梅雨の晴れ間を縫って東名高速を走る。御殿場ICで下車、国道246号線を横切りすぐ右折して富士霊園へと向かう。筋状の雪を被った富士山が目に入ってきて、広大な霊園のあちこちに紫陽花とツツジの花がきれいに咲いていた。
今日は亡き妻の48回目の祥月命日、少なくとも毎年彼岸には欠かさず墓参りしてきたが、今年はコロナ感染拡大防止の外出自粛要請もあり初めて中止した。昨春墓石を天然御影石に交換したばかりだが、タオルを持参してきれいに拭いてあげた。供花はいつも御殿場の行きつけの花屋さんで買っていくが、今日は自宅庭の花々を見てもらおうとカミサンが用意してくれた。そしてお菓子をお供えし、焼香と読経を済ませ霊園をあとにした。
帰りには御殿場温泉会館に立ち寄るのが恒例であるが、建替計画があるようで閉館となっている。久しぶりに忍野八海の様子を見たくなって車を走らせる。いつもは中国人観光客で賑わう場所だが、外国人観光客は皆無で国内観光客もまばらな状態だった。忍野に限らずコロナ禍でどこの観光地も閑散としていることであろう。
大きな湧水池のある土産物店「池本」で、以前常飲していた八海どくだみ茶と梅酢大根、まるごと椎茸、干しぶどうの手土産を買って帰路についた。
久しぶりのドライブだったが、カミサンと交代の運転で疲れもなく午後4時過ぎには自宅に到着、早めに入浴を済ませて家飲みの準備をしてもらった。亡き家族の供養をすることは、現世に生きる家族として感謝の意を表すこと、おかげさまで家族一同が安心して暮らせる。
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