とは違う！」だそうです

スイミングラダーの止め方を直して（固定用のロープの結び紐は水面から手が届く位置に作る＝落水者が自分でラダーを下ろせるように）

フェンダー１個はスターンパルピット等に結び　すぐに外せるようにしておく
落水があった場合、すぐに落とす
落水者は　フェンダーで浮力を得るのではなく（得てもいいが）水面に立てて自分の位置をアピールする（波間の人の頭はすぐに見失う）のだそうです
ダンブイが在ればいいのですが・・・
（シングルのときは不要ですね・・・）

その後
予備のオーパイ（同型の借用物）の接続・動作確認
夜間作業用の赤ランプの点灯確認（目が幻惑されないように）
イーパブの電池(TEST　SW）確認
釣り道具の確認（？）
GPSの自艇位置の修正
打ち上げ花火の搭載（？）洋上でミートする時の自船位置の通知用
（私が希望を出したら「いい考えだ」と採用）
・・・但し　安物なので効果は不明（高く上がらない）
クォーターバースの壁にクッション貼り付け
ライフラインの増設　ロープをトゥレールから10cmの高さに張った（足を滑らしても引っかかるように＝バウはネットで更に強化）
床下電動ビルジポンプの増設

以上を行い帰宅しました