その女といた (ヨディ)
ここがこの映画のいいところ。マギー・チャンかカリーナ・ラウか。 スーかミミか。
ヨディ(レスリー・チャン)はどっちをより好きだったか?
かっこつけずに書けば一番知りたい。
脱げよ、彼女のスリッパだ。(ヨディ)
この場面も好き。
こういう項目について、男性にきいてみたら、いやきいてみなくても答えはわかる。
どっちも好きだったんだよ。
ひとついえるのは、カリーナ・ラウのミミも、レスリー・チャンのヨディも、ダンスができる。 ミミはダンサーだし、ミミがかえったあと、一人で音楽をかけて踊り始めるヨディ、いいね。
むかし「蒼ざめた馬」という本を読んだのね。
主人公が手の届かない女に苦しい恋をしながら、すっかり手に入ってしまった女にうんざりしている場面。
たしかこんなモノローグだった。
かつて、彼女は王妃のように僕に身をまかせたのに、今では愛の乞食のようだ。(記憶)
ヨディの手の届かない苦しい恋の相手。それは、フィリピンにいる本当のおかあさんで、王妃のように身をまかせたのに云々の恋の相手が、スーとか、ミミになりますね。 育ての母との間柄にもちょっとだけ、恋に近い香りがあると思う。わからないくらいにだけど。
それにしても「楽園の瑕」のキモとなる、「愛していると言わなかったから(彼と決別して兄嫁となった)」という台詞は、弱いと思う。「大英雄」の「愛していると3度言え」は好きだけど。笑える。