うろうろとする日々

ダイアナトーラジの引退記事(気になる翻訳)

ダイアナ・トーラジの引退記事があちこちに出ています。この中で月刊バスケットボールのサイトにTIMEインタビュウーの翻訳ですが

「精神的にも肉体的にも、もういっぱいいっぱいなの。それが最もふさわしい表現だわ。やりきったし、幸せな気分よ」

と書かれています。原文は

“Mentally and physically, I’m just full,” says Taurasi, who played all 20 of her WNBA seasons for the Mercury. “That’s probably the best way I can describe it. I’m full and I’m happy.”

なのですが、その前の新年のところから読むとこうなってます。

Olympic gold medalist, usually starts preparing for her upcoming season on January 1. She gives herself four months to work on all facets of her game before training camp with the Phoenix Mercury begins. This New Year’s Day, however, hit different. “I just didn’t have it in me,” Taurasi, 42, tells TIME from her home in Phoenix. “That was pretty much when I knew it was time to walk away.”

ということでトレーニングをする気力がなくなったということなのですが、I'm fullはおなか一杯という普通の意味ととると、この見出しも、もっとポジティブな感じで、精神的にも肉体的にももう十分やりきってとても満足してしまった。

くらいかなあ。まあもうトレーニングへの熱意がなくなってしまったということではあるのですが。

で問題はこの女性風のことばですね。もちろん原文をみて彼女というのはわかりますが、それがこのような女性風のことばとして訳さないといけないルールが月刊バスケットボールの編集方針としてあるのでしょうか?

例えば高田真希選手が引退するとして、”○○だわ”とかいいますか?という話です。ほかのスポーツでもいいのですが、いまどき女子のスポーツ選手でそんな言葉遣いするひといますかね。

こどもにも影響力があるはずの月刊バスケットボールだけにちょっと困ったものだなと思いました。

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